発行年月:2020年1月
想像力は、あるかい?
憧れの映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助(27歳)。
聞き慣れない業界用語が飛び交う現場に戸惑う日々だが、
そこは現実と物語を繋げる、魔法の世界だった。
「必死で知恵絞って想像すんのが俺たちの仕事だ」
やがて良助は、仲間たちが作品に傾ける熱意に、
焦がれるような思いを募らせていく——。
走るしか能のない新米、突っ走る!
行き先は、たぶん未来。
「有川浩」改め「有川ひろ」の、
お仕事小説&ベタ甘ラブコメ。
涙と笑顔と元気が湧いてくる、待望の最新小説!
(幻冬舎HPより)
久しぶりかな?
改名したのもびっくり。
なんで今なんだ?
でも小説は、変わらず面白かった。
今回は、映像制作会社『殿浦イマジン』に最初は、バイトとして雇われた
良井良助(よい りょうすけ)が、職場の先輩たちに囲まれ仕事をしながら
成長し、この人たちとずっと仕事がしたい!と奮起する。
ドラマの現場でのあれこれは、知らないことばかりで面白かった。
制作会社って、こういうこともやるんだぁ~と。
有川作品の「空飛ぶ広報室」や「植物図鑑」のドラマ撮影の現場での様子は
作品を知っている者には、懐かしい感じでニコニコ。
「空飛ぶ広報室」は、ドラマも見ていたのでその時の俳優さんが浮かんできた。
有川さんのお仕事小説は、人間関係がすごくいい職場なので、読んでいて楽しい。
実際は、もっと過酷なんだろうけれど。
相変わらずのコイバナも健在で、こちらも◎。
★★★
(幻冬舎HPより)
久しぶりかな?
改名したのもびっくり。
なんで今なんだ?
でも小説は、変わらず面白かった。
今回は、映像制作会社『殿浦イマジン』に最初は、バイトとして雇われた
良井良助(よい りょうすけ)が、職場の先輩たちに囲まれ仕事をしながら
成長し、この人たちとずっと仕事がしたい!と奮起する。
ドラマの現場でのあれこれは、知らないことばかりで面白かった。
制作会社って、こういうこともやるんだぁ~と。
有川作品の「空飛ぶ広報室」や「植物図鑑」のドラマ撮影の現場での様子は
作品を知っている者には、懐かしい感じでニコニコ。
「空飛ぶ広報室」は、ドラマも見ていたのでその時の俳優さんが浮かんできた。
有川さんのお仕事小説は、人間関係がすごくいい職場なので、読んでいて楽しい。
実際は、もっと過酷なんだろうけれど。
相変わらずのコイバナも健在で、こちらも◎。
★★★
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発行年月:2016年7月
休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。一人目の「お母さん」はリョウが子どもの頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。観光を続けるうち、リョウは何かがおかしいことに気がつく。かりゆし58の名曲「アンマ―」に着想を得た、書き下ろし感動長編。
(講談社HPより)
中盤から、少しSFっぽい要素も加わってきましたが、良いお話でした。
東京で両親と暮らしていたリョウが、小学4年生のとき、母が癌で亡くなる。
母親の死をまだ受け入れられないリョウだったけれど、カメラマンの父親は
仕事で撮影のため旅行することが多く祖母の元で暮らす。
そして・・・・いきなり沖縄に同行させられ、新しくお母さんになる人・晴子さんを
紹介されて戸惑う。
本当に自由人なお父さん。
でも先の奥さんも、晴子さんも本当に好きになったんだからきっと素敵なんだろうね。
ちょっとわたしにはついて行けないものを感じたけれど・・・^^;
物語は、32歳のリョウが沖縄のおかあさんを3日間の期限つきで訪ねる流れ。
観光ガイドをしていた、おかあさんの案内で一緒に沖縄の思い出の地などを
廻り、子どもの頃は言えなかったことや家族の思い出のエピソードを回想しながら
二人で会話する。
沖縄の綺麗な景色が目に浮かぶ。
転校先で友達になった金ちゃんも素敵な子。
喧嘩してもすぐ仲直りして・・・。
担任の先生もリョウの気持ちをちゃんと読み取れる良い先生。
・・・ここからネタバレ・・・・
終盤、リョウが、やたら3日の期限を気にしているのが引っかかり
まさかリョウってこの世に居ない?と思ったら・・・・
死んじゃっていたのはおかあさんだったんだ~。
32歳のリョウのことも終盤にわかり、良い家庭を持ったんだな~と安心。
表紙の写真も素敵。
ちょっと綺麗すぎる出来すぎの話だけど、こういうのも好き(^^)
★★★★
発行年月:2015年10月
ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車ととめた道へと向かっていた。「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた―― 本文は村上勉の挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷
(講談社HPより)
佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」は、子どもの頃に読みました。
自分のそばにもコロボックルが現れてくれないかなぁ~なんて思ってました^m^
お話のなかにも「だれも知らない小さな国」の本が出てきて
佐藤さとるさんのお話をうまく受け継いだ物語になっているのが素敵!
本当に素敵なお話でした。
主人公の小学生、ヒコとその友達ヒメ。
二人の関係も微笑ましい。
同じ養蜂家(はち屋)の子どもとして季節ごとに蜂と共に蜜を集めるための
花のある場所に移動する家族。
養蜂家の仕事のこと、蜂のこと、色々と勉強になることもありました。
物語の冒頭に、20年前のこととあるので、最後には大人になったヒコのことも
書いてくれるかな?と期待しながら読みました。
そして、やはり大人になったヒコとヒメのこと。
そしてコロボックルのこと。
表題が「だれもが知ってる・・・」になっている意味がわかりました。
村上 勉さんの絵も沢山あって、素晴らしい1冊でした!
また佐藤さとるさんのコロボックルシリーズも読みたくなりました!!
巻末の佐藤さとるさんから有川さんへの手紙もいいですね~
★★★★★
発行年月:2014年8月
想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。
諦める前に、踏み出せ。
思い込みの壁を打ち砕け!
児童養護施設に転職した元営業マンの三田村慎平はやる気は人一倍ある新任職員。
愛想はないが涙もろい三年目の和泉和恵や、理論派の熱血ベテラン猪股吉行、“問題のない子供”谷村奏子、大人より大人びている17歳の平田久志に囲まれて繰り広げられるドラマティック長篇。
(幻冬舎HPより)
児童養護施設に暮らす子供たちとそこで働く職員の物語。
高校性の谷村奏子と平田久志の今後の進路についての話は、読みながら考えさせられた。
親に進学費用を頼れない二人の選択肢は、それだけで狭められてしまう。
そんな状況のなかで、自らの進路に悩み、考える二人。
職員のなかにも大学進学を応援する考えの者と、就職推進派と分かれる。
う~ん。難しい問題だな。
勉強したい意志が強いのに経済的理由で断念しなければならないのは、児童施設入所者だけとは限らない問題。
国が何らかの補助政策を考えてくれたらいいのに・・・・と思った。
奨学金制度もあるけれど、学力優秀者に対してのものより、経済的窮地にある者への
援助的な制度が簡単に受けられる制度が確立されたらいいかも。
施設入所の子どもに対して、一概に可哀想と思うことはしてほしくないという奏子の言葉には
なるほどと思った。
有川さんがこうして、いろいろ取材して書いたことにより児童養護施設で暮らす子ども達についての理解を深めることに繋がっていくといいな。
わたし自身もこれを読んで思い違いをしていたな~という箇所が幾つかあって
考えさせられました。
巻末の参考資料も幾つか読んでみたいなと思う物がありましたので、
メモしておきたいと思います。
★★★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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