発行年月:2016年12月
「忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない」
新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在が全てだった行助の物語。
『羊と鋼の森』と対をなす、著者の原点にして本屋大賞受賞第一作。
(文藝春秋HPより)
100頁ちょっとの短いお話でしたが、とても心に残る素敵なお話でした。
生まれつき足に麻痺があり松葉杖をついている行助(ゆきすけ)と
たいやき屋を営むこよみの出会いから、その後の二人のこと。
行助とこよみの場面が、最初からほっこり(^^)
こよみが事故に遭って、3か月間意識がなく、その後、意識は回復し
退院するのだけど、脳のダメージによる記憶が長続きしない障害が残ってしまう。
そのことはとてもショックなことだけど、行助の素敵なところは
その障害を普通に受け入れたこと。
なかなかこういう出来た人居ないと思う。
恋人を支えるのは当然みたいなことじゃなくて、こよみさん自身を丸ごと
受け入れているからこその言葉だったりが、本当に素敵。
この二人が一緒に居る限り、そこには優しいもので満たされている。
と思わせてくれる。
宮下さんの物語は、いつも心を温かくしてくれるなぁ~。
★★★★★
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