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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年4月

・札幌で就職した息子がわずか一年で帰郷。理髪店を継ぐと言い出した。
・幼馴染の老父が突然倒れた。残された奥さんは大丈夫?
・異国の花嫁がやって来た。町民大歓迎。だが新郎はお披露目を避け続ける。なぜ?
・町に久々のスナック新規開店。妖艶なママにオヤジ連中、そわそわ。
・映画のロケ地になり、全町民大興奮。だけどだんだん町の雰囲気が……。
・地元出身の若者が全国指名手配犯に! まさか、あのいい子が……。

──心配性の理髪店主人が住む過疎の町で起こる騒動を描いた極上の一冊。

                    (光文社HPより)




章はわかれて短編連作の形だったけど、登場する人物たちが共通なので

1つの物語として読めた。

向田理髪店の店主や、ガソリンスタンドの店主が自分と同じ世代なので
親近感もあって、過疎化の進む町に戻って来て店を継ぐという息子たちに
親が感じる喜びと戸惑いの気持ちもよく理解できた。

町の人たちの情報伝達力は凄い。
どこかの誰かが何をしたとかすぐ伝わって、煩わしさも時にはあるだろうけど
困ったことになったときは、皆がすぐ駆けつけるのはいいなぁ~。

中国からのお嫁さんを貰った者には、歓迎会を開いてお嫁さんが皆から
歓迎されているんだということを伝えたり、
町出身の若者が東京で詐欺事件を起こしたことを知れば、戻って来た若者を
諭して警察に連れて行く。
でも戻って来たら迎え入れるという優しい言葉は忘れない。

向田理髪店の息子・和昌は素晴らしいな~。

町が実際、この後どう変化するのか、和昌が理髪店店主になった話も
あればいいな。


実状は厳しい過疎化の町の話だけど、なんだか活気があるし
この先そんなに暗くないかな?と期待感大で終わるのもいい。


                         ★★★★★
 
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