発行年月:2016年3月
『悪人』『路』『怒り』の作家が満を持して放つ
2016年最大の話題作。
新次元の群像ドラマ、ここに誕生!
ビール会社の営業課長、明良。
部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?
都議会議員の夫と息子を愛する篤子。
思いがけず夫や、ママ友の秘密を知ってしまう。
TV局の報道ディレクター、謙一郎。
香港の雨傘革命や生殖医療研究を取材する。結婚を控えたある日……
2014年の東京で暮らす3人の選択が、
未来を変えていく。
一気読み必至、2016年最大の話題作!
(文藝春秋HPより)
(注)これから読む人は読まないでくださいm(__)m
2014年を生きて居る人たちがしたことが70年後にどう世間に影響を
与えていたか?という物語。
<春ー明良>
ビール会社勤務。妻・歩美はギャラリーで働く。
二人は歩美の姉の子・孝太郎を預かって一緒に暮らしている。
歩美が才能なしと断言した朝比奈・・・・2020年の東京オリンピックのポスタ-を描いた。
孝太郎と結花の孫は心々菜は35歳になっている。
<夏ー篤子>
都議会議員の夫がセクハラ野次問題を知っているのに知らないふりをしているのでは?
と疑っている。
また賄賂を貰っているのでは?とも疑う。
ずっと夫のことを疑いながら日常を送って来た篤子はその後、
夫に自分の疑いを話し、夫がそれを認めないと知ると飛び降り自殺。
<秋ー謙一郎>
テレビのドキュメンタリー番組を企画、制作する仕事をしている。
婚約者の薫子と、やっと婚約までしたが、浮気している?
番組の企画で知り合った佐山教授は、人間の血液から人を誕生させる研究をしている。
謙一郎は薫子を殺害?
佐山教授の研究は成功し、人類は新たな誕生方法で生まれる世の中になった?
最終章の<そして、冬>では3章までの物語の70年後の世の中。
<エピローグ>ではそれぞれの主人達が、どんな気持ちでいたのかを綴る。
メモを取りながらじゃなかったら混乱しただろうなぁ~。
よく考えられたお話でしたが、後味はあまり良くないな^^;
好みが分かれそうなお話。
★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;