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発行年月:2017年3月


 夫を亡くした夏葉子は、次第に義両親との関係に息苦しさを感じ始める。
やがて彼女が下した決断は――? 
「嫁」の立場に悩む女性たちに贈る、人生大逆転ストーリー。

               (中央公論新社HPより)




44歳で未亡人になった高瀬夏葉子。

夫は46歳でシティホテルで脳溢血で急死。

夫の死後、現れる人たちに戸惑う夏葉子。
一番、不可解なのは、サオリという女性の存在。
夫とどんな関係だったのか?


高瀬家の両親、引きこもりの義姉・弓子。

自分は、嫁と言う立場にがんじ絡めにされてこの後の人生過ごすのか?
自分に大した愛情も感じてくれていなかったんじゃないかという夫の生前の
ふるまいを考えると、高瀬家から逃げ出したくなる。

そんな気持ちを理解し、一番、力になったのが夏葉子の父親。
気持ちをよく理解して、義父母との縁を切る姻族関係終了届なるものの提出を
行うよう知恵をだし、高瀬家に一緒に行って、その辺りのこともキチンと
義父母に説明してくれた。

そして友達の千亜希の存在もありがたい。


また、最後、夏葉子が姑に対して、本心から優しく接している姿も良かった。
義姉の弓子による夫とサオリとの関係説明も夏葉子にとって気持ちを
軽くする要因になった。


法律上は高瀬家の嫁をやめても縁あって一度は親族になった者たちを
夏葉子は、今後、優しい気持ちで接していくんだろうな~と思えた
ラストも良かった。


                          ★★★★
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