発行年月:2011年12月
昔も今も、どこにいても巡ってきた「夜」の、忘れがたい時間を描くエッセイ
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不安と期待をもって降りたった異国の旅先で、母を見舞い、消灯時間が過ぎたあとの病室で、夜を徹して友と語り合った夏の林間学校で……夜は時に、私たちがひとりであることを思い出させる――傑作エッセイ |
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(角川書店HPより)
角田さんはエッセイも面白い。 これは、旅の話。そして夜にまつわるお話。 角田さんは一人旅でいろんな国を廻っている。 ビビリで方向音痴で・・・と度々書いているけれど、本当にそうかなぁ~? と思うような、大胆な行動も結構、取っていて可笑しい。 根本的には、真面目で几帳面なんでしょうけれど・・・。 <こわくない夜>では、泥酔状態で深夜2時の人気もない道をかなりの距離、歩いてホテルまで帰るという、その状況は、読んでいる方が怖かった。 何事もなくよかった!とホッとしました^^; わたしは本当のビビリで方向音痴なので、 一人旅などは絶対出来ません^m^ |
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一人旅の達人みたいな角田さんを尊敬します!
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発行年月:2014年9月
終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一緒だったという。風美子は、あの時皆でいじめた女の子?「仕返し」のために現れたのか。
欲しいものは何でも手に入れるという風美子はやがて左織の「家族」となり、その存在が左織の日常をおびやかし始める。うしろめたい記憶に縛られたまま手に入れた「幸福な人生」の結末は――。
激動の戦後を生き抜いた女たちの〈人生の真実〉に迫る角田文学の最新長編。あの時代を生きたすべての日本人に贈る感動大作!
(毎日新聞社HPより)
左織と風美子の生き様を描いた小説。
ふたりは子どもの頃、疎開先が同じだった。
左織はそのときの記憶を殆どなくしていたが、22歳のとき、突然、風美子から
声を掛けられる。
当時の疎開先であった、虐め。
風美子も虐められておたという。
が、左織が唯一声を掛けて優しく接してくれたのでいつかお礼を言いたいと思っていたと。
しかし、左織にはほかの子の虐めに加担した記憶が蘇ってくる。
戦争を体験している二人の女性が成人して再会し、やがて、それぞれの夫が
兄弟という義理の姉妹の関係になる。
左織には娘・百々子と息子・柊平が生まれるが、風美子には子どもが出来ず
それでも百々子や柊平を叔母として可愛がり特に百々子は成長すると母親の左織より
百々子に心を開くようになる。
淡々と語られる左織と風美子の日常。
でもその中に人の哀しさやら狡さやらいろいろな負の感情が織りなされて
いて巧いなぁ~と思う。
結婚し、子どもが生まれ母親として妻としての毎日が続く左織と
結婚前は水商売だったが、結婚後は違う仕事に就き、やがて料理研究家として
世間にも認められる風美子。
ふたりは親友であり続ける。
お互いの夫が亡くなり、二人で住もうと提案する風美子だったけれど
左織は別の生き方を選ぶ。
うん、それ正解だと思う。
というか、ある意味、理想的だな。
うまく行かなかった娘・百々子との関係も少し修復していきそうなのもホッとした。
タイトルの意味するものが最後まで読むと何となくわかる。
読み応えあって面白かった!
★★★★★
発行年月:2014年8月
二度は出会えない、貴重な旅の記録
旅好きだけど、旅慣れない――そんなスタイルだからこそ出会えた人や出来事。
日本国内から海外まで、旅の記憶を集めたエッセイ集。
(文藝春秋HPより)
角田さんの旅のエッセイは以前も読んで楽しかったので、これも
楽しく読みました。
方向音痴なのに、好奇心旺盛で、海外へ一人旅に出かける角田さん。
困った状況では、必ず助けてくれる神様に、各所で出会うのも
人柄ゆえかな?
楽しく読んでいたら・・・
最後の第四章では、ちょっと衝撃的なお話が出てきてビックリ!
NGO「プラン・ジャパン」のキャンペーンに参加した話。
発展途上国の子どもや生活を支援しているというプラン・ジャパン。
2009年から「Becaue I am Girl」というキャンペーンを行っている。
発展途上国では貧困から女性や子どもがいろいろな犠牲を負わされる現状があり
そんな現状をレポートするよう依頼されての訪問だったとか。
作家活動以外にもすごい仕事もしてるんだ~と先ずは驚いたけれど、
訪れたアフリカ、インド、パキスタンで暮らす女性たちの何と過酷な目に
遭わされていることかと胸が痛くなってきた。
こういうレポートを通じて世界に発信することで、彼女たちの未来が少しでも
生きやすい世の中になったら・・・と願う。
★★★★
発行年月:2014年5月
つい想像してしまう。もしかしたら、私の人生、ぜんぜん違ったんじゃないかって――。
もし、あの人と別れていなければ。結婚していなければ。子どもが出来ていなければ。仕事を辞めていなければ。仕事を辞めていれば……。もしかしたら私の「もう一つの人生」があったのかな。どこに行ったって絶対、選ばなかった方のことを想像してしまう。あなたもきっと思い当たるはず、6人の「もしかしたら」を描く作品集。
(新潮社HPより)
6つの短編集。
どれも面白かったなぁ~。
確かに誰でも「あのとき、もしも・・・していたらもしかしたら・・・・」って
考えることあるでしょうね。
そんなことを考える人たちのお話。
<もうひとつ>
一組の夫婦とその夫婦の結婚式を機に知り合ったもう一組の男女が海外へ旅行。
その旅行先でのあれこれ。
夫婦じゃない男女は、それぞれ既婚者。
旅先で結婚式の真似事をやろうと言いだし・・・
<月が笑う>
結婚6年目に妻から別れてほしいと言われてた男性。
探偵を雇い、妻に交際相手がいることを突き止め、なんだか勝ったような気になるが・・
ふと思い出した子どもの頃の「許す」という出来事。
<こともなく>
夫と一人娘と暮らしている主婦。
5年前からブログをはじめ、毎日の食卓などの画像を載せたり家族との一コマを
書いたりしている。
夫の前に付き合っていた男性のこと、男性が選んだ女のことを思い出す。
<いつかの一歩>
離婚して独りになった男性が元恋人がやっている飲み屋を訪ねる。
<平凡>
中高と同級生だった友達が遊びに行くから会えないか?と連絡をしてくる。
彼女は、今や超人気料理家としてメディアでもひっぱりだこ。
そんな彼女がニュースで知った火事の焼死者が元恋人かもしれないから
確かめたいと言う。
<どこかべつのところで>
離婚後飼いはじめた猫が行方不明になる。
「猫が居ました」と迷い猫の張り紙を見たという女性から電話を貰い、会いに行く。
猫は居なくなっていたけれど、その女性と話が弾み、彼女は10年前に1人息子を
バスの事故で亡くし、その後夫とも別れ、その夫も2年前に他界したと聞く。
どれも良かったけれど、表題作の「いつかの一歩」「平凡」「どこかべつのところで」と
後ろ3編が特に好き。
「こともなく」の
別れた相手には、不幸になって欲しいか?幸せになって欲しいか?を話し合う
女性の会話も興味深かった。
「平凡」の元恋人の安否確認をしたかった女性は、その恋人が平凡な幸せのなかで
生活していることを望んだ。
相手から別れを言いだされたら、一時的に相手を恨むことはあるかもしれないけれど
そういう気持ちをずっと引きずったら、自分も幸せになれないよね~。
ということかな?
男性が主人公の「月が笑う」もよかった。
偶然な出会いが男性の気持ちを180度変えた話。
こんな男性の元を去ろうとする妻の方が間違ってる気がしちゃうなぁ~。
どの話も読みながら、「そう!そう!」と共感したり、「なるほどね」と思わされたり
頁をめくるのが楽しみで、さすが角田さん!という感じでした♪
角田さんの才能は非凡です!!
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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