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読んだ本の感想あれこれ。
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b94ab5cd.jpg発行年月:2009年1月


高2の夏休み前、由起と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ------「人が死ぬ瞬間を見たい」。由起は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は老人ホ-ムで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てに迎えた衝撃の結末とは?

                      
(本裏の解説文より)

前作の「告白」を読んだときの衝撃が、またあるのか?
そんな気持ちで本を開き、いきなり「遺書」で始まるのには、早くもビックリ!

↑の解説文にもあるように、二人の少女(幼なじみ)が、転入生から聞かされた衝撃の事実に心を動かされ「人の死ぬ瞬間をみてみたい」とそれぞれ思う。

二人はそれぞれ別々に「人の死を見る」機会がありそうな場を選んで働く。
ここで、二人が相談して行動してないというのが、いい。
「人の死を見たい」という言葉だけ見ると、なんて子たち!って思うかもしれないけど、わたしは、ある意味、普通の感覚かも?と理解しました。
こんな事かんがえるのはいけないことなのかな?という気持ちが少しあったから一人一人で行動に移したのかな?と。
そこで、自ら手を下したら困るのだけど・・・・・。

二人は、不純な気持ちではありますが、それぞれの場でそれなりに一生懸命、働いていたし。
「人の死を見たい」と思ってはいても、いざ、目の前で苦しむ人がいたら、自然に助けたいと思い行動する場面もあって。
微笑ましい場面もあり、普通の青春小説としても成立しそうな展開。

でも、そうはいかないこの方の物語!^^;
段々、それぞれが働く、病院の患者と老人ホ-ムの入所者に出てくる人たちが、結びついてきて・・・・最後は本当にまた衝撃的でした!!

少女たちが抱えていた諸々のことも、重かったし
最後は「告白」同様の後味の悪さが残りますが
思いがけず、友情の再確認が出来たり、ずっと会いたかった人に会えたりする場面もあったので、「告白」よりは、少し軽く読めたかな?


湊さん、こういう話ばかりずっとこれからも書き続けるのかしら?
普通の青春小説も十分、書けそうなのに。

刺激を受けたいために、また新刊が出たら読むこと間違いなしですが・・・笑
でも、こういう感覚って、少女たちが感じた好奇心とちょっと通じるものあるのかも・・なんてちょっと思ったりして。
人って、どこかで、自分に関係ない事なら残酷なことを見てみたいって思ってしまう生き物?


★★★★


 
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