発行年月:2020年7月
お菓子をもう一個取っていいんじゃない? もうちょっと寝ててもいいんじゃない? 人間って、プチ欲が出たとき、何とも言えなーい顔をする。そんな一瞬を、絵本作家ヨシタケシンスケが、「深く浅く」切り取ってみると……欲が出るから失敗するけど、欲が出るから人間って面白い!?
(新潮社HPより)
クスッと笑える、いろいろな欲についてのエッセイをイラストを中心に。
特に子どもが出てくるところが和む。
P71のイスカンダル・・・かわいい(#^.^#)
あとお菓子を食べるとき1個ずつ「たべていい?」と聞いてくるって
その光景が浮かんでくる(笑)。
ヨシタケさん、この絵のような風貌なのかな?
そこもちょっと気になった。
★★★
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発行年月:2016年3月
人気絵本作家・イラストレーターのヨシタケシンスケが駆け出しの頃に自主制作した幻のイラスト作品集、待望の復刊!!
日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取った、思わず笑いがこぼれる"共感"が詰まったスケッチ集です。
*2002年、ヨシタケ氏の個展開催にあわせて作品集「デリカシー体操」のオリジナル版が自主制作され、その後、2004年に内容を加筆・修正・再構成してソニーマガジンズより『やっぱり今日でした』として刊行(現在絶版)。本書は、2002年制作のオリジナル版に新作を加えて復刻したものになります。
(グラフィック社HPより)
時々、見かけるイラスト。
ヨシタケシンスケさんという人が描いているんだ~とわかり
本を借りてみた。
かわいい。小さいイラストに言葉が添えられている。
日常の一コマを描いたものは、「ああ、あるあるそういう風景」と思ったり
ヨシタケさんの考え?のような文言には、なるほどね・・・と思ったり
P137の1人が助かると4人が助からないのイラストは
絵は可愛いけど、想像すると恐ろしい状況で、ドキッとしたな~。
それからP230の
たとえばボクがいなくなってもいなくなった理由を悲しんだりせずに
ただいなくなったという事実だけを悲しんでほしい
の言葉は、妙にジ~ンときた。
最近、自死のニュースが多いからかな?
色々、本を出されているようななので、また別のも見てみたい。
★★★
発行年月:2016年12月
2000人の最期を看取った医師だから言えること。
“痛くない"〝苦しくない"人生の終わり方とは?
私は在宅医として、末期がんの患者さんは9割以上、非がんの患者さんは半分くらいの確率で、家で看取ることになります。
在宅での看取りの直後、ご家族は必ずこうおっしゃいます。
「思ったよりずっと楽に逝きました。苦しくも、痛くもなさそうでした。
ありがとうございました」がん終末期、老衰、認知症終末期、臓器不全、心不全、肺炎……
2000人を看取った医師が明かす今まで誰も言わなかった“痛くない"“苦しくない"人生の終わり方。
平穏死という視点から、「痛くない死に方」についてできるだけ分かりやすくまとめた一冊!
<もくじ<>
プロローグ
あれから4年、「日本人の死に方」は変わったのか?
第一章
大橋巨泉さんでも叶わなかった「痛くない最後」
第二章
平穏死、尊厳死、安楽死
第三章
「長尾先生、思ったより楽に逝きました」……それが平穏死
第四章
おさらい!平穏死10の条件
むすび
(ブックマン社HPより)
興味深い内容だった。
尊厳死と延命治療・・・・どっちを選ぶ?と言われれば当然、尊厳死とほとんどの
人が答えるだろう。
でも、実際、そう思っていても、ほかの家族にきちんと自分の最期の在り方を
伝えて(文章で残す)おかないと、希望通りの最期を迎えることは
難しくなってしまうということ。
御餅を喉に詰まらせたときに救急車を呼ぶか?の話でその実態が
よ~くわかった。
救急車を呼ぶ前にまずは、餅を取り除くことをしてみる。苦しみを取ることが
最優先だから。
で、努力したけれど息が止まってしまったら・・・・
高齢者なら、そのままという選択肢もありということ。
ああ、なるほど・・・。
命は取り留めたものの、その後は寝たきりの植物状態とかじゃ
本人も残されたものも辛い。
尊厳死を希望するという意思を示す文書=リビングウィルを
残して、その存在も家族に伝えておかないといけないな。
高齢の両親の意思も聞いておかないと!
長尾医師のブログも興味あるので、覗いてみようと思う。
★★★★★
発行年月:2019年6月
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
(新潮社HPより)
著者の息子さんが中学に入学し、そこで起きた日々のことが綴られている。
著者は日本人。配偶者はアイルランド人。
そして住んでいるのはイギリス。
小学校は、カトリック系の学校ランキング1位のところで過ごしていたのに
中学は、学校見学で気に入ったのか、白人労働者階級の家の子が通う
と言われる学校。
今まで底辺ランキングだったが、ここ数年で真ん中あたりのランキングに
浮上してきたというので、著者が興味を抱き見学したいと
息子に言い、それなら一緒にということで・・・
この息子さんが凄くいい!
考え方が素晴らしい。中学に入学したばかりの子がこんな冷静な
物の見方が出来るなんて!と驚く。
入学直後から、色々なことが起きる。
人種差別的発言がひどいダニエル。
彼から差別的なことを自身も言われるが、黒人の女の子が標的になった
ことに腹を立てる。
その考え方はおかしいんじゃないか?とちゃんと抗議して、
彼の窮地を救ったことから、親友になる。
このあたりは、良い話だなぁ~と思っていたけど、やがてダニエル自身が
皆に批判される側に。
そんなときも寄り添う息子くん。
優しいし、いつも公平なものの見方が出来ている。
イギリスの教育現場も日本とは違うことが多くて、へ~と驚きながら
読んでいた。
FGM(女性割礼)のことまで授業でするとは!!\(◎o◎)/!
シンパシーとエンパシーのことも勉強になった。
今後の息子くんの成長をまた書いて欲しいくらい。
多くの人に本書が読まれて、好評価を得ている理由がよくわかった!
表題が、息子くんの言葉というのも、凄い!
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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