発行年月:2012年10月
「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」著者入魂の、書き下ろし長編。
持つものと持たないもの。欲するものと欲さないもの。二種類の女性、母と娘。高台にある美しい家。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました――。それをめぐる記録と記憶、そして探索の物語。
(新潮社HPより)
新潮社のHPみて「これが書けたら、作家を辞めてもいい」と思ったとか。
湊さんの自身作ということかな?
湊さんお得意の主人公達がそれぞれの立場で語る手法。
今回は、母親とその娘。
母親はルミ子。
自身は母親が大好きで、その母親から愛情をいっぱい貰ったと思っている。
実際、ルミ子の母親は素晴らしい人だったと思う。
けれど・・・ルミ子が成人しても第一に考えるのは母親のこと。
自分の娘・清佳(さやか)が生まれれもそれは変わらない。
清佳が気の毒でならなかった。
そして、起きる事故。それによりルミ子は母親を失う。
そのことが更に娘を心の中で憎むことに繋がってしまう。
清佳は、母親から愛されないことを辛く思う。
う~ん。嫌な話だった。
辛すぎる・・・(/_;)
自分が娘であり、娘を持つ母親だから、余計にこんなことありえないでしょ!?と
ルミ子の考え方に腹立たしさを覚えた・・・というよりはゾッとした。
でも、こういう人、居るのかな?
全くの悪人という風でもないから他人からは見えにくい。
本人も自分は子どもをちゃんと愛していると思い込んでいるし。
最後は一応、丸く納まるかんじだったけれど、この先はどうなんだろ?
なんて要らぬ想像をしてしまった。
清佳が幸せにこの先は暮らせますように・・・・。
でも、ふと自分自身のことを考えて不安になった。
わたしの娘たちは、自分は愛されていると思ってくれているだろうか???
好きな話じゃなかったけど、先へ先へと読み進めさせる文章はさすが。
★★★
「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」著者入魂の、書き下ろし長編。
持つものと持たないもの。欲するものと欲さないもの。二種類の女性、母と娘。高台にある美しい家。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました――。それをめぐる記録と記憶、そして探索の物語。
(新潮社HPより)
新潮社のHPみて「これが書けたら、作家を辞めてもいい」と思ったとか。
湊さんの自身作ということかな?
湊さんお得意の主人公達がそれぞれの立場で語る手法。
今回は、母親とその娘。
母親はルミ子。
自身は母親が大好きで、その母親から愛情をいっぱい貰ったと思っている。
実際、ルミ子の母親は素晴らしい人だったと思う。
けれど・・・ルミ子が成人しても第一に考えるのは母親のこと。
自分の娘・清佳(さやか)が生まれれもそれは変わらない。
清佳が気の毒でならなかった。
そして、起きる事故。それによりルミ子は母親を失う。
そのことが更に娘を心の中で憎むことに繋がってしまう。
清佳は、母親から愛されないことを辛く思う。
う~ん。嫌な話だった。
辛すぎる・・・(/_;)
自分が娘であり、娘を持つ母親だから、余計にこんなことありえないでしょ!?と
ルミ子の考え方に腹立たしさを覚えた・・・というよりはゾッとした。
でも、こういう人、居るのかな?
全くの悪人という風でもないから他人からは見えにくい。
本人も自分は子どもをちゃんと愛していると思い込んでいるし。
最後は一応、丸く納まるかんじだったけれど、この先はどうなんだろ?
なんて要らぬ想像をしてしまった。
清佳が幸せにこの先は暮らせますように・・・・。
でも、ふと自分自身のことを考えて不安になった。
わたしの娘たちは、自分は愛されていると思ってくれているだろうか???
好きな話じゃなかったけど、先へ先へと読み進めさせる文章はさすが。
★★★
PR
この記事にコメントする
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 4 | ||||
6 | 7 | 9 | 10 | 11 | ||
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(01/08)
(01/05)
(01/02)
(12/28)
(12/26)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア