発行年月:2016年8月
この男、 前代未聞のトンデモ作家か。 はたまた推理冴え渡る名刑事か! ? 中山史上最毒・出版業界激震必至の本格ミステリ! 殺人事件解決のアドバイスを仰ごうと神保町の書斎を訪れた刑事・明日香を迎えたのは、流行作家の毒島。虫も殺さぬような温和な笑顔の持ち主は、性格の歪んだ皮肉屋だった。捜査過程で浮かび上がってきたのは、巨匠病にかかった新人作家、手段を選ばずヒット作を連発する編集者、ストーカーまがいの熱狂的な読者。
ついには毒島本人が容疑者に! ? 新・爆笑小説!
(幻冬舎HPより)
作家であり刑事の毒島・・・いいですね~。
柔和な表情で言うことは辛辣。
名前通りの毒気多い人です^^;
短編連作の形で次々起きる出版業界絡みの殺人事件。
出版業界の知らないことも色々学べて興味深く読めた。
<1 ワナビの心理試験>
新人作家の賞に応募してきた作品について、辛辣な評価を送る下読み担当の百目鬼が
殺害される。
<2 編集者は偏執者>
作家歴の浅い作家の編集担当だった編集者・斑目が殺害される。
<3 賞は獲ってはみたものの>
双龍社新人賞受賞式に選考委員の一人でもあった作家・桐原夢幻が出席。
式の後は恒例の説教部屋で、受賞者を含め、過去に新人賞を獲りながら
その後、目立った作品を書いていない後輩作家に説教。
その桐原が殺害される。
<4愛讀者>
作家・高森京平が自身のトークショー後に殺害された。
トークショーに行っていたのは、彼を崇拝する読者たちと辛口書評を自身のブログに
綴る主婦など。
<原作とドラマの間には深くて暗い川がある>
毒島の人気シリーズの小説がドラマ化されることになる。
毒島の編集担当、番組プロデューサー、シナリオライター、それぞれの
立場からの意見がかみ合わず・・・・
番組プロデューサーが殺害される。
最後の話は、一番あり得そうな話。
殺しまでにはいかなくても、それぞれの立場での意見相違によるギクシャクした
人間関係はあるだろうなぁ~。
それにしても毒島さんのセリフは、毒があって面白い。
表紙の絵は、雰囲気にピッタリ!
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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