発行年月:2019年12月
すぐそこにある未来は、こんな奇妙なものかもしれない。
廃墟化した高層マンションの老人が消えるわけ。汎用型AIが人を超えた時に起こる異変。
アグリビジネスから逃れた種の行き先――。
『小さいおうち』『長いお別れ』の著者が贈る、初の近未来小説。
とつぜんあの女があらわれた日は、雷鳴が鳴り響き、雹がばらばら降った日だった。しかも、あろうことか彼女は海からやってきたのだ。ドーニを一人で操縦して――「キッドの運命」
十四歳のミラは、東洋人の祖母が暮らす田舎で夏休みを過ごす。おばあさんばかりがいるその集落には、ある秘密があって――「種の名前」
人工多能性幹細胞から作った子宮? ぼくは、寝起きの顔をぶん殴られたような衝撃を受けた――「赤ちゃん泥棒」 他、全6編。
(集英社HPより)
近未来の物語?
こんな未来、来たら嫌だな~という話は殆ど(^^ゞ
生殖系の研究はどんどん進んで、この短編のなかのような
ことも実際に起こり兼ねないなぁ~と思った。
<赤ちゃん泥棒>みたいに男が妊娠して出産することも
不可能じゃなくなったりして・・・
DNAとか人の手で操作されて
高い知能を持った者が生まれて来て
ふつうに生まれた人間なんて下等動物みたいな扱いにされる?
<キッドの未来>は、この短編集の中でインパクトあったな~。
最後の<チョイス>も、これに近い選択ができる未来が来るかも?
少しずつ健康を失っていくサプリ<チョイス>。
目指す年齢で死ぬことが出来て、痛みも感じずその時を待つというもの。
こういうの選択するのは、難しいな。
選びきれず、悶々としながら生きることになりそう(^^ゞ
SFっぽい短編は、読んでいるときは、まあ楽しめるけど
すぐ忘れちゃいそう。
中島さんには長編を読ませて欲しいなぁ~
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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