発行年月:2017年3月
年をとることは、同じ相手と出会いなおすことだ
出会い、別れ、再会し、また別れ――。人は会うたびに知らない顔を見せ、立体的になる。人生の大切な場面が詰まった六つの物語。
(文藝春秋HPより)
6つのお話。
<出会いなおし>
<カブとセロリと塩昆布のサラダ>
<ママ>
<むすびめ>
<テールライト>
<青空>
<ママ>と<テールライト>は、SF?
まあ面白いけど、よく分からなかったなぁ~^^;
他4つは、それぞれ感動した。
表題作の<出会いなおし>はイラストレーターとして仕事を始めたとき知り合った
雑誌編集者の男性とその後、音信不通になっていたけれど、自身の個展のお知らせを
送ったら訪ねて来てくれたという話。
ずっと会っていなくても、お互いが信頼していた時間が過去にあったなら
また再び、いい関係を結び直せるんだなぁ~と思えた話。
<カブとセロリと・・・・>は設定がいい。
仕事帰りデパ地下で買った惣菜がカブじゃなくて大根だったことに違和感あり
問い合わせの電話をデパートにする女性の話。
デパ地下に寄る前に起きたちょっとしたアクシデントがちゃんと話を締めて
いたのもいい!
<むすびめ>は、小学校時代の同窓会に初めて参加した女性。
15年ぶりの再会。その当時の皆の思い出はテレビ番組の30人31脚に
エントリーし予選で敗退したこと。
クラス全員の共通の思い出話で盛り上がれるっていいなぁ~。
最後の話<青空>は、妻を亡くし9歳の息子との暮らしを続けていく自信が
なくなりかけていた夫を鼓舞するかのような出来事。
自信はそのうち徐々に出来て行くんじゃないかなぁ~?
6つの話、それぞれ人と再び巡り会う話で楽しかった♪
★★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;