発行年月:2013年1月
寄せては返す波のような欲望に身を任せ、どうしようもない淋しさを
封じ込めようとする男と女。
安らぎを切望しながら寄るべなくさまよう孤独な魂のありようを、
北海道の風景に託して叙情豊かに謳いあげる。
(本書は2009年刊行の『恋肌』を改題のうえ大幅な加筆・修正を
ほどこし、新たに未発表作品「風の女」を加えて文庫化したものです/角川文庫HPより)
7編の短編集。
どの話も独特な閉塞感をはらんでいる。
主人公たちが置かれた環境は、その同じ立場にもし自分が立たされたら・・・と
想像するだけで鳥肌が立ちそう(^^;
「プリズム」が一番、嫌な話だったなあ~。
殺された大学生が気に毒過ぎるよ~(ノД`)・゜・。
他の話に出てくる女性たちには、がんばって!と言いたいけれど
「プリズム」の仁美には、違う感情を抱いた。
しかし、桜木さんの書く物語って、どうしてこんなに切ないんだろ?
北海道は行ったことないけれど、こういう雰囲気は北国が似合うんだろうな。
★★★
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★途中放棄^^;
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