発行年月:2013年12月
「すべての子どもに教育を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女・マララの手記。本書は、テロリズムによって生活が一変した家族の物語でもあり、女の子が教育を受ける権利を求める戦いの記録でもある。世界36か国で翻訳のベストセラー!
(学研パブリッシングHPより)
1997年、7月12日
パキスタンの北部山岳地帯のスワート渓谷で生まれる。
11歳で英BBC放送のウルドゥー語ブログに、ダル・マカイという
ペンネームで日記を投稿。
タリバンにより教育の場を奪われたことを憂い、女の子にも教育と学校に通う
権利をと訴え続けている。
2011年、パキスタン国民平和賞
2013年、国際子ども平和賞
史上最年少で、ノーベル平和賞候補にも名前が挙がる。
彼女が強く賢い女性に育ったのには、父親の影響も凄く大きいと本書を
読んで強く思った。
間違ったことを要求する集団、従わない者を暴力で従わせようとする相手に
武器も持たず、立ち向かうのには、相当、強い信念がないと出来ない。
日本とは全く違う過酷な環境。
日常のあちらこちらに気が滅入る事件が起きて、恐怖のなかで暮らす生活。
想像しただけで脚がすくむ。
恐怖は人を変える。
恐怖は人を残酷にする。
という言葉は衝撃的だった。
自分の子どもの命を狙われないためにタリバン兵に志願させる親。
タリバン兵に拷問にあっている人が目の前に居ても、仕方ないで通り過ぎる。
ああ、読んでいて、本当にこちらの気も滅入る内容でしたが
そんな生活から逃げ出せない人たちがいると考えたら・・・・・言葉がない。
マララさん襲撃のニュースも衝撃的で、その時の状況も本書で初めて詳しく知った。
しかし、事件後、奇跡的に回復して、弱さと恐怖と切望が消え、強さと力と勇気が
生まれたという。
なんて、凄い女性でしょう。
最後にある、国連本部でのスピーチ文は、本当に素晴らしい!!
これは多くの人が読むべき本だと思う。
★★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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