発行年月:2019年10月
死者との再会を叶える使者「ツナグ」。長年務めを果たした最愛の祖母から歩美は使者としての役目を引き継いだ。7年経ち、社会人になった彼の元を訪れる依頼者たちは、誰にも言えぬ想いを胸に秘めていた――。後悔を抱えて生きる人々の心を繋ぐ、使者の物語。シリーズ累計100万部の大ベストセラー、9年ぶりの待望の続刊!
(新潮社HPより)
もう9年も経つんだぁ~。
前作も良かったけど、こちらも楽しめた。
歩美が祖母のアイ子から引き継いだツナグ。
最初の話<ポロポーズの心得>では杏奈がツナグとして活躍。
8歳とは思えない。
でも、依頼者の前と、そうでない場所でのギャップはやはり子ども
なのが可愛かった^m^
<歴史研究の心得>
元は高校の校長で今は前後区資料館勤務の鮫川。
自身がずっと尊敬し研究している地元の上川岳満に会いたいという依頼。
自身が抱えていた謎を本人に問う。
伝えられていたのとは、ちょっと違う事実は判明するが
また違った魅力も再確認したかんじかな?
<母の心得>
二人の母のそれぞれの依頼。
一人の母は、5年前、一緒にいながら娘を海で溺死させてしまったことを
ずっと悔やんでいる母。
もう一人は、20年以上前に乳がんで亡くなった娘に会いたい母。
自分より先に娘が亡くなるなんて想像しただけで泣ける。
特に水難事故で亡くなってしまった娘に再会した母親。
申し訳ない気持ちでいっぱいだと思うけれど、娘は生前と変わらない
で母親に甘えてくれた。それだけで救われたでしょうね。
<一人娘の心得>
歩美も度々仕事で訪れる鶏野工房の大将が亡くなった報せを
受け、ショックを受ける歩美。
大将と娘の奈緒をもう一度、会わせてあげられたらと思うが・・・・
8歳の杏奈の方が大人だなぁ~
「余計なお世話なんじゃないかなぁ~」の言葉。
確かに杏奈の言う通りの展開になりましたもんね。
でも奈緒は、素敵な女性だなぁ~
<想い人の心得>
依頼人は85歳の蜂谷氏。
若い頃修行していた料亭の娘・絢子に会いたいと40過ぎから
定期的にツナグに依頼し、絢子から断り続けられている。
そんな絢子が蜂谷も85歳になったと聞き、会うことを承諾。
ずっと忘れず想い続けてくれた人がいるって素晴らしい!
蜂谷の「同じ時代に生きられるということは尊いです」の
言葉が印象的。
その言葉を受けて、歩美も自身の気持ちに向き合い一歩踏み出す決心の
ところで終わってしまった。
ああ、続きは気になる!
奈緒との関係が良い方向にいきますように・・・・
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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