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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2025年6月


 伊坂幸太郎デビュー25周年に贈る、「幸せ」な短編集!
 【パズル】悩みを抱えた「僕」は、マッチングアプリでしか出会えない「名探偵」に依頼する。
 【竹やぶバーニング】出荷した竹にかぐや姫が混入!?  仙台七夕まつりで大捜索が始まった!
 【透明ポーラーベア】動物園で会ったのはシロクマ好きで行方不明になってしまった姉の、元恋人だった。
 【イヌゲンソーゴ】花咲か爺さん、ブレーメンの音楽隊……俺たちの記憶を刺激するあの男は誰だ?
  【Weather】友人・清水の結婚式に参加した大友は新婦からある相談を持ち掛けられていて――。


                 (PHP研究所HPより)



どの話もよかった。
一番、楽しかったのは<イヌゲンソーゴ>かな?
犬たちが、共通して恨みを抱く男性をいざ、退治!と向かうまでの話。
犬たちの会話が可笑しい。
こんなふうに会話しているのを想像するだけで楽しい。

会話をしていくと最後は、皆が知っている昔話のオチ。


どうしてこんな話を思いつくんだろ?と思っていたら・・・最後に
それぞれの短編を書くことになった経緯があって、<イヌゲンソーゴ>は
「犬についてのアンソロジー」の企画で書いたものだとか。
著者名が犬に変えられる作家を集めて
大崎梢は犬埼梢、木下半太は木下半犬、横関大は横関犬
一番笑えるのは貫井徳郎は・・・貫井ドック郎って・・・・
犬に変えられないからって・・・('◇')


5つ目の話<weather>はふつうに感動する話だった。

表紙も5つの話が表されていてたのしい。


次は長編を読みたいな。




                       ★★★


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発行年月:2023年9月


そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――
累計300万部突破、殺し屋シリーズ書き下ろし最新作
『マリアビートル』から数年後、物騒な奴らは何度でも!
やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。


                     (角川書店HPより)



殺し屋・天道虫(七尾)が、今回は、ホテルへ。
ただ届け物を渡して帰るだけだったのに・・・・
届け先をうっかり間違えたばかりに、ややここしいことに巻き込まれる羽目に。
流石、運の悪い男。
でも、それだから面白い物語になっている・・・( ´艸`)


ホテルには、もう一人、自身に非はないのに厄介ごとに巻き込まれている女性
紙野結花がいて、身の危険を感じている。
ココというおばちゃんハッカーが、その身をなんとか守ろうと奮闘。
紙野は乾の元で働いていた。
記憶力が驚異的で、乾からいろいろなことを暗記させられ多くの秘密を
握っている。

その紙野を捕らえようとする6人組(武器は吹き矢)。

ココからボディガードとして呼ばれた高良と奏田。

遺体処理屋のモウフとマクラ(二人とも小柄な女性)

そして15年前の快速列車内の殺傷事件でヒーロー的存在になった蓬実篤と
秘書の佐藤。

七尾は、途中で紙野から助けを求められ、厄介事に飛び込むことに・・・

運は悪いけれど、とっさの判断は、さすがで、運の悪いことも彼の強みみたいに
なっているのが可笑しい。ちゃんと最後まで紙野を助けるし
人間的にも好感が持てる。


始終、ドタバタしているけれど、わかりやすく、最後はスカッとするのもいい。

ヒーロー的存在だった蓬がとんでもない奴だったのには驚いた。
乾を嫌っていた紙野だが、本当は、良い人だった。
ああ、人ってわからない。


このシリーズ、いいな。
人が結構、エグイ死に方するんだけど、サラッと流してくれるから平気だし。
殺し屋仲間の絆(?)みたいなものあって楽しい。


                    ★★★★★



発行年月:2022年4月


どこかの誰かが、幸せでありますように。
失恋したばかりの社会人と、元いじめられっこのスパイ。
知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり……。
ふたりの仕事が交錯する現代版おとぎ話。
付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、
どこにも居場所がないいじめられっ子、
いつも謝ってばかりの頼りない上司……。
でも、今、見えていることだけが世界の全てじゃない。
優しさと驚きに満ちたエンターテイメント小説!
猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」でしか手に入らなかった
連作短編がついに書籍化!

               (幻冬舎HPより)


音楽フェスティバルで配られた短篇をひとつに繋げたものだったんだ~。

スパイ活動している者とふつうの会社員の生活が交互に語られて
最後は、一緒になる。
スパイたちの話より、会社員・松嶋の話の方が面白かったな。

失恋して、それから職場恋愛して、結構、こちらは平和。
スパイの方は、生死に関わる大変なこともあったけど・・・・。


松嶋は猪苗代湖に縁がある。
地元がその辺りということもあるけど。
音楽フェスの会場がそこということで、楽曲の歌詞も多数。
全然、知らないものだったけど、物語にうまく使われていて、フェスの参加者なら
嬉しいお土産だったんだろうなぁ~。


物語のなかでは、いつも謝っている門倉課長がおもしろかった。
本人は大したことないと思っているけど、凄い幸運を他人にあっさり
譲ってしまう。
こういう人に、また新たな幸運が来るといいな。


アッという間に読み終えてしまったけど、楽しかった。



                      ★★★


発行年月:2020年4月


敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!
 
伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!
 
逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。

                  (集英社HPより)




小学生(5~6年生)が主役の話、5編。
バラバラのようで、繋がっている。


小学生の頃は、学校生活が、一日のほぼ全部と言っていいくらい。
放課後も学校の友達と過ごしたり、部活動で夕方、暗くなるまで
過ごしたり、自分の過去を振り返っても似たようなことが
あったので、当時の担任の先生が自然と頭に浮かんだ。



最初の<逆ソクラテス>は、先入観で生徒に接する久米先生の
先入観を崩そうと転校生の安斎が先頭になりクラスの優等生女子
佐久間も加わり作戦を次々に立てる。


そんなことがあったなぁ~と大人になった者たちが話す。
作戦の中心人物の安斎は小学校卒業と同時に沖縄に。
彼の噂話も出る。
        

5つの話のなかで、特に気に入ったのは
3番目の<非オプテイマス>
大学を卒業してすぐ担任を持った久保先生。
いつも覇気がなく児童や保護者たちからも頼りない印象。

授業中、わざと缶のペンペースを落とすナイトたち。
僕と福生はいつかナイトを痛い目に遇わせたいと思っている。

僕は塾の帰り、久保先生を見かける。
急いで福生を呼び、二人で後をついていく。先生は体調が悪くて
欠席していた潤の家に忘れ物を届けに来たらしい。
物陰から様子を窺う二人。

潤の父親は久保先生の恋人が交通事故に遇うキッカケを作ってしまったと
ずっと悔いていた。
父親は先生の恋人と知らないで話しているが先生は気づく。
そして、慰める。

その日から変わる久保先生。


ああ、良い先生になれる人なんじゃん!と嬉しくなる。

ラストの参観会のあとの、カイトの父親と福生の母親の関係が
わかったときは、スカッとしたぁ~(^^)


小学校時代が一番、面白かったかもなぁ~。
担任の先生たちも個性的で、全員覚えている。

まだ健在なのかなぁ~?



伊坂さんの話の持って行き方は、さすが。

度々、登場する磯憲先生は、伊坂氏の恩師がモデルだそう。
先生も喜んでいるでしょうね~。



                     ★★★★★        






発行年月:2019年7月


巧みな仕掛けとエンターテインメントの王道を

貫いたストーリーによって、
伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放った
ノンストップ活劇エンターテインメント。


異物混入、政治家、アイドル、
人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥――。

伊坂幸太郎の神髄がここに。

                    (NHK出版HPより)




製菓会社社員の岸。
都議会議員の池野内。
ダンスグループの人気メンンバーの小沢。


最初は、なんら繋がりのない3人が、岸の勤める製菓会社の新商品、マシュマロから
繋がっていく。


マシュマロの中に画鋲が混入の事件。
社の記者会見の際の文書作成を頼まれる岸。
異物混入の苦情の電話をしたのは、池野内の妻。
小沢は、その新商品が好きだと公言。


やがて3人は面識を持ち、それぞれに共通するものがあることを知る。


夢の世界での戦いが現実の世界でも似たようなことが起きる。
二つの戦いはリンクしていて、どちらかで勝てばどちらかの出来事も好転することに
気づくが途中、どっちの戦いを優先的に攻略すべきかわけがわからなる。
ま、そこが面白いんだけど・・・。

結果的には、なんとか危機を脱したんだよなぁと
15年後のそれぞれの暮らしぶりから想像。



表題の意味もわかったけど、なんでクジラアタマなんだろ???
そんなに似てる??

毎回、思うけど、よく思いつくな~こういう話ばかり。
楽しいので大歓迎だけど。


                       ★★★

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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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