電信柱が突き出た家に住むミドリさんの正体は!?
屋根から電信柱が突き出た不思議な家。そこに住む97歳の元気なおばあちゃん、ミドリさん。27歳の著者は、謎多きこの家とミドリさんにひかれ、電信柱のお屋敷に通うようになる。そして…。
(集英社HPより)
新聞に紹介されていて・・・これは面白そう!!と図書館で借りて読みました。
すごく面白かった!!
まず、この家にビックリ!
なんで、家の屋根からコンクリ-トの電信柱が出てるのぉ~!?
正にこの本の著者もこの家のそばを自転車で通るたびに気になっていたとか。
そして、大学進学で故郷を去るまえに、その家に勇気を出して訪ねてみたのが、その家の家主である木村ミドリさんとの出会いだそう。
当時、著者は17歳でミドリさんは87歳。
それから焼く10年の時を経て、本が出来たというわけで、二人はもう年の離れた友人というかんじ。
家の写真も冒頭に何枚かあるけど、すごくモダン。
ミドリさんもとてもお洒落なんだとビックリ!
カラクリ屋敷というとおり、家の中にはびっくりな仕掛けが沢山ある様子。
誰に見せるためでもなく、そこに住む人のために造られているカラクリ。
お屋敷になぜ、電信柱?の謎も段々に明かされるけど、その経緯も実にユニ-ク。
ミドリさんの亡くなったご主人もまたユニ-クな人だったんだなぁ~。
お屋敷のルーツとともに語られるミドリさんの生い立ちも実に興味深かった。
ミドリさんのル-ツを調べる為にミドリさんの両親がいた新潟~その後両親が移民として渡った北海道にまで足を運び地道に調査する著者の根性にも驚いた!
そして、関係する人たちに会える奇跡にような経緯もまた凄い!
現在、ミドリさんは97歳だそう。
まだまだ元気だとか。
楽しい書でした!!
開高健ノンフィクション賞次点だそうだけど、優勝作はなんだっけ??
これを凌ぐ作品があったのなら、そちらも読んでみたい。
『怖い絵』の著者が描く王族たちの光と影
アン・ブーリン、マルガリータ・テレサ、イワン雷帝…ほか、ヨーロッパの歴史に名を刻んだ王や王妃たちの波瀾万丈な一生を、独自の視点でたどる。肖像画など関連絵画のカラー図版多数掲載。
(集英社HPより)
以前、「怖い絵3」を読んだときも過去のヨ-ロッパの歴史を絵画を交えて解説する中野さんの話が面白く、また今の常識で考えたら、とんでもなく非道なことが日常的に行なわれていた事実に驚愕しました。
本書もまたそれに並んで恐ろしいヨ-ロッパの国々の王室の歴史が書かれていて、
今の時代の日本と言う平和な国の一国民として生きている日々がとても幸福なことだと再認識しました。
本書は5つの章に分けられています。
<第1章 メアリ-・スチュア-ト>
スコットランド王ジェ-ムズ五世とマリ-・ド・ギ-ズの長女。
スコットランド王女。
エリザベス一世と覇権争いの末、完敗。
長い幽閉生活の末、斬首の刑に処せられる。
<第2章 マルガリ-タ・テレサ>
スペイン王フェリペ四世の王女。
神聖ロ-マ帝国皇帝レオポルト一世の皇妃。
母親の弟である叔父レオポルト一世の元にただ跡継ぎを生むという目的のためだけとも思える結婚。
16歳で男児を出産するが赤子は1年で亡くなり、続いて18歳で女児。19歳で再び男児を死産。
21歳で女児を出産するが母子共に命を落とす。
若すぎる肉体に度重なる子作りは命取りとなった。
<第3章 イワン雷帝と七人の妃>
モスクワ公国大公。
ロシアの初代ツァ-リ。(ツァ-リとは英語のキングと同意)
次々と跡取りを生ませるため結婚。
しかし暴君で息子の嫁にささいなことで腹を立て妊娠中の嫁を叩きのめし、胎児を殺し、またそれに怒った未来の跡取りでもある息子と口論の末、撲殺してしまう。
<第4章 ゾフィア・ドロテア>
ハノ-ヴァ-選皇侯兼イングランド王ジョ-ジ一世の妻。
名ばかりの王女。
冷酷な王により長く幽閉生活を強いられ病死。
死後は公式な葬儀は無用との王の命令で鉛の棺に入れられ城の地下墓地に埋葬。
<第5章 アン・ブ-リン>
イングランド王ヘンリ-八世の二番目の王妃。
エリザベス一世の生母。
王に最初は愛されたが、女児(のちのエリザベス一世)しか生めず、その後流産し、跡継ぎの男児が欲しい王から非道な扱いをされるようになり最期は斬首の刑に処せられる。
わかり易い家系図やその時代に描かれ残っている絵画などもカラ-で載っていたりと
読みやすかった。
知らない事が多い世界史もいっぱいで今回も勉強になりました。
恐ろしいけど、とても面白かった!
18人の作家の読書歴などをインタビュ-形式で訊ね、それを1冊にまとめた書。
柳 広司/畠中 恵/道尾秀介/有川 浩/乙一/米澤穂信/
高野秀行/宮田珠己/近藤史恵/宮本昌孝/小地真理子/
貴志祐介/阿部和重/モリ・ノリオ/坂木 司/中村 航/
中島京子/豊島ミホ
それぞれの作家さんへのインタビュ-形式。
「小さいときは、どんな本を読んでいましたか?」で、自分も同じ本を読んでいた!と思うと嬉しくなったり・・・。
ラブコメを書かせたら、一番でしょう!と思っている有川さんが幼少期に読んでいたという
「シ-トン動物記」や「赤毛のアン」「大草原の小さな家」などは、自分も読んでいたので、
おぉ~!!と思いました(^^)
読書歴以外では作家さんが作家を目指して物語を書くようになった経緯は、とても気になっていたので、それらもなかなか興味深く読みました。
米澤穂信さんは、書店員だったそうで、デビュ-作の「氷菓」が出た頃も本屋さんで働いていて自分の本に「カバ-をおつけしますか?」なんて聞いていたそう。
恋愛小説で楽しませてくれる小地真理子さんは、三島由紀夫の本はかなり前から読み続けていて、自決をリアルタイムで体験したときには、かなりショックだったとか。
いろいろな情報が満載の嬉しい本でした(^^)
Web 本の雑誌のHP上で、ほかの作家さんの読書道も読めるようなので
時間のあるときに、またそちらも読んでみよう!
書店に並んだ姿を見たら
思わず涙を流すとおもう。
うんこをもらすと思う。
万引きはしないと思う。(本人談)
「あそこが痒い」の話から「んっ?」の話まで全82話。
*五十音順に並んでいますが、どこから読んでも大丈夫、
あなた好みにお使い下さい。
(宝島社HPより)
伊集院さん、結構好きなので、読んでて楽しかった♪
元落語家なのは、初めて知った!
通りで話が上手いわけだ!
「あ」~「ん」までいろいろな話。
日常のちょっとした事も面白く語っている。
本書から得た伊集院さん情報をまとめておこう。
・元落語家で師匠は三遊亭楽太郎
・父親は「ライオン」勤務だった
・マヨネ-ズはさほど好きでない。
・生卵が大好き
・足のサイズは31cm
・本名は「田中健」婿養子に入ったので現在の本名は「篠岡健」
まだまだいっぱいあるけど、印象に残った情報です(^^)
小さい頃(幼稚園)の話で「冷蔵庫の話」が後ろの方にあったけど、この話は、予測出来ることにドキドキ。最後は予想通り血らだけで・・・可哀相だったぁ~(;O;)
危険だから、小さい子はマネしなようにしないと!
小学生時代のプ-ルでの着替えの話は、懐かしかった。
男子の着替え風景を思い出した!
「マジックパンツ」とは、わたしの周りでは言ってなかったけど・・・^^;
最初から最後まで楽しいエッセイでした!
次々、この「のはなし」シリ-ズは出ているようなので、また他のも読んでみたい!
★★★
なぜ日本にはカエサルのような指導者が出ないのか
ローマ帝国は危機に陥るたびに挽回した。
では、今のこの国になにが一番必要なのか──。
「文藝春秋」巻頭随筆がついに新書化なる
(文藝春秋HPより)
塩野さんと言えば、ロ-マ。
古代ロ-マの史実に対する書物は、過去にも読み、大変面白かった!
その塩野さんが日本の政治を辛辣に批判しながら、古代ロ-マの英雄たちを引き合いに出す。
副題(?)の「なぜリスクをとるリ-ダ-が出ないのか」の答えのようなものが書かれているのか?期待しながら読んだけど、はっきりとした事は書かれていなかったかな?
でも古代ロ-マのカエサルやらハンニバルなど戦いのなかリ-ダ-シップを取った人物たちを出されると・・・・今の日本の政治家にそれと同じことは無理でしょ?^^;
なんて思ってしまった。
本書のなかで塩野さんの語る政治やロ-マに関すること以外のことが、わたしには興味深かった。
「笑いの勧め」のなかで、お薦めの映画を2つ挙げていて、その1つが最近見た「恋愛適齢期」だったので、より楽しめた。
ジャック・ニコルソンとダイアン・キ-トンがお互いに第一印象は最悪だったのに、やがて恋に落ちる話。
このイタリア語のタイトルが「なんでも起こりうる」という意味のものという事らしいが、なるほどそれは内容にバッチリかも!!
塩野さんの語り口調がサバサバしていて好き!
今度、ロ-マも政治も抜きの、ごく普通のエッセイが読みたいな~。
ロ-マとか政治の話も面白いけど、少々肩が凝るので・・・^^;
日本人へは、もう1冊、リ-ダ-篇のほかに国家と歴史篇も出てますね。
もうちょっとしたら、そちらも読んでみようかな?
★★★
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
