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読んだ本の感想あれこれ。
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51mx7QI9dBL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年11月
 


化粧品メーカーの研究部に勤める秋山箱理の肩には、目に見えないゆでダコの「タコリ」が乗っている。子供のころ世の中とうまく折り合えなかった箱理をいつも助けてくれたタコリが、17年ぶりに再来したのだ。それとともに、平和だった箱理の家族と仕事に波乱が生じはじめて……。
なぜか完璧な白塗り化粧で素顔を隠しつづける祖母・ヨシエ、奔放なライターの姉・今理、熱血漢の弟・万理とその恋人、化粧品開発に賭ける同僚ら個性豊かな登場人物の織り成すドラマを温かく、ときに切なく描く魅力作。

                    
                                    (講談社HPより)


SFっぽい要素の混ざった物語でした。
いろいろな話を書ける著者だなぁ~と感心。

主人公の秋山箱理は化粧品会社で新商品の開発に関わるOL27歳。
姉・今理はライタ-で家のなかでは裸族。
弟・万理は、心優しい好青年。

3人の祖母・ヨシエは、孫たちを心から愛している。
が・・・昔から不思議な化粧。真っ白な白塗り化粧で、素顔を見たことがない。

ヨシエさんの化粧の秘密は、終盤、明かされます。
なるほど・・・・・。
なんだか可愛らしい。

化粧品開発に纏わる、会社内の人間関係も良い感じで
箱理の周りの人たちは、みな、個性的だけれど好感が持てた。

万理の結婚相手を最初は批判していたヨシエさんだったけど、孫の幸せを望んでいるから出たことばだったんだな~。
亡くなったヨシエさんのご主人も幽霊で登場。
夫婦のやり取りにも温かいものを感じた。

不思議な存在、タコリも箱理の幸せを願って存在していて、もう大丈夫かな?というところで
姿を消して行ったのかなぁ~。


不思議な場面がいっぱいだったけど、最後まで楽しめました♪


                                        ★★★







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15bb5644.jpg   発行年月:2011年3月


        それはイタイほどに一途な想い。
   “恋”することはできるけれど、“愛”にはまだ早すぎる!?
   
   不器用な人たちの可笑しくも切ないラブスト-リ-
   
  
           
                            (祥伝社HPより)


8つの純愛物語。
お話に登場する人物が、違う話で再び恋愛話の主人公として登場するという楽しい仕掛け。


<西小原さんの誘拐計画>
付き合っている女性の14歳の娘を誘拐する小西原。
その誘拐の理由が笑えた~。

<やさしい太陽>
優しすぎるのか、バカなのか?太陽くん、もうちょっとしっかりしようよ!

<オケタニくんの不覚>
ちゃっかり居候しちゃった太陽くんに、密かに想い人・理穂を取られちゃう可哀相なオケタニ君。

<ス-パ-マリオ>
スト-カ-まがいの執拗な追いかけを恋人・理穂にしてフラレタ万理夫。
最初はキライだった真理夫を段々に憎めなくなり付き合う理穂の友人・佐知子。
確かに・・・・根は良い人なのかも?

<妄想ソラニン>
中学教師の貫太。弱気を助け、強気をくじく精神は立派だけど、頭の中は、妄想だらけ。
一歩間違うと犯罪だけど、年上の女性教師との恋愛は上手くいくといいなぁ~。

<1Fヒナドル>
アイドルみたいに可愛い容姿の日菜。
けれど、この容姿にはあけっぴろげな男っぽい性格が丁度いいと思っているところが好印象。

<アマリリス洋子>
田舎から芸能界にデビュ-したのが18歳の洋子。
しかしなかなか売れず・・・しかし、ある映画が転機となりブレイク。
その映画の監督とも結婚。
その監督が前の話で日菜にマジ告白春日井くんというのも面白い♪

<菊ちゃんの涙>
前の話で毒舌で性格が悪いと悪評の女子アナで登場の悠木かりんが本名の山田菊枝として登場。
女子アナを辞め地方のタウン誌記者として働いている。
前の話では嫌な女性の印象でしたが、彼女なりに頑張っていて応援したくなりました!


どの話もよかったけど、ラスト2つが特に好みでした(^^)
楽しい純愛話を読ませてもらいました♪

★★★


4a7bda69.jpg発行年月:2010年11月


デビュー以来の鮮烈な衝撃作
好意、愛情、執着、嫉妬、秘密……、人を好きになる気持ちのすべて。あるひとりの女の、恋愛大河叙事小説。
美緒とサスケは愛し合っている。
憎いほどに。
殺したいほどに。

                     (講談社HPより)


主人公の岡見美緒23歳は、前の会社の同期入社であった猫田健太郎と誰もが認める相思相愛のカップル。
しかし、美緒は、同じく前の会社の同期生であったサスケとも恋愛関係を築いていく。

健太郎とサスケの両方を愛し、それぞれに「愛している」と言えてしまう。
う~ん。こういう女性、結構、居そうな気がする。
と読みながら・・・・他の人も思い出す顔があるんじゃないかな?

美緒は女性からは嫌われるタイプの人かも。
容姿も良くて、明るくて、面と向かって「すき」と言われたら大概の男性は有頂天になるような女性?


美緒の恋人・健太郎が二股をかけられていることに気付き、あっさり別れを告げたのは気持ち良かった!
おぉ~健太郎やるじゃん!と拍手した(笑)。
お世話になったからと美緒の両親には丁寧にお礼を言ったり、律儀な性格も◎。
美緒の母親の気持ちはよ~くわかった。
自分の娘がこんな恋愛の顛末だったら、悲しい。

その後の美緒とサスケの恋愛もあれこれあって・・・
この二人は似たもの同士だから、こうなる事は予測出来たけれどね・・・。

美緒とサスケの周りの人たち、それぞれの同僚だったり友達だったりの恋愛の行方も、いろいろで
物語の全部にいろんなカップルの恋愛話がありました。
まさにこの物語は、「恋愛小説」!


美緒みたいな女性と付き合う男性は大変だ。
そして、サスケみたいな女性と付き合う女性も大変だ。


今までの作風とがらりと違う話でしたが、面白かった!!

★★★★

 
a7566a67.jpg発行年月:2010年8月


8時09分、瑞希は決まらない髪型に悩み、
10時24分、貴大は里中さんを好きになる。

野間児童文芸賞・坪田譲治文学賞受賞作家が描く、中2思春期、やっかいだけど輝いている、それぞれの事情。


                      (講談社HPより)


この表題通り、2年C組の生徒達の10月19日月曜日の1日を追う物語。
最初に座席表があり、次に時間割表。
そして、先ずは生徒・川口麻衣の6時47分の話。
夢の中で起きた幸せな時間が、一変に現実の朝の慌しさでかき消される。

鏡の前で髪型が決まらず悪戦苦闘する女の子の話は
うんうん、わが家にも中学生女子がいるので、この光景は見慣れたかんじと思った。

そんな風に生徒が順番に登場し、1日が流れていく。
一人一人の話は短いけれど、そこにちゃんとその生徒の置かれた環境。考えていることなどが描かれていて、椰月さんの少年少女の描き方って、凄いな~と感心しちゃう。

初恋に悩む者あり、失恋に落ち込む者あり、
またはクラスからイジメを受けてる女子、それを見ながら何も出来ない事に胸を痛めて居る子あり・・・・

教師はあまり登場しないけど、保健室の矢吹先生が良かったな~。
52歳の先生が言った言葉、ここに書き留めておこう!

「年を重ねてるごとにどんどん自由になっていく気がするのよ・・・・大人になって自由を満喫しなさいって言いたいわ。死んだりする子いるけど、ほんとにもったいないわ・・・・・もっともっと世界は広くて、いくらでも手足を伸ばせるのよ・・・・・・これから先が明るいことを知っていれば、なんでもへっちゃらよ。つらいことあったら保健室にいらっしゃいよ。おもしろい話いっぱいあるんだから」


こんな風に明るく言える先生が保健室にいたら、子ども達には心強いだろうなぁ~。


とある1日の学校の様子だけど、そこに居る生徒の数だけ物語があるんだなぁ~。
当たり前のことだけど、なんだか新鮮なかんじがした!
こういう展開の物語を始めて読んだからかな?

★★★★



deddfb69.jpg   発行年月:2010年7月

   「毎日が宝なのだ!」
   うれしい時にはいつも家族がいた。
   四人家族綿貫さんちの愛おしい日々。


自信満々の別の自分を空想する長女・真美。友人たちと揺れる40代
を惑う母・春子。転校生にピッチャーの座を奪わそうな長男・健介。
係長なのに全然やる気の出ない父・明弘。

四人家族の綿貫さんち、
それぞれの悩みや不安の日々から生まれる、ささやかだけれど大切なもの。
どこか懐かしくて元気が出る、あなたと同じ普通の家族が光り輝く物語。

                                        (光文社HPより)

綿貫家の物語。
長女の真実の「ダリアの笑顔」が最初で、順番に家族が語る。
真実は、真面目で良い子。
家族の様子をよ~く観察していて、新しい家を買いたいために、無理をして働いているような母親のことや、そのために両親の喧嘩が頻繁に起こることを憂いている。

次の話は母親・春子の「いいんじゃないの、40代」。
真実の話では、ちょっとどうなの?と良い印象がなかった春子だけど、
この話を読むとそういう気持ちわかる!っていう親近感が沸いてきて、春子が好きになった!
ハ-ゲンダッツのクリスピ-サンドが食べたくなった^^;

それから長男・ 健介の話「転校生」では、健介の学校のこと、所属する野球のリトルリ-グのことなどが語られる。いつも元気いっぱいの明るい健介にも、それなりに大変なことはあって、でもちゃんと自分の力で克服するし、周りの友達との関係も微笑ましかった。

そして最後は、お父さん明弘の話「オタ繊 綿貫係長」。
オタザワ繊維株式会社 総務部経理課係長の役職を持つ明弘。
自分の会社での微妙な地位に誇りを持てぬ毎日。
でも、あるきっかけから、インラインスケ-トを習うことになってから、新たな人間関係も生まれ気持ちの持ち方まで変わってくるという話。


綿貫家の4人が皆、なんだかいいな。
どこにでも居そうな家族なんだけど、どこの家庭もこんな風に、気づかないけれど、それぞれ支え合っているんだろうなぁ~。
家族っていいじゃない!と気づかせてくれた物語でした!


★★★
 


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