発行年月:2013年9月
短大を卒業してからおよそ20年。同窓会の案内を受けとって以来、ノンは学生時代に亡くなった男友達のことが気になりはじめる。彼は自殺ではなかったのではないか? ノンは仲のよかった友人に連絡を取ると――。
彼女たちの「日常」を、静かな時の流れとともに丁寧に描き出す、著者の思いあふれる傑作。
(光文社HPより)
短大時代の友人に連絡をとる則江(ノン)。
出身高校が同じの領子に先ずは連絡。
高校の同窓会の話が出て、ノンはずっと気になっている森川雄士の死を語る。
自殺と噂されているけれど、本当は違うんじゃないか?
6つの話に分かれていて、それぞれに則江と領子と短大時代に仲がよかった
人たちが順番に登場して、最後は、皆でノンに会いに行こう!と決まる。
領子・・・会社が潰れて失業中。以前は出版社勤務で、今は愛犬モモと暮らしている独身。
明子・・・従兄(寛一)の紹介で知り合った子持ちの7つ年上の征治と結婚。娘の舞衣は中学生だが、自分のことを母親と認めてくれていないのでは?と少し悩んでいる。
小沼花・・・明子の従兄の寛一(カンペー)と一時付き合っていた。阪神大震災で姉夫婦を亡くし、そのころから寛一との関係がぎくしゃくし別れた。
穂乃香・・・短大時代、他の大学生だった森川雄士と付き合っていた。
しかし、つきあいに悩んでいてその相談相手だった栃田とその後、結婚。
美晴・・・ニューヨークの演劇学校に入学するため家出同然で渡米。
ダンサーになるのが夢だった森川とは友人でありライバルのような関係だった。
それぞれの現在、置かれた環境。
みんな少し、悩みも抱えながら生きている。
そして20年ぶりに美晴を除く全員が東北に住む則江の元に集合。
そして、則江自身も数日前、前々から疑っていた夫の浮気を白状させて離婚の危機を
感じていた。
集合し再会を喜ぶ彼女たち。
楽しく懐かしい会話の最中、襲った地震。
彼女たちが再会したこと、震災を皆で体験したことがその後の生き方を考えるきっかけになっていく。
学生時代の友人って、やっぱりいいよね~。
なんて思えた。
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