発行年月:2013年10月
手が震え文字が血でにじんだり、かすれたりしてひとつも読めない血まみれの手帳。父・吉本隆明の血糖値の記録。それはどんな教えよりもはっきりと、最後まであきらめない父親の姿勢を教えてくれた――。産まれること、生きること、子を育てること、死ぬこと、 看取ること。人間として避けては通れない時を、著者は娘として、親として、一人の女性として真摯に過ごしてきた。どんな苦しみの中にもある輝きと希望を紡ぐ珠玉のエッセイ。
(幻冬舎HPより)
表紙の血液らしいものがついた手帳が読む前から、とても気になりました。
ばななさんのお父様の遺された手帳だったんですね。
朝、起きてすぐの数値だとしたら・・・結構高いですね。
目も不自由になられて、それでも日課になっている血糖値検査をして
その数値を手帳に残す作業をしていた。
自分の父親がもしそれを遺してくれたのだとしたら・・・
ばななさんと同様、大切にとっておきたいと思うでしょう。
そこに父親が生きていた証があるわけだから・・・。
ばななさんの周りにいらっしゃる人たちの温かい気持ちも感じられる
ステキなエッセイでした。
写真も素晴らしい。
平凡なことの繰り返しの毎日が、本当は奇跡のようにすばらしい日々なんだと
改めて思わせてくれました。
★★★★★
PR
この記事にコメントする
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 4 | ||||
6 | 7 | 9 | 10 | 11 | ||
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(01/08)
(01/05)
(01/02)
(12/28)
(12/26)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア