発行年月:2009年4月
すべての強情っぱりたちへ心をこめて贈る物語
5歳の「わたし」と70歳の「おばあさん」。
似たもの同士の心が通い合い、小さな奇跡がおこった。
「わたし」がそのとき目にしたのは、
強情だった少女と、強情だった少年の、
ひそやかな歴史--------
(本の帯文より)
2つのお話が収められています。
表題作の「あの庭の扉をあけたとき」は、強情っぱりのおばあさんに出会った5歳のようこの話。
いつも父親と散歩に出かける先にあり「誰か住んでいるのかな?」と興味の対象になっていた西洋館。
そこにはおばあさんがいて、5歳のようことおばあさんの会話が繰り広げられる。
おばあさんの物言いが、ちょっと素っ気なく、小さい子どもを相手にしてるかんじでないのですが、それに応えて話す、ようこの物言いもまた5歳の子にしては生意気。
二人の強情っぱりさが表れているような、その感じはユ-モラス。
その後、二人は友達(?)のように親しくなって・・・・
おばあさんのまだ子どもだった頃の話を聞いたり・・・・
会話の中で、おばあさんが「・・・・わたしは70になったけど、70だけってわけじゃないんだね。生まれてから70までの年を全部持っているんだよ。・・・・・・・」という言葉が妙に響きました。
小さい子って、おばあさんは、元々おばあさんみたいな感覚持ってるものかも・・・。
でも、違うんだよって事が説明されてる。
う~ん。なかなか深い話でした。
もう一つの「金色の赤ちゃん」は、みんなから疎まれている、とも子ちゃんと関わる小学生のようこの話。
自分も一緒に遊ぶのはイヤだけど、とも子ちゃんのお母さんに頼まれて、イヤイヤ接していくなかで、ちょっとした不思議な出来事を一緒に体験して、とも子ちゃんに対する気持ちの変化が起きるというかんじ。
嫌いだと思っている相手でも、何かキラキラする体験を一緒にする事で、相手に抱く感情って変わるのかもなぁ~なんて思いました。
これは児童書なのかな?
大人が読む方が、ジ~ンと沁みるものがあるかも。
本の最後に
本書は1987年出版同名作品を新たに刊行したものとあります。
著者の意向にそって文章の一部、変更もありだそうです。
表題作の「あの庭の扉をあけたとき」は、強情っぱりのおばあさんに出会った5歳のようこの話。
いつも父親と散歩に出かける先にあり「誰か住んでいるのかな?」と興味の対象になっていた西洋館。
そこにはおばあさんがいて、5歳のようことおばあさんの会話が繰り広げられる。
おばあさんの物言いが、ちょっと素っ気なく、小さい子どもを相手にしてるかんじでないのですが、それに応えて話す、ようこの物言いもまた5歳の子にしては生意気。
二人の強情っぱりさが表れているような、その感じはユ-モラス。
その後、二人は友達(?)のように親しくなって・・・・
おばあさんのまだ子どもだった頃の話を聞いたり・・・・
会話の中で、おばあさんが「・・・・わたしは70になったけど、70だけってわけじゃないんだね。生まれてから70までの年を全部持っているんだよ。・・・・・・・」という言葉が妙に響きました。
小さい子って、おばあさんは、元々おばあさんみたいな感覚持ってるものかも・・・。
でも、違うんだよって事が説明されてる。
う~ん。なかなか深い話でした。
もう一つの「金色の赤ちゃん」は、みんなから疎まれている、とも子ちゃんと関わる小学生のようこの話。
自分も一緒に遊ぶのはイヤだけど、とも子ちゃんのお母さんに頼まれて、イヤイヤ接していくなかで、ちょっとした不思議な出来事を一緒に体験して、とも子ちゃんに対する気持ちの変化が起きるというかんじ。
嫌いだと思っている相手でも、何かキラキラする体験を一緒にする事で、相手に抱く感情って変わるのかもなぁ~なんて思いました。
これは児童書なのかな?
大人が読む方が、ジ~ンと沁みるものがあるかも。
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本書は1987年出版同名作品を新たに刊行したものとあります。
著者の意向にそって文章の一部、変更もありだそうです。
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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