発行年月:2014年11月
捜査一課に戻るなら、あの仲間たちを呼び戻したい。
池袋署強行犯捜査係担当係長・姫川玲子。所轄に異動したことで、扱う事件の幅は拡がった。行方不明の暴力団関係者。巧妙に正体を隠す詐欺犯。売春疑惑。路上での刺殺事件……。終わることのない事件捜査の日々のなか、玲子は、本部復帰のチャンスを掴む。気になるのは、あの頃の仲間たちのうち、誰を引っ張り上げられるのか──。
(光文社HPより)
短編連作のかたちで進む。
過去の事件を振り返りながら、新たに知る情報があって、面白かった。
ストロベリーナイト事件で殉死した刑事・大塚真二。
彼の優しい人柄がわかるエピソード<女の敵>には、感動。
姫川玲子が警察官になる前の姿が書かれた<彼女のいたカフェ>も
良かったなぁ~。
表題作の<インデックス>は、行方不明になったヤクザの親分の事件を捜査する話で
姫川に熱烈アピールをし続ける井岡とのコンビが可笑しくもあるが
仕事がしっかりする井岡の姿は恰好いい。
そして、念願の本部復帰が現実になる<お裾分け>。
後ろ二つ<夢の中>と<闇の色>は同じ事件。
ネグレクトによる哀しい事件。
本部復帰で、新生姫川班始動!
最後に、嬉しいあの男・菊田が登場~♪
玲子との会話は、なんだかいいなぁ~。
強い玲子が可愛くなるかんじで・・・・。
ああ、でも菊田、結婚したんだね~。ちょっと残念だ。
でも、今まで通り、職場で良きパートナーとなるには、これで良かった!
次は玲子と菊田が事件解決していく話が読めるのかな?
★★★★★
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発行年月:2014年9月
「ジウ」サーガ、再び。歌舞伎町封鎖事件から七年。ついに、やつが甦る!
戦慄のダークヒーロー「歌舞伎町セブン」×殺戮のカリスマ「ダムド」。
そして、新宿署の東弘樹警部補に、最大の危機が!
(中央公論新社HPより)
ジウシリーズ再び!ということで楽しみに読みました。
最初から、殺しのシーンはかなりのグロさでしたが・・・^^;
「歌舞伎町セブン」のメンバーたちが、敵対するのが「ダムド」。
東警部補を狙う「ダムド」から東を守る。
で、結局、「ダムド」って何だったんだ?
「ジウ」の方が神秘性があって、悪者なのにちょっと魅力も感じた部分あったんだけど、
ジウほどのインパクトがないかんじでした。
今回は、元特殊部隊の伊崎基子が登場!
ドラマの影響で、黒木メイサが浮かんで来ますが、ミサキという名前で
歌舞伎町セブンのメンバーの一員として存在。
基子がミサキと名乗っていることが、ちょっと嬉しい。
そして、益々強くなっていた!!
このシリーズはまだまだ続きそうですね。
次回作も楽しみです♪
★★★★
発行年月:2014年4月
17歳の少女が自ら警察に保護を求めてきた。その背景を探る刑事に鑑識から報告が入る。少女が生活していたマンションの浴室から、大量の血痕が見つかったのだった。やがて、同じ部屋で暮らしていた女も警察に保護される。2人は事情聴取に応じるが、その内容は食い違う。――圧倒的な描写力で描く事件は、小説でしか説明する術をもたない。著者の新しいステージを告げる衝撃作!
(双葉社HPより)
実際に北九州で起きた監禁殺人事件を基に書かれた物語だそうです。
監禁した人間を虐待するシーンは気持ち悪くて飛ばし読みしました^^;
物語の最初は、ごく普通の同棲中の男女の描写。
横内辰吾29歳と小倉聖子24歳のカップルの元に聖子の実父という男がやってきて
居候生活が続く。
謎なかんじのその男・中本三郎。
辰吾と聖子と三郎の生活と並行して語られる、事件が監禁事件。
監禁先から脱出して警察に助けを求めた17歳の少女・香田麻耶。
監禁事件の真相が明かされていく。
中本三郎とその事件の関わりは後半、徐々に明かされる。
が・・・事件の本当の張本人とされる梅木ヨシオ(タケイ?)は最後まで登場せず
なんだかよくわからないままに終わった感じ。
ただただグロテスクなお話だったなぁ~。
こんな事件が実際に起きたのだとしたら・・・なんて恐ろしい!
一気読みしたので、面白くないわけじゃないけれど・・・
う~ん。正直、好きじゃないな。
★★★
発行年月:2013年12月
「謎のCM美女」の正体は?
芸能記者、ブラック・ジャーナリスト、そしてヤクザも!?
ネット情報に踊らされながら、思惑が交錯し、驚愕の真相へ。
軽やかでミステリアス!
こんな誉田哲也、読んだことない!
正真正銘の新境地!!
(講談社HPより)
舞台は芸能界?
「Qros(キュロス)」ってなんだろ?と読む前から不思議だったけど、
ファストブランドの名前でした。ユニクロみたいな感じの低価格の割に高品質を
売りにしているブランド。
その商品CMに出演している女性が絡んだ軽いかんじのミステリー。
誉田さんの作品は、青春ものは別として、殺人場面が普通なので、今回みたいに
死人の出ないミステリーは少し今までと違った雰囲気でした。
でも、面白かった。
謎の美女の正体は、途中でわかるのだけど、その謎を追いかける雑誌の記者や
ジャーナリストたちの奔走も愉快。
栗山孝治(32歳)は、以前、自分の書いた記事により一人の女性を不幸にしてしまった苦い経験があり、今もその女性の元に謝罪に出向く。
そして、そんな栗山が偶然、正体不明の「Qros」の女を匿うことになって・・・
ああ、芸能人とか、有名になった人って大変なんだなぁ~と思った。
外に出てふつうに行動しているだけで、注目されてしまい
今はすぐネットに画像も載せられてしまう時代。
よほど、自意識強い人じゃなきゃやっていけない世界かも~。
芸能レポーターとかも仕事とはいえ、結構ひどいこと言ったりしてるから
追いかけられる有名人も可哀想に思えてくる時があるからね~。
でも芸能人を追いかける記者のなかにも、今回のように間違ったことは許せないという
常識人がチームみたいに組んで巧く世間を騙す、このお話には痛快さがあった。
こんな少し最後はホッとするお話もいいな。
★★★★★
発行年月:2013年2月
恋に墜ちたことが、罪だったのか。恋愛捜査シリーズ「ドルチェ」感涙必至の極上長編。
41歳の純粋な男と27歳の儚い女。二人の不器用な恋愛が犯罪を導いたのか――? 中野署管内で身代金目的の誘拐事件が発生した。被害者は新鋭の飲食チェーン店専務の副島。提示された身代金は二〇〇〇万円。練馬署強行犯係の魚住久江は、かつての同僚・金本と共に捜査に召集される。そして、極秘裏のオペレーションが始動した
(新潮社HPより)
魚住久江が主人公の刑事物。
今回の事件は、身代金誘拐事件。
誘拐されたのは2人。
一人は、外食系チェーンの専務取締役・副島。
もう一人は、その関連の外食店に勤務する村瀬。
2人の接点になるのは、中国人の女性・楊白瑶(瑶子)。
事件解決の捜査にあたる魚住は、かつての同僚・金本健一と再びコンビを組むことになる。
金本の強引で乱暴なかんじと久江の後輩・峰岸のスマートなかんじは対照的。
どちらも久江にとっては、頼もしい仲間なんだけど・・・・。
事件を追う側の刑事たちより、その関係者である3人の事件までの経過を追うかたちの物語
の進行が気にかかった。
副島は悪い奴だったなぁ~(怒)
それに振り回された、白瑶と村瀬だったけれど、これからはきっと本物の夫婦に
なれるかな?と思うラストはホッとした。
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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