発行年月:2015年11月
<書籍の内容 〉乙女な心を持つ美術系男子のラブコメディ!
有名政治家を父に持つ遠明寺(おんみょうじ)美智之(みちの)輔(すけ)は、子どもの頃から絵を描くことが好きな乙女な男の子。恋愛対象が同性の美智之輔は、同級生の高瀬君に憧れていたが、思いを告げることもないまま、日本の美大を卒業後、憧れのパリへ留学していた。
ある日、アルバイト先のカフェで美智之輔は、ぼさぼさのおかっぱ髪でベース形の顔が目を惹く羽生(はぶ)光(み)晴(はる)という女性と出会う。凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ彼女は、偶然にも美智之輔が愛読している超人気ハードボイルド小説の作者。訳あって歴史あるリトグラフ工房idemに匿われているという。
過去にはピカソなどの有名アーティストが作品を生み出してきたプレス機の並ぶその工房で、リトグラフの奥深さに感動した美智之輔は、光晴をサポートしつつ、リトグラフ制作を行うことになるが……。
- 〈 編集者からのおすすめ情報 〉
- 小説『ロマンシエ』に登場するパリのリトグラフ工房“idem"とコラボした展示会がを開催します(2015年12月5日から2016年2月7日まで、東京・丸の内のステーションギャラリーにて)。小説を読んでから展覧会に行くもよし、展覧会でリトグラフを楽しんでから小説を読んでもよし。小説(フィクション)と展覧会(リアル)がリンクした初の試みをお楽しみください。
(小学館HPより)
マハさんお得意の美術のお話でしたが、コメディタッチの物語でした。
舞台はパリ。
芸術の都で美大卒の遠明寺美智之輔が、アーティストデビューを夢見ながら
歴史あるリトグラフ工房<idem>のメンバーに知り合う幸運から
物語が面白くなっていく。
美智之輔の見た目はイケメン実は乙女という設定も愉快だったけど、恋が実らず
ちょっと切ないかんじ。
美術とパリに詳しい人なら、もっともっとこの物語を楽しめたんだろうなぁ~。
ま、そこそこ楽しめましたが・・・・^^;
一番面白かったのは、カーチェイスの場面(笑)。
★★★
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