発行年月:2010年10月
岡花小春16歳、恋も家族も巻き込んで、目指すは笑いの花道だ!
全力で漫才師を目指す高校生の青春を描いた山本文緒の傑作!
小春は漫才師になるのが夢の高校生。
何をやってもカンペキにこなす梅太郎とコンビを組んで、
お笑いコンテストに挑戦したけれど高飛車な美少女審査員にけなされ、
散々な結果に。
それでも憧れの紅実ちゃんとは次第にいいムードになって。
しかも芸能プロからもスカウトの電話が!
小春の夢は現実になりそうだったけれど……!?
(光文社HPより)
愉快な青春小説でした!
漫才師を目指す男子高校生・小春と梅太郎のコンビが最高~♪
お笑いを目指す二人は、普段から面白い。
会話がすべてギャグの様。
男子高校生ということで、女子に対する関心度も旺盛で、そのあたりの話も満載。
GFの女の子宅のお父さんとの関わり方も可笑しかった。
この作品は、著者の山本さんがまだ作家になりたての20年前に書いたものを一部加筆して発表のものらしいけど、その時代は携帯電話のない時代。
今なら、もっと楽に付き合ってる女の子に電話出来るのに、そういう便利な物がない時代だからこその苦労があったんだなぁ~。
自分の昔もちょっと思い出したりして・・・笑
小梅の家族もユ-モアあって良かった。
普段、何も言わないお父さんが、実は言わないだけで、ちゃんんと子どものことを見ていたというのには、理想的な父親像を見たような気がした。
楽しくてアッという間に読み終えました♪
岡花小春16歳、恋も家族も巻き込んで、目指すは笑いの花道だ!
全力で漫才師を目指す高校生の青春を描いた山本文緒の傑作!
小春は漫才師になるのが夢の高校生。
何をやってもカンペキにこなす梅太郎とコンビを組んで、
お笑いコンテストに挑戦したけれど高飛車な美少女審査員にけなされ、
散々な結果に。
それでも憧れの紅実ちゃんとは次第にいいムードになって。
しかも芸能プロからもスカウトの電話が!
小春の夢は現実になりそうだったけれど……!?
(光文社HPより)
愉快な青春小説でした!
漫才師を目指す男子高校生・小春と梅太郎のコンビが最高~♪
お笑いを目指す二人は、普段から面白い。
会話がすべてギャグの様。
男子高校生ということで、女子に対する関心度も旺盛で、そのあたりの話も満載。
GFの女の子宅のお父さんとの関わり方も可笑しかった。
この作品は、著者の山本さんがまだ作家になりたての20年前に書いたものを一部加筆して発表のものらしいけど、その時代は携帯電話のない時代。
今なら、もっと楽に付き合ってる女の子に電話出来るのに、そういう便利な物がない時代だからこその苦労があったんだなぁ~。
自分の昔もちょっと思い出したりして・・・笑
小梅の家族もユ-モアあって良かった。
普段、何も言わないお父さんが、実は言わないだけで、ちゃんんと子どものことを見ていたというのには、理想的な父親像を見たような気がした。
楽しくてアッという間に読み終えました♪
★★★★
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発行年月:2011年2月
ある日突然、私のそばから人や物が次々に消え始め、それらは最初から「無かった」ことになっていく…。当たり前の日常が孕む不確かさと、今ここにある世界のきらめきを色鮮やかに描きだす。
第34回すばる文学賞受賞、鮮烈なデビュー作!
(集英社HPより)
面白かった。
最初は主人公のサトミが勤める会社の面々とのやり取りが、和気藹々としていて楽しいなぁ~なんて思っていたら、事態は急変。
サトミの身に起きる不思議な出来事。
自分の身にそんなことが起きたら・・・・と考えるとちょっと恐ろしい。
こんな話をよく思いつくものだと感心。
これがデビュ-作なんだ~。
これからどんな物を読ませてくれるのか、凄く期待させる作家さんがまた増えたかんじで嬉しい!
この表題と表紙のイラストもセンス良し!
★★★★
ある日突然、私のそばから人や物が次々に消え始め、それらは最初から「無かった」ことになっていく…。当たり前の日常が孕む不確かさと、今ここにある世界のきらめきを色鮮やかに描きだす。
第34回すばる文学賞受賞、鮮烈なデビュー作!
(集英社HPより)
面白かった。
最初は主人公のサトミが勤める会社の面々とのやり取りが、和気藹々としていて楽しいなぁ~なんて思っていたら、事態は急変。
サトミの身に起きる不思議な出来事。
自分の身にそんなことが起きたら・・・・と考えるとちょっと恐ろしい。
こんな話をよく思いつくものだと感心。
これがデビュ-作なんだ~。
これからどんな物を読ませてくれるのか、凄く期待させる作家さんがまた増えたかんじで嬉しい!
この表題と表紙のイラストもセンス良し!
★★★★
発行年月:2009年5月
作られた「天才の兄弟」を待ち受ける残酷な運命!
天才精子バンクで生まれた兄弟------
兄は天才数学者への道を歩むが、
弟は母親からも見放されてしまう。
「失敗作」の烙印を押された弟は孤島の施設に
入れられてもなお、なんとか家族の絆を取り戻そうとするが…。
(角川書店HPより)
山田悠介は次女が時々、読むのですが、結構残酷なかたちで人が亡くなるので、わたしは敬遠してます。
が・・・これは表紙のイラスト可愛さに釣られて読んでみました^^;。
ま、酷い形で亡くなる人がいなくてホッ(笑)。
けれど、内容は結構、ダ-クかなぁ~?
天才を産むために、オ-クションにかけられる有能な人物の精子を高値で買う女性たち。
この物語の麒麟(キリン)もそうして、買われた精子と買った母親から生まれる。
キリンの父親はノ-ベル化学賞受賞者。
そして、兄の秀才(ヒデトシ)は、IQ180の数学者が父親。
幼い頃から勉強することを強いられる兄弟。
兄は無口で表情も乏しいがキリンは普通の子どもらしい感情表現もする。
母親はキリンの方に愛情を感じるが・・・
兄は、8歳で高校生も解けない数学の問題を難なく解くが5歳のキリンは、小学生の問題までしか解けなくなってしまう。
それでも充分、凄いと思うけど、母親は落胆し、キリンに次第に冷たくあたる。
この辺りは、読んでいてキリンがかわいそうで泣けました(/_;)。
そんな冷たい仕打ちにも健気にキリンは耐える。
自分が悪いのだから・・・・・と。
最後は、兄にも試練が待っていて、こちらも気の毒なことになり・・・・・
あ~どうして登場人物たちが追い込まれるようになっていくのか?
この著者の作品だから、ま、しょうがないか?^^;
けれど、まあ最後は、健気な良い子のまま成長していったキリンにちょっと明るい未来があるようで良かったかな?
しかし・・・この母親は許せん!
天才児を欲しがり、IQの高い男性の精子をオ-クションで買う意味がわからん。
しかも母親がその子が思ったほどの才能がないと言って、見捨てるような行動に出るとは!
父親だけが天才でも必ず子どもが天才とは限らないのに。
こんなことが近い将来、ホントに可能になることはないと信じたい。
人間の価値は、IQの高さで決まるものではないし。
でも、ま、ササッと読むには面白かった。
作られた「天才の兄弟」を待ち受ける残酷な運命!
天才精子バンクで生まれた兄弟------
兄は天才数学者への道を歩むが、
弟は母親からも見放されてしまう。
「失敗作」の烙印を押された弟は孤島の施設に
入れられてもなお、なんとか家族の絆を取り戻そうとするが…。
(角川書店HPより)
山田悠介は次女が時々、読むのですが、結構残酷なかたちで人が亡くなるので、わたしは敬遠してます。
が・・・これは表紙のイラスト可愛さに釣られて読んでみました^^;。
ま、酷い形で亡くなる人がいなくてホッ(笑)。
けれど、内容は結構、ダ-クかなぁ~?
天才を産むために、オ-クションにかけられる有能な人物の精子を高値で買う女性たち。
この物語の麒麟(キリン)もそうして、買われた精子と買った母親から生まれる。
キリンの父親はノ-ベル化学賞受賞者。
そして、兄の秀才(ヒデトシ)は、IQ180の数学者が父親。
幼い頃から勉強することを強いられる兄弟。
兄は無口で表情も乏しいがキリンは普通の子どもらしい感情表現もする。
母親はキリンの方に愛情を感じるが・・・
兄は、8歳で高校生も解けない数学の問題を難なく解くが5歳のキリンは、小学生の問題までしか解けなくなってしまう。
それでも充分、凄いと思うけど、母親は落胆し、キリンに次第に冷たくあたる。
この辺りは、読んでいてキリンがかわいそうで泣けました(/_;)。
そんな冷たい仕打ちにも健気にキリンは耐える。
自分が悪いのだから・・・・・と。
最後は、兄にも試練が待っていて、こちらも気の毒なことになり・・・・・
あ~どうして登場人物たちが追い込まれるようになっていくのか?
この著者の作品だから、ま、しょうがないか?^^;
けれど、まあ最後は、健気な良い子のまま成長していったキリンにちょっと明るい未来があるようで良かったかな?
しかし・・・この母親は許せん!
天才児を欲しがり、IQの高い男性の精子をオ-クションで買う意味がわからん。
しかも母親がその子が思ったほどの才能がないと言って、見捨てるような行動に出るとは!
父親だけが天才でも必ず子どもが天才とは限らないのに。
こんなことが近い将来、ホントに可能になることはないと信じたい。
人間の価値は、IQの高さで決まるものではないし。
でも、ま、ササッと読むには面白かった。
★★★
発行年月:2011年1月
日常なんか忘れて楽しまなくちゃ!
「頑張ればいい人生になる」と生きてきたいま一番元気な大人の女性たちに贈る現在と未来が何倍も楽しくなる小説!
アラ60・女3人集まれば、豪華客船の旅もエキサイティング!
名門・桜花女子大の学生寮で同室だった三人が久々に同窓会で出会い、一緒に旅行でもしようと意気投合。決めたのは、豪華客船「ドラマ・オブ・シー号」での北海道・ロシア・中国をめぐる旅。
誕生日が来ればみな六〇歳という三人にとって、それぞれの過去と現在と、家庭を持ちながらも、日常から解き放たれたクルーズは、これからの素晴らしき人生を予感させる、出会いや事件の連続だった! 船内でのロマンスやピンチを乗り越えた三人、さあ、どうなる、これから?
(講談社HPより)
3人の還暦目前の女性たち。
それぞれが日常を忘れての船旅に出発!
3人で旅行していると言っても、結構、この人たち、個人主義みたいでそれぞれが別々の行動することが多い。
朝食は、好きな時間に個人個人で済ますのがル-ルとか。
あと寄港先での自由行動でも勝手にそれぞれが観光していたり・・・・
3人で一緒に行く意味あんまりないなぁ~なんて思ったりしたけど・・・・^^;
そしてそれぞれがちょこっと男性とのロマンスがあって・・・・
60歳でもこんな風に男性にちょっとときめいたり、好奇心あったりするっていいな。
60歳って思うほど年寄りじゃないんだ!
なんだかいいな。こういうかんじ♪
なんて思う場面もありました。
旅の途中で、何か大きな事件が起きるのかと読んでいたので、その予想は外れたけれど、楽しく読めました。
旅を終えて日常に再び帰る3人の姿も、それぞれ気になった。
特に、容子さん、大丈夫かな?心配です。
日常なんか忘れて楽しまなくちゃ!
「頑張ればいい人生になる」と生きてきたいま一番元気な大人の女性たちに贈る現在と未来が何倍も楽しくなる小説!
アラ60・女3人集まれば、豪華客船の旅もエキサイティング!
名門・桜花女子大の学生寮で同室だった三人が久々に同窓会で出会い、一緒に旅行でもしようと意気投合。決めたのは、豪華客船「ドラマ・オブ・シー号」での北海道・ロシア・中国をめぐる旅。
誕生日が来ればみな六〇歳という三人にとって、それぞれの過去と現在と、家庭を持ちながらも、日常から解き放たれたクルーズは、これからの素晴らしき人生を予感させる、出会いや事件の連続だった! 船内でのロマンスやピンチを乗り越えた三人、さあ、どうなる、これから?
(講談社HPより)
3人の還暦目前の女性たち。
それぞれが日常を忘れての船旅に出発!
3人で旅行していると言っても、結構、この人たち、個人主義みたいでそれぞれが別々の行動することが多い。
朝食は、好きな時間に個人個人で済ますのがル-ルとか。
あと寄港先での自由行動でも勝手にそれぞれが観光していたり・・・・
3人で一緒に行く意味あんまりないなぁ~なんて思ったりしたけど・・・・^^;
そしてそれぞれがちょこっと男性とのロマンスがあって・・・・
60歳でもこんな風に男性にちょっとときめいたり、好奇心あったりするっていいな。
60歳って思うほど年寄りじゃないんだ!
なんだかいいな。こういうかんじ♪
なんて思う場面もありました。
旅の途中で、何か大きな事件が起きるのかと読んでいたので、その予想は外れたけれど、楽しく読めました。
旅を終えて日常に再び帰る3人の姿も、それぞれ気になった。
特に、容子さん、大丈夫かな?心配です。
★★★
発行年月:2010年12月
夜な夜な聞こえるあの音。も、もももしかして(汗)
のどかな毎日×驚愕のセンセーション!
優しい夫と、もうすぐ3歳になる息子と暮らす「私」。「全てを一新して、生活を変えなければ」と思い立ち、パートをはじめ、新しい家に引っ越した。引っ越し先の隣家は、6人の男の子のいる大家族。ひとり息子のためにはよかったと喜ぶ「私」だったが、毎週金曜、隣家ではある出来事が起こるのだった……。
中国人留学生たちの「今」を描く「ピラミッドの憂鬱」を併録。
(講談社HPより)
表題作のほかに「ピラミッドの憂鬱」と2編が収められている本書。
「ピラミッドの憂鬱」は、中国から日本へ留学して来た二人の青年の日常を描いていた。
二人は幼なじみでもあり、お互いの親は元同僚同士。
結構、裕福な暮らしをしている家庭で育った二人。
日本へ来てもさほど苦労なしで生活しているかんじ。
楓果(ふうか)は、大学卒業後は貿易会社に就職し、自分で稼いでいるかんじもしたが、もう一人の南羽は親からの仕送りに頼り切っているかんじの根っからのお坊ちゃん。
だけど、南羽の父親(地方都市の副市長)に汚職問題の疑いが問われる事態発生。
そして、楓果の父親も病に倒れた!
一人っ子って、若い頃は両親、祖父母に甘やかされていい身分だけど、やがてその何倍もの苦労を背負わなければならないんだなぁ~
表題作の「陽だまり幻想曲」では、
一人息子と夫と暮らす主婦が引っ越し先の隣家で、賑やかな6人兄弟を見て思うあれこれ。
最初は、微笑ましいな。
わが家にももう一人くらいは子どもが居たほうがいいかも。
なんて思っていたら・・・・
アッとビックリの展開になりました!!
この表紙の絵は広げると中にもう2人子どもの絵があり、物語のなかの6人兄弟を描いたものかな?と思われますが・・・
読み始める前に見たこの可愛らしい絵が、読み終えてみると切ないような哀しいような複雑な気持ちになります。
2つの全く異なるお話でしたが、なかなか面白かった。
最初の話は中国人のことを書いていますが、「陽だまり・・・」は中国ではないのかも?
楊さんの物語を読むと、中国人のいろんな考え方がわかって驚かされます。
でもそれが面白い。
夜な夜な聞こえるあの音。も、もももしかして(汗)
のどかな毎日×驚愕のセンセーション!
優しい夫と、もうすぐ3歳になる息子と暮らす「私」。「全てを一新して、生活を変えなければ」と思い立ち、パートをはじめ、新しい家に引っ越した。引っ越し先の隣家は、6人の男の子のいる大家族。ひとり息子のためにはよかったと喜ぶ「私」だったが、毎週金曜、隣家ではある出来事が起こるのだった……。
中国人留学生たちの「今」を描く「ピラミッドの憂鬱」を併録。
(講談社HPより)
表題作のほかに「ピラミッドの憂鬱」と2編が収められている本書。
「ピラミッドの憂鬱」は、中国から日本へ留学して来た二人の青年の日常を描いていた。
二人は幼なじみでもあり、お互いの親は元同僚同士。
結構、裕福な暮らしをしている家庭で育った二人。
日本へ来てもさほど苦労なしで生活しているかんじ。
楓果(ふうか)は、大学卒業後は貿易会社に就職し、自分で稼いでいるかんじもしたが、もう一人の南羽は親からの仕送りに頼り切っているかんじの根っからのお坊ちゃん。
だけど、南羽の父親(地方都市の副市長)に汚職問題の疑いが問われる事態発生。
そして、楓果の父親も病に倒れた!
一人っ子って、若い頃は両親、祖父母に甘やかされていい身分だけど、やがてその何倍もの苦労を背負わなければならないんだなぁ~
表題作の「陽だまり幻想曲」では、
一人息子と夫と暮らす主婦が引っ越し先の隣家で、賑やかな6人兄弟を見て思うあれこれ。
最初は、微笑ましいな。
わが家にももう一人くらいは子どもが居たほうがいいかも。
なんて思っていたら・・・・
アッとビックリの展開になりました!!
この表紙の絵は広げると中にもう2人子どもの絵があり、物語のなかの6人兄弟を描いたものかな?と思われますが・・・
読み始める前に見たこの可愛らしい絵が、読み終えてみると切ないような哀しいような複雑な気持ちになります。
2つの全く異なるお話でしたが、なかなか面白かった。
最初の話は中国人のことを書いていますが、「陽だまり・・・」は中国ではないのかも?
楊さんの物語を読むと、中国人のいろんな考え方がわかって驚かされます。
でもそれが面白い。
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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