発行年月:1991年2月
わたしは奇妙な日記をつけ始めた――
とめどない食欲に憑かれた女子学生のスタティックな日常、
青春最後の日々を流れる透明な時間をデリケートに描く。
(中央公論新社HPより)
もう30年以上前に買った本。
久しぶりに読んでみた。
主人公は大学4年生の、かおる。
ホテルでアルバイトしていて、披露宴後に残った巨大なアイスクリームを
主任(元華族のオールドミス)から一緒に食べて片付けてと言われ・・・
食べ切ってから、異常な食欲が続く日々。
下宿先はある神道宗教の教会の離れ。
母が信者で、その縁で下宿させてもらっている。
そして、そこに高校を卒業した弟・航平が教会で修業すると言って
親の反対を押し切りやってくる。
航平は両親が離婚後、父の再婚相手の連れ子。
かおるのは同じ大学の工学部の大学院生・吉田と付き合っている。
一緒に眠る。
ただ静かに・・・・
吉田の友人が精神科に一度、診て貰えということで受診する。
結局、かおると吉田は別れてしまうんだけれど。。。
吉田みたいな人、居そう。
こういう人と共に過ごすのは疲れそう。
かおるの友人・真由子がいい。
かおるの気持ちを汲んで、良い方向に背中を押してくれている。
上質な青春小説というかんじ。
小川さんの文章は、やはりいい。
★★★★★
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発行年月:2025年6月
著者6年ぶり、待望の長篇小説
著者6年ぶり、世界が待ち望んだ長篇小説400枚。
内気な人々が集まって暮らすその土地は、“アカシアの野辺”と名付けられていた。たったひとりの家族であるおばあさんが働いているあいだ、幼いリリカは野辺の老介護人に預けられて育った。野辺の人々は沈黙を愛し、十本の指を駆使した指言葉でつつましく会話した。リリカもまた、言葉を話す前に指言葉を覚えた。たった一つの舌よりも、二つの目と十本の指の方がずっと多くのことを語れるのだ。
やがてリリカは歌うことを覚える。野辺の重要な行事である“羊の毛刈り”で初めて披露された彼女の歌は、どこまでも素直で、これみよがしでなく、いつ始まったかもわからないくらいにもかかわらず、なぜか、鼓膜に深く染み込む生気をたたえていた。この不思議な歌声が、リリカの人生を動かし始める。歌声の力が、さまざまな人と引き合わせ、野辺の外へ連れ出し、そして恋にも巡り合わせる。果たして、リリカの歌はどこへと向かっていくのか?
名手の卓越した筆は、沈黙と歌声を互いに抱き留め合わせる。叙情あふるる静かな傑作。
(文藝春秋HPより)
特殊な環境で育ったリリカ。
成長して、車を運転して有料道路の料金所を通ることが度々あり
「アカシアの野辺」のお菓子を買いに来る人だ!とその手をみてわかり
親しくなっていく。
そのまま他所で暮らす選択も出来たのに・・・・
リリカがアカシアの野辺のなかで色々な人の死をみる。
それがすごくリアルで、人の亡くる直前の様子をこんな風に書けるのは
凄いなとおもった。
羊が二頭、角が絡まったまま逃走し、その後の二頭が息絶えるまでの
描写も印象に残るものだった。
それを見ているリリカ。
行方不明になった幼い男のこのことを思って、迷子になったその子が遊べるように
と、リリカの祖母がつくった人形たち。
それらも月日の経過とともに朽ちていく。
人も動物も人形もいずれは生きていたころとは違う姿になって最後は
自然のなかに溶けていくんだな・・・とあたりまえのことだけど
改めて考えた。
また暫くしたら、再読したい。
★★★★★
(文藝春秋HPより)
特殊な環境で育ったリリカ。
成長して、車を運転して有料道路の料金所を通ることが度々あり
「アカシアの野辺」のお菓子を買いに来る人だ!とその手をみてわかり
親しくなっていく。
そのまま他所で暮らす選択も出来たのに・・・・
リリカがアカシアの野辺のなかで色々な人の死をみる。
それがすごくリアルで、人の亡くる直前の様子をこんな風に書けるのは
凄いなとおもった。
羊が二頭、角が絡まったまま逃走し、その後の二頭が息絶えるまでの
描写も印象に残るものだった。
それを見ているリリカ。
行方不明になった幼い男のこのことを思って、迷子になったその子が遊べるように
と、リリカの祖母がつくった人形たち。
それらも月日の経過とともに朽ちていく。
人も動物も人形もいずれは生きていたころとは違う姿になって最後は
自然のなかに溶けていくんだな・・・とあたりまえのことだけど
改めて考えた。
また暫くしたら、再読したい。
★★★★★
発行年月:2024年10月
耳の中に棲む私の最初の友だちは
涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。
補聴器のセールスマンだった父の骨壺から出てきた四つの耳の骨(カルテット)。
あたたかく、ときに禍々しく、
静かに光を放つようにつづられた珠玉の最新作品集。
オタワ映画祭VR部門最優秀賞・アヌシー映画祭公式出品
世界を席巻したVRアニメから生まれた「もう一つの物語」
「骨壺のカルテット」
補聴器のセールスマンだった父は、いつも古びたクッキー缶を持ち歩いていた。亡くなった父と親しかった耳鼻科の院長先生は、骨壺から4つの骨のかけらを取り出してこう言った。「お父さまの耳の中にあったものたちです。正確には、耳の中に棲んでいたものたち、と言えばよろしいでしょうか……」。
「耳たぶに触れる」
収穫祭の“早泣き競争”に出場した男は、思わず写真に撮りたくなる特別な耳をもっていた。補聴器が納まったトランクに、男は掘り出したダンゴムシの死骸を収める。
「今日は小鳥の日」
小鳥ブローチのサイズは、実物の三分の一でなければなりません。嘴と爪は本物を用います。
残念ながら、もう一つも残っておりませんが。
「踊りましょうよ」
補聴器のメンテナンスと顧客とのお喋りを終えると、セールスマンさんはこっそり人工池に向かう。そこには“世界で最も釣り合いのとれた耳”をもつ彼女がいた。
「選鉱場とラッパ」
少年は、輪投げの景品のラッパが欲しかった。「どうか僕のラッパを誰かが持って帰ったりしませんように……」。お祭りの最終日、問題が発生する。
(講談社HPより)
補聴器のセールスをしていた男の死から始まり、生前の男の様子が語られていく。
最後は、少年の頃のはなし。
最初の<骨壺のカルテット>では、骨になり骨壺に納まっている男の骨をとりだし
中から耳のなかに棲んでいたものたちを4つだけ取り出し、息子に渡す
耳鼻咽喉科の院長。
亡くなった男と仕事を通じて知り合い、親交があった。
息子も子どもの頃から、その耳鼻咽喉科には通ったことがある。
色々な人との関わりが、なかなかユニークなんだけど
結婚した女性の話などは出て来ない。
<踊りましょうよ>の彼女ではないよなぁ~?
大学生でアルバイトとして介護助手の仕事をしていて知り合ったそうだけど・・・・
男によると、とても素晴らしい耳を持っている女性らしい。
<今日は小鳥の日>は、ちょっとグロテスクだった。
小鳥ブローチの会に招かれた男が、聞くその会の亡くなった会長のことを聞く。
小鳥のブローチを作る過程がなんとも・・・( ゚Д゚)
そして会長は自死だというが、その方法が、また・・・・( ゚Д゚)
映像になったらホラーだ。
最後の男が少年の頃の話も、物哀しい雰囲気が漂っていた。
母親と二人、鉱山会社の社宅に住み、母親は会社の社員食堂で働いていた。
近所で祭りがあり、輪投げの景品のらっぱが欲しく、毎日、通って
誰かの手に渡りませんようにとみている。
祭りの最終日、輪投げを仕切っているおばあさんが突然、倒れ、人々は
救急車を呼ばなきゃとか移動させた方がいいか?など混乱している。
少年はそんななか、散らばった景品のなかから、欲しかったラッパを
掴み家に持ち帰る。
でも、一度も吹かず、五線紙に星座を描き、ラッパのなかに入れ
母親と引っ越すとき、押し入れの天袋の奥に押し込む。
男の家族を持つまでとその後のことを少し知りたかったけれど、
そうするとこの何か不思議な話が日常の平凡な話に隠れてしまうかな?
薄い本なので、あっという間に読めてしまい、もう少し浸りたかったな・・・。
★★★★
(講談社HPより)
補聴器のセールスをしていた男の死から始まり、生前の男の様子が語られていく。
最後は、少年の頃のはなし。
最初の<骨壺のカルテット>では、骨になり骨壺に納まっている男の骨をとりだし
中から耳のなかに棲んでいたものたちを4つだけ取り出し、息子に渡す
耳鼻咽喉科の院長。
亡くなった男と仕事を通じて知り合い、親交があった。
息子も子どもの頃から、その耳鼻咽喉科には通ったことがある。
色々な人との関わりが、なかなかユニークなんだけど
結婚した女性の話などは出て来ない。
<踊りましょうよ>の彼女ではないよなぁ~?
大学生でアルバイトとして介護助手の仕事をしていて知り合ったそうだけど・・・・
男によると、とても素晴らしい耳を持っている女性らしい。
<今日は小鳥の日>は、ちょっとグロテスクだった。
小鳥ブローチの会に招かれた男が、聞くその会の亡くなった会長のことを聞く。
小鳥のブローチを作る過程がなんとも・・・( ゚Д゚)
そして会長は自死だというが、その方法が、また・・・・( ゚Д゚)
映像になったらホラーだ。
最後の男が少年の頃の話も、物哀しい雰囲気が漂っていた。
母親と二人、鉱山会社の社宅に住み、母親は会社の社員食堂で働いていた。
近所で祭りがあり、輪投げの景品のらっぱが欲しく、毎日、通って
誰かの手に渡りませんようにとみている。
祭りの最終日、輪投げを仕切っているおばあさんが突然、倒れ、人々は
救急車を呼ばなきゃとか移動させた方がいいか?など混乱している。
少年はそんななか、散らばった景品のなかから、欲しかったラッパを
掴み家に持ち帰る。
でも、一度も吹かず、五線紙に星座を描き、ラッパのなかに入れ
母親と引っ越すとき、押し入れの天袋の奥に押し込む。
男の家族を持つまでとその後のことを少し知りたかったけれど、
そうするとこの何か不思議な話が日常の平凡な話に隠れてしまうかな?
薄い本なので、あっという間に読めてしまい、もう少し浸りたかったな・・・。
★★★★
発行年月:2022年9月
「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」
交通事故の保険金で帝国劇場の『レ・ミゼラブル』全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。
金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ『ラ・シルフィード』。
お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。
演じること、観ること、観られること。ステージの此方と彼方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。
(集英社HPより)
8つの舞台に纏わるお話。
著者らしい、美しく優しい文章が綴られるけれど、やはりどこか寂しく不穏な
雰囲気が漂っている。
現実の世界と、また違う世界を行き来するようなお話たち。
<指紋のついた羽>
金属加工工場に勤める父親の仕事終わりを待つ少女とその工場の向いの縫製工場で
働く縫子さんの交流。
静かだけど、少し温かい二人の時間もあって、一緒に観たバレエ「ラ・シルフィード」
もどんな物語か気になった。
<ユニコーンを握らせる>
第一志望の大学受験のため父の義理の姉にあたるローラ伯母さんの元に4泊させて
貰った間の話。
伯母さんの家の食器には「ガラスの動物園」に出てくるローラのセリフが
底に書かれていた。
伯母さんとの交流がこの大学受験の失敗で、これきりになってしまったのが惜しい。
伯母さんと暮らした短い時間は、濃厚だっただろうなぁ~。
この短編集のなかで一番すき。
<鍾乳洞の恋>
左下奥歯のブリッジを交換してから、なんとなく違和感があり始終、舌先で
触る癖がついてしまったことから、首の痛みに悩まされることになった伝票室室長の
話。
歯の隙間から出てくる謎の白い生き物・・・・不気味である(^^ゞ
<ダブルフォルトの予言>
交通事故の保険金で帝国劇場の「レ・ミゼラブル」の全79公演の
チケットを購入した女性の話。
劇場に通う日々のなかで知り合った劇場内に暮らしているという女性。
彼女の仕事は、役者の失敗を代わりに引き受ける失敗係だという。
夢か幻か~?というお話だけど楽しかった。
<花柄さん>
38歳で急死した女性の亡くなるまでの生活を書いたお話。
いつも花柄のスカートを穿いていたので花柄さんと呼ばれていた女性。
劇場に通い、楽屋口で待ち、役者にパンフレットにサインを貰うことが
趣味。
サインして貰ったパンフレットはベッドの下に積み重なり。。。
管理人さんがベッドの下に見つけたものが、パンフレットの山としり
ホッとした。
<装飾用の役者>
19歳からずっといろんな人のコンパニオンとして働いてきた女性。
初めての男性の依頼人・N老人は自宅に劇場を設え、そこに装飾用の役者を
雇い入れていた。その一人としてN老人の指定する部屋で装飾用の役者と
しての時間を過ごす。
こんな仕事は嫌だ。
最初は楽かもしれないけれど。。。
<いけにえを運ぶ犬>
会社の忘年会のビンゴ大会で演奏会のチケットを貰った男性。
演奏会のなかでのシベリウスのヴァイオリン協奏曲「春の祭典」を
聴きながら、子どもの頃、馬車の本屋といって犬に木箱に入った本を運ばせて
売りにくる本屋のことを思い出す。
男が少年のとき、気になっているけど、高価で買えなかった「渡り鳥の秘密」
を工夫して立ち読みしている姿がかわいい
<無限ヤモリ>
保養所の管理人夫婦が売っているという小さな虫かごに入ったヤモリ。
二匹ずつが3つ。
散歩に出てみつけた理容室に飾られた見事なジオラマに魅せられる。
生まれてから一度も自分の足で土を踏めなかった病弱の亡き息子のために
作ったという。
この町全体がなんとなく異世界っぽい。
無限ヤモリも気持ち悪いし・・・・(^^ゞ
小川さんの短編集は、どの話もひとつひとつが濃厚。
独特の雰囲気で余韻が残るかんじ。
でも、それがいい。
楽しませてもらいました♪
小川さんの本は表紙の絵がいつも素敵。
★★★★★
(集英社HPより)
8つの舞台に纏わるお話。
著者らしい、美しく優しい文章が綴られるけれど、やはりどこか寂しく不穏な
雰囲気が漂っている。
現実の世界と、また違う世界を行き来するようなお話たち。
<指紋のついた羽>
金属加工工場に勤める父親の仕事終わりを待つ少女とその工場の向いの縫製工場で
働く縫子さんの交流。
静かだけど、少し温かい二人の時間もあって、一緒に観たバレエ「ラ・シルフィード」
もどんな物語か気になった。
<ユニコーンを握らせる>
第一志望の大学受験のため父の義理の姉にあたるローラ伯母さんの元に4泊させて
貰った間の話。
伯母さんの家の食器には「ガラスの動物園」に出てくるローラのセリフが
底に書かれていた。
伯母さんとの交流がこの大学受験の失敗で、これきりになってしまったのが惜しい。
伯母さんと暮らした短い時間は、濃厚だっただろうなぁ~。
この短編集のなかで一番すき。
<鍾乳洞の恋>
左下奥歯のブリッジを交換してから、なんとなく違和感があり始終、舌先で
触る癖がついてしまったことから、首の痛みに悩まされることになった伝票室室長の
話。
歯の隙間から出てくる謎の白い生き物・・・・不気味である(^^ゞ
<ダブルフォルトの予言>
交通事故の保険金で帝国劇場の「レ・ミゼラブル」の全79公演の
チケットを購入した女性の話。
劇場に通う日々のなかで知り合った劇場内に暮らしているという女性。
彼女の仕事は、役者の失敗を代わりに引き受ける失敗係だという。
夢か幻か~?というお話だけど楽しかった。
<花柄さん>
38歳で急死した女性の亡くなるまでの生活を書いたお話。
いつも花柄のスカートを穿いていたので花柄さんと呼ばれていた女性。
劇場に通い、楽屋口で待ち、役者にパンフレットにサインを貰うことが
趣味。
サインして貰ったパンフレットはベッドの下に積み重なり。。。
管理人さんがベッドの下に見つけたものが、パンフレットの山としり
ホッとした。
<装飾用の役者>
19歳からずっといろんな人のコンパニオンとして働いてきた女性。
初めての男性の依頼人・N老人は自宅に劇場を設え、そこに装飾用の役者を
雇い入れていた。その一人としてN老人の指定する部屋で装飾用の役者と
しての時間を過ごす。
こんな仕事は嫌だ。
最初は楽かもしれないけれど。。。
<いけにえを運ぶ犬>
会社の忘年会のビンゴ大会で演奏会のチケットを貰った男性。
演奏会のなかでのシベリウスのヴァイオリン協奏曲「春の祭典」を
聴きながら、子どもの頃、馬車の本屋といって犬に木箱に入った本を運ばせて
売りにくる本屋のことを思い出す。
男が少年のとき、気になっているけど、高価で買えなかった「渡り鳥の秘密」
を工夫して立ち読みしている姿がかわいい
<無限ヤモリ>
保養所の管理人夫婦が売っているという小さな虫かごに入ったヤモリ。
二匹ずつが3つ。
散歩に出てみつけた理容室に飾られた見事なジオラマに魅せられる。
生まれてから一度も自分の足で土を踏めなかった病弱の亡き息子のために
作ったという。
この町全体がなんとなく異世界っぽい。
無限ヤモリも気持ち悪いし・・・・(^^ゞ
小川さんの短編集は、どの話もひとつひとつが濃厚。
独特の雰囲気で余韻が残るかんじ。
でも、それがいい。
楽しませてもらいました♪
小川さんの本は表紙の絵がいつも素敵。
★★★★★
発行年月:2004年4月
「夏のはじめのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。」
あたたかくて、せつなくて、いとおしい。極上の文学世界をご堪能ください。
朝日はまだ弱々しく、オリーブ林の向こうの空には沈みきらない月が残っているような時刻で、僕以外に目を覚ました者は誰もいなかった。ブラフマンは裏庭のゴミバケツの脇に潜み、脚を縮め、勝手口の扉に鼻先をこすりつけていた。――(本文より)
(講談社HPより)
文章が美しい。
読んでいると自然に情景が浮かぶかんじ。
これは日本ではないかな?
西洋の香り。
ある夏の日にけがをした仔犬を見つけて、連れ帰る僕。
僕は「創作者の家」と呼ばれる施設の住み込みの管理人。
色々な創作者がここで創作活動をしていて、一番親しいのは碑文彫刻家。
仔犬の名前を彫刻家の作品のなかから選ぶことにして気になった文字を
尋ねるとサンスクリット語で「謎」という意味の「ブラフマン」と読むんだと
教えられ、それを名前に決める。
普段は、部屋のなかでほかのものに見つからないようにしていたが
動物アレルギーだというレース編み作家に見つかってしまう。
部屋に頑丈な鍵を彫刻家に取り付けて貰い、ブラフマンが勝手に部屋から
出ないようにする。
必需品を配達してくれる雑貨屋の娘と親しくなり、車の運転の練習に
付き合う。
創作者の家の庭は広いので、そこが練習場所。
ああ、なんか嫌な予感・・・・・と思ったら・・・・(;O;)
僕とブラフマンの暮らしぶりは、微笑ましいもので犬も可愛いなと
思って読んでいたのにな・・・。
表題通り、埋葬するのが物語の最後。
でも、ブラフマンを避けていたレース編み作家も埋葬に参列したのは
良かった。
嫌な人ではなかったとわかって良かった。
アッとという間に読み終えてしまったけれど、とてもよかった!
★★★★
(講談社HPより)
文章が美しい。
読んでいると自然に情景が浮かぶかんじ。
これは日本ではないかな?
西洋の香り。
ある夏の日にけがをした仔犬を見つけて、連れ帰る僕。
僕は「創作者の家」と呼ばれる施設の住み込みの管理人。
色々な創作者がここで創作活動をしていて、一番親しいのは碑文彫刻家。
仔犬の名前を彫刻家の作品のなかから選ぶことにして気になった文字を
尋ねるとサンスクリット語で「謎」という意味の「ブラフマン」と読むんだと
教えられ、それを名前に決める。
普段は、部屋のなかでほかのものに見つからないようにしていたが
動物アレルギーだというレース編み作家に見つかってしまう。
部屋に頑丈な鍵を彫刻家に取り付けて貰い、ブラフマンが勝手に部屋から
出ないようにする。
必需品を配達してくれる雑貨屋の娘と親しくなり、車の運転の練習に
付き合う。
創作者の家の庭は広いので、そこが練習場所。
ああ、なんか嫌な予感・・・・・と思ったら・・・・(;O;)
僕とブラフマンの暮らしぶりは、微笑ましいもので犬も可愛いなと
思って読んでいたのにな・・・。
表題通り、埋葬するのが物語の最後。
でも、ブラフマンを避けていたレース編み作家も埋葬に参列したのは
良かった。
嫌な人ではなかったとわかって良かった。
アッとという間に読み終えてしまったけれど、とてもよかった!
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女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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