発行年月:2016年12月
2000人の最期を看取った医師だから言えること。
“痛くない"〝苦しくない"人生の終わり方とは?
私は在宅医として、末期がんの患者さんは9割以上、非がんの患者さんは半分くらいの確率で、家で看取ることになります。
在宅での看取りの直後、ご家族は必ずこうおっしゃいます。
「思ったよりずっと楽に逝きました。苦しくも、痛くもなさそうでした。
ありがとうございました」がん終末期、老衰、認知症終末期、臓器不全、心不全、肺炎……
2000人を看取った医師が明かす今まで誰も言わなかった“痛くない"“苦しくない"人生の終わり方。
平穏死という視点から、「痛くない死に方」についてできるだけ分かりやすくまとめた一冊!
<もくじ<>
プロローグ
あれから4年、「日本人の死に方」は変わったのか?
第一章
大橋巨泉さんでも叶わなかった「痛くない最後」
第二章
平穏死、尊厳死、安楽死
第三章
「長尾先生、思ったより楽に逝きました」……それが平穏死
第四章
おさらい!平穏死10の条件
むすび
(ブックマン社HPより)
興味深い内容だった。
尊厳死と延命治療・・・・どっちを選ぶ?と言われれば当然、尊厳死とほとんどの
人が答えるだろう。
でも、実際、そう思っていても、ほかの家族にきちんと自分の最期の在り方を
伝えて(文章で残す)おかないと、希望通りの最期を迎えることは
難しくなってしまうということ。
御餅を喉に詰まらせたときに救急車を呼ぶか?の話でその実態が
よ~くわかった。
救急車を呼ぶ前にまずは、餅を取り除くことをしてみる。苦しみを取ることが
最優先だから。
で、努力したけれど息が止まってしまったら・・・・
高齢者なら、そのままという選択肢もありということ。
ああ、なるほど・・・。
命は取り留めたものの、その後は寝たきりの植物状態とかじゃ
本人も残されたものも辛い。
尊厳死を希望するという意思を示す文書=リビングウィルを
残して、その存在も家族に伝えておかないといけないな。
高齢の両親の意思も聞いておかないと!
長尾医師のブログも興味あるので、覗いてみようと思う。
★★★★★
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