発行年月:2015年12月
恋愛小説の名手が描く、すこし不思議な短編集。
普通じゃない私を、受け入れてくれるのは誰? 存在感を消してしまった少女。 瞬間移動の力を手に入れた引きこもり少年。 危険な発火能力を持つ、木造アパートの住人…… どこかおかしくて、ちょっぴり切ない 超能力者×恋物語 この世界で、たしかに生きていると信じたい――。 そこらへんに落ちている石ころのように人畜無害で、存在感のない人間、鈴木伊織。彼女がこんな存在に成長したのは、生きるためだった。鈴木伊織のことを認識できるのは、友人の春日部さやか、ひとりだけ。そんな不思議な力を持つ彼女は、春日部の話をきっかけに、上条先輩のことを知る。かっこいい先輩は、バスケ部で主力選手として大活躍。気になった鈴木伊織は“体質”を活かして、こっそり彼のストーキングを始めたが…… ――――――「私は存在が空気」より |
(祥伝社HPより)
乙一の別名での作品ですね。
わたしは、こちらの乙一が好みです(^^)
短編形式で、色々なちょっと人とは違う能力を持つ人たちを描いています。
最初の話<少年ジャンパー>が一番好きかな?
能力として、ちょっと持っていたら使えそう^m^
何処でもドアみたいなものですが、行ったことがある場所でないと瞬間移動できない
というのがネック。
でも、主人公のカケルは海外にも行った経験ありで行ける場所が多くて羨ましい。
表題作の<私は存在が空気>の伊織は、家庭内の問題から自分の存在を消す努力をして
獲得した空気のように存在を消す力を利用して、人を助ける。
キャラクターとして魅力的だったのは<フアイアスターター湯川さん>かな?
この力はちょっと厄介だけど、湯川さんは、いい。
アパート管理人の大学生との接点があった経緯はちょっと切なかったけど。
不思議な力を持つ人たちだけれど、皆、良き理解者に巡り会えたのは良かった!
誰にも気づかれずに暮らすのは疲れることだけど、理解者が居ると思えば
少しは気楽になれそう。
楽しい短編集でした(^^)
★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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