発行年月:2018年2月
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発行年月:2017年6月
旅先の美術館で突然再会した一枚の絵。一糸まとわぬ姿で軽やかに階段を下りてくるのは、忽然と姿をくらませた謎の女。40年の時を経て、ほろ苦い記憶が甦る。あの日、もし一緒に逃げることができたならば――。その想いを、物語にして伝える時がやってきた。人生の終局の煌めきを美しく描く、ベストセラー作家の新境地。
(新潮クレストBOOK HPより)
これは簡単に言うと四角関係の話かなぁ~?
主人公の「ぼく」はドイツ在住の弁護士で、仕事で訪れたシドニーで1枚の絵を見る。
そこに描かれているのは、階段を下りる裸の女性。
その絵と女性についての40年前の記憶が蘇る。
40年前の出来事と現在がごちゃごちゃして、ちょっと慣れるまでは読みにくかった。
でも、これシュリンクにはよくある手法なので我慢。
絵のモデルの女性は、イレーネ。
40年前、グラトラッハ氏という裕福な男の妻で、画家のシュヴェントに妻の肖像画を
描かせた。
シュヴェント氏とイレーネが恋仲になり、描かれた肖像画の所有権についての争いに
巻き込まれたのが「ぼく」。
そして「ぼく」もイレーネに好意を抱くようになって・・・・・
イレーネっていう女性の魅力がイマイチわからなかったけど、男3人が夢中に
なるのだから魅力的なんでしょうね~。
で、40年後の現在。
イレーネを探す「ぼく」・・・・・名前出てこなかったような。
しかも歳はもう70歳くらい?
丁度、著者・シュリンクと同年代かな?
イレーネは寂しく独りで生活。
しかも余命短い病気。
「ぼく」は、イレーネのそばに最期のときまでいることに。
こんな献身的介護、出来るって凄いな。
それだけ強烈なイレーネに対する想いがずっと持続していたなんて。
3人の男のなかで一番の愛情を注いだってことね~。
ラストはこれまた衝撃的。
訳者あとがきで、実際に影響を受けた絵画の存在が紹介されていた
「エマ。階段を下りる裸婦」・・・・検索してみたら
ああ、なるほど、これは想像力を掻き立てられそうな絵だなと思った。
イレーネの最期も、それを想像させる絵が頭に浮かんだけれど
なんという絵だったかな?
後で検索してみよう。
シュリンクが書く物語は、切ないな(/_;)
これも映像化されたらいいな。
★★★★
発行年月:2003年12月
「日本人は大いに誇っていいのです。
昔の日本精神はどこにいったのですか! 」日本を心の故郷と慕う台湾人女性が語る、
かつての立派な日本人像とは。
(桜の花出版社HPより)
先に読んだ東野圭吾の「素敵な日本人」とよく似た表題と表紙に目が留まり
図書館で借りて読みました。
著者は1932年(昭和7年)生まれ。
日本が統治していた時代の台湾に生まれ、自身は日本人だと思っていたと
本書のなかでも書いている。
日本語を話し日本の暮らしと同じような暮らしをしていた様子。
日本が統治していたけれど、日本の兵隊さんは優しかったという。
実際、台湾のインフラを整えたり、教育水準を上げたりと国の発展に
大きな成果を出してきた当時の日本。
そして、日本が敗戦により台湾から兵も引き上げ、中国が台湾を統治するように
変わった途端、台湾人たちにとっては、地獄のような日々が続くことになった
という事実はあまり知らなかったので驚いた。
2.28事件についても詳しく知らなかったけれど、とても辛い。
当時の台湾の人たちが、日本統治時代をいい時代だったという意味が
よくわかった。
台湾と日本は良い関係で国としても存在出来たらいいのにな~。
今も素敵な存在で居られるのかな?とふと考えてしまった。
知らなかったことを色々知れた本。
★★★
発行年月:2016年6月
ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。
(新潮社HPより)
ラジオで小川洋子さんが絶賛していた本。
気になり手にとりました。
なるほど・・・小川さんが他人ごととは思えないとおっしゃったハリネズミ。
相当な心配性です。
友達が沢山家に遊びに来てくれたらいいのになぁ~と思って皆を招待する手紙を
書くけれど・・・その先のことをあれこれ悪い方に想像して
一人、悶々とした時間を過ごす。
想像力というか、妄想力が半端なくネガティブ路線で・・・ハリネズミには
申し訳ないけど可笑しかった^m^
でも最後は、リスが来てくれて・・・・ああ、良かったと安堵。
友達は沢山じゃなくてもいいんじゃない?
一人居れば十分♪
★★★
発行年月:2009年3月
人は幾度となく人生の岐路に立ち、そのたびに選択を迫られる。もし真実の愛を貫くための、人生最大の決断の時が訪れたら…?米国No.1恋愛小説家が贈る究極のラブストーリー『きみに読む物語』の著者が描く、愛の奇蹟。
(BOOKデーターベースより/エクスナレッジ発行)
久しぶりに読んだスパークス作品。
第一章と二章に分かれるが、一章は、トラヴィスとギャビーの
出会いから恋人になるまでの過程。
第二章は、二人が結婚して二人の娘がいる第一章から11年後。
二人の出会いから恋人になるまでの話は、明るくハッピー。
ギャビーには恋人が居たのだけど、どんどんトラヴィスに惹かれていく。
周りの友人たちとのやり取りもいい。
そんな第一章から180度雰囲気が変わる第二章。
二人の間にはとんでもない不幸が起きていて・・・・・
しかし、最後、全然予想しなかった!
これ、ハッピーエンドだったんだ!!
最悪の結末を想像し、それでも二人の愛は永。。。。みたいなのを
想像していだけに、嬉しい予想外の結末で良かった!良かった!
たまには、こんなベタな恋愛小説もいいなぁ~(^^)
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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