18人の作家の読書歴などをインタビュ-形式で訊ね、それを1冊にまとめた書。
柳 広司/畠中 恵/道尾秀介/有川 浩/乙一/米澤穂信/
高野秀行/宮田珠己/近藤史恵/宮本昌孝/小地真理子/
貴志祐介/阿部和重/モリ・ノリオ/坂木 司/中村 航/
中島京子/豊島ミホ
それぞれの作家さんへのインタビュ-形式。
「小さいときは、どんな本を読んでいましたか?」で、自分も同じ本を読んでいた!と思うと嬉しくなったり・・・。
ラブコメを書かせたら、一番でしょう!と思っている有川さんが幼少期に読んでいたという
「シ-トン動物記」や「赤毛のアン」「大草原の小さな家」などは、自分も読んでいたので、
おぉ~!!と思いました(^^)
読書歴以外では作家さんが作家を目指して物語を書くようになった経緯は、とても気になっていたので、それらもなかなか興味深く読みました。
米澤穂信さんは、書店員だったそうで、デビュ-作の「氷菓」が出た頃も本屋さんで働いていて自分の本に「カバ-をおつけしますか?」なんて聞いていたそう。
恋愛小説で楽しませてくれる小地真理子さんは、三島由紀夫の本はかなり前から読み続けていて、自決をリアルタイムで体験したときには、かなりショックだったとか。
いろいろな情報が満載の嬉しい本でした(^^)
Web 本の雑誌のHP上で、ほかの作家さんの読書道も読めるようなので
時間のあるときに、またそちらも読んでみよう!
書店に並んだ姿を見たら
思わず涙を流すとおもう。
うんこをもらすと思う。
万引きはしないと思う。(本人談)
「あそこが痒い」の話から「んっ?」の話まで全82話。
*五十音順に並んでいますが、どこから読んでも大丈夫、
あなた好みにお使い下さい。
(宝島社HPより)
伊集院さん、結構好きなので、読んでて楽しかった♪
元落語家なのは、初めて知った!
通りで話が上手いわけだ!
「あ」~「ん」までいろいろな話。
日常のちょっとした事も面白く語っている。
本書から得た伊集院さん情報をまとめておこう。
・元落語家で師匠は三遊亭楽太郎
・父親は「ライオン」勤務だった
・マヨネ-ズはさほど好きでない。
・生卵が大好き
・足のサイズは31cm
・本名は「田中健」婿養子に入ったので現在の本名は「篠岡健」
まだまだいっぱいあるけど、印象に残った情報です(^^)
小さい頃(幼稚園)の話で「冷蔵庫の話」が後ろの方にあったけど、この話は、予測出来ることにドキドキ。最後は予想通り血らだけで・・・可哀相だったぁ~(;O;)
危険だから、小さい子はマネしなようにしないと!
小学生時代のプ-ルでの着替えの話は、懐かしかった。
男子の着替え風景を思い出した!
「マジックパンツ」とは、わたしの周りでは言ってなかったけど・・・^^;
最初から最後まで楽しいエッセイでした!
次々、この「のはなし」シリ-ズは出ているようなので、また他のも読んでみたい!
★★★
なぜ日本にはカエサルのような指導者が出ないのか
ローマ帝国は危機に陥るたびに挽回した。
では、今のこの国になにが一番必要なのか──。
「文藝春秋」巻頭随筆がついに新書化なる
(文藝春秋HPより)
塩野さんと言えば、ロ-マ。
古代ロ-マの史実に対する書物は、過去にも読み、大変面白かった!
その塩野さんが日本の政治を辛辣に批判しながら、古代ロ-マの英雄たちを引き合いに出す。
副題(?)の「なぜリスクをとるリ-ダ-が出ないのか」の答えのようなものが書かれているのか?期待しながら読んだけど、はっきりとした事は書かれていなかったかな?
でも古代ロ-マのカエサルやらハンニバルなど戦いのなかリ-ダ-シップを取った人物たちを出されると・・・・今の日本の政治家にそれと同じことは無理でしょ?^^;
なんて思ってしまった。
本書のなかで塩野さんの語る政治やロ-マに関すること以外のことが、わたしには興味深かった。
「笑いの勧め」のなかで、お薦めの映画を2つ挙げていて、その1つが最近見た「恋愛適齢期」だったので、より楽しめた。
ジャック・ニコルソンとダイアン・キ-トンがお互いに第一印象は最悪だったのに、やがて恋に落ちる話。
このイタリア語のタイトルが「なんでも起こりうる」という意味のものという事らしいが、なるほどそれは内容にバッチリかも!!
塩野さんの語り口調がサバサバしていて好き!
今度、ロ-マも政治も抜きの、ごく普通のエッセイが読みたいな~。
ロ-マとか政治の話も面白いけど、少々肩が凝るので・・・^^;
日本人へは、もう1冊、リ-ダ-篇のほかに国家と歴史篇も出てますね。
もうちょっとしたら、そちらも読んでみようかな?
★★★
2010年3月、鳩山首相がインターネットの選挙利用解禁について「やらねばならない時代の流れだ」と述べた。早ければ5月にも法案が成立し、7月の参院選からネット選挙が解禁されるだろう。
2009年の総選挙による政権交代の最大の功労者はテレビだった。公職選挙法によって選挙期間中の情報伝達の手段が制限されているため、テレビによる情報が、有権者になによりも大きな影響を与えたのだ。
インターネットの利用が解禁になれば、選挙運動の様相は大きく変わる。情報発信の手段は多様化し、双方向的になる。なによりその手軽さによってこれまで政治や選挙に興味のなかった層を取り込めれば、投票層や投票率が変わり、当選者も替わる。当選者が替われば政治が変わる。
日本はこれからどうなっていくのか。ネット解禁による日本の選挙・政治の変化を考察する一冊。
(PHP研究所HPより)
ラジオで著者が話しているのを聞いて、もっと詳しく知りたいと読んでみました。
丁度、明日は参議院選挙。なんともタイムリ-。
本書は第一部と第二部にわかれていて、第一部では、ネット選挙が解禁されたと仮定してのシュミレ-ション小説になっているのも面白かった。
小説になっていると、わかりやすい!
登場人物は、架空の名前だけど、容易に「あ、これは〇〇党の〇〇元総理だよね?」とかわかるので、自然に実在の人物の顔が浮かんで来ます。
第二部では5つの章にわけて、実際にネット選挙が解禁になると候補者の選挙活動がどう変わる?とか有権者にはどう影響するか?などが詳しく解説されていて、わかりやすく面白かった。
こうして読むと、有権者には良い事の方が多そうだけど、候補者は大変な面も多いな。
好感度が益々重要視されるのかも。
今度の参院選は従来通りの方法でも、早ければ2011年の統一地方選挙からネット選挙解禁になるかも?と選挙プランナ-の著者は語っています。
そうなるのが、少し楽しみのような。
政治に関心なく、投票に行かなかった若年層の票がグンと伸びることは予想出来る。
そうなると、何かが変わるかも?
余談:本書のなかで著者の経歴も少し触れて、キムタクが総理になったテレビドラマ「CHANGE」での選挙指導をしたそうです。
★★★
なぜ肥満の三人に一人が発展途上国に住んでいるのか?
具体的な数字から現れる意外な事実、その背景には驚くべき物語が!
世界のほんとうの姿が見えてくる書。
(草思社HPより)
著者がはじめに書いているように、先進国と途上国との、不平等さに何とも言えない気持ちになります。知らなかった事を知ったところで、どうしたらいい!?
個人の力では、何も事を起せない。
なんて無力感が沸いたり・・・。
でも「へ~そうなんだぁ~」と単純にビックリの項目もあって、面白くもあり。
宗教の違いで、行なわれる儀式めいた事実は、恐怖でした^^;
日本人に生まれてよかった!
項目が50個で、ひとつひとつが短く数値などでしっかりと事実を伝えてくれているので、解り易かった。
パラパラと項目だけ追うだけでも、十分、知らなかった事実がわかる(かな)?
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;