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発行年月:2017年3月


 この爺ちゃん、ただものではない!?
ゲーム会社を辞め、引き籠っていた史親の部屋からの出火で家と主を失った秋山家。残された妻の景子、中学生の雅彦、小学生の太一の三人は、史親の実家「秋山善吉工務店」に世話になることに。慣れない祖父母との新生活は、それぞれの身に降りかかるトラブルで災難続きの日々。
一方、警視庁捜査一課の宮藤は、秋山家の火災は放火だったのではないか、と調べ始める――
大工の善吉爺ちゃん、大立ち回り!!昭和の香り漂うホームドラマミステリー。

                      (光文社HPより)




ホームドラマとミステリーが良い感じで絡んで最初から最後まで楽しめた。


家事で住む家と家長をなくした秋山家族。
母親・景子と息子の雅彦(14歳)、太一(10歳)。
3人が身を寄せたのは、亡くなった史親の実家。
工務店を営む善吉、春江の家。

強面で頑固で乱暴な物言いに最初は、苦手意識が強くびくびくしていた3人
だったけれど、次第に善吉の優しさに触れる。

景子は、パートに出た職場で、雅彦は、バイト先で、太一は学校の友だち絡みで
悩みを抱え、それらを解決してくれたのが善吉。

景子に対しては、知恵だけ授け、実際に動いたのは妻の春江だったけど
春江も善吉に負けない強さで景子を守った。


そして、ずっとあった秋山家の火災の原因。
これは事件で犯人がいるとにらみ捜査する宮藤。

善吉と宮藤のやり取りがユニーク。

そして、ラストは泣けた(:_;)
善吉さんが恰好良すぎて・・・・。


秋山工務店は、跡取りも出来たようで、よかったよかった。


                           ★★★★★
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