発行年月:2017年10月
人の生と死に希望をもたらす感涙医療小説
奈緒(33歳)は、10歳になる涼介を連れて、二度と戻ることはないと思っていた故郷に逃げるように帰ってきた。長年連れ添ってきた夫の裏切りに遭い、行くあてもなく戻った故郷・京都の丹後地方は、過疎化が進みゴーストタウンとなっていた。
結婚式以来顔も見ていなかった父親耕平とは、母親を亡くして以来の確執があり、世話になる一方で素直になれない。そんな折、耕平が交通事故に遭い、地元の海生病院に入院。そこに勤務する医師・三上と出会う。また、偶然倒れていたところを助けることになった同じ集落の早川(72)という老婆とも知り合いとなる。
夫に棄てられワーキングマザーとなった奈緒は、昔免許をとったものの一度も就職したことのなかった看護師として海生病院で働き始め、三上の同僚となる。医療過疎地域で日々地域医療に奮闘する三上。なぜか彼には暗い孤独の影があった。
一方、同じ集落の隣人である早川は、人生をあきらめ、半ば死んだように生きていた。なんとか彼女を元気づけたい、と願う奈緒と涼介。その気持ちから、二人は早川の重大な秘密を知ることとなる。
隠されていた真相とは。そして、その結末は・・・・・・・。
(小学館HPより)
元看護師の著者の物語、今回も温かい人と人の繋がりがジ~ンと
胸を打ちました。
夫に別の女性との間に子どもが出来、そちらと新たな家庭を持ちたいから
別れて欲しいと言われても、なんとか元に戻そうとしていた奈緒には
ちょっとウンザリ感を持ちましたが・・・
看護師資格を活かして働いて息子の涼介と生活するんだと決心してからは
応援したくなりました!
一度も臨床経験なく看護師として働くのは勇気いることだと思うな~。
15年のブランクあって復帰した私自身も勇気要ったから・・・^^;
息子の涼介くんが実に明るくて機転が効いて良い子!
こんな子どもがいたら、しょうもない旦那なんか要らないでしょ?^m^
病院の医師・三上。
貧血で度々、倒れる早川(71歳)。
2人が終盤、昔の知り合いと知り、過去の辛い出来事以降、会えずにいた
2人が会えない間もお互いのことを気に掛けていたということが
会って理解し合えて良かった!
ゴールは人生のゴールのことでした。
辛い過去があっても、ゴールの時に温かい人たちの囲まれていれたら
幸せなゴールと言えるんじゃないかな?
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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