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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2025年6月


友達のように仲のいい夫婦に訪れた、突然の「妻の不在」。
スマホではこんなにも簡単に「つながる」のに、
こんなにも手がかりが無いなんて。
そこはどこ? あなたは誰? 不安は、不信になり、不穏へ――。
日本を北に南に、夫は”見えない妻”を追う。
40代に入った小川暁生は、妻と二人の生活を気に入っている。
ところがある日、妻が実家に行ったきり、戻ってこない。
京都にある彼女の実家を皮切りに、彼女に縁のある場所を探る暁生だったが、
どこへ行っても、彼女は気配だけ残し、姿は無い。
見知らぬこの地で彼女は何をし、どんな顔を見せていたのか?
遠く離れた土地と土地を結ぶ“線”には、どんな秘密があるのか?
そもそも彼女は無事なのか?
穏やかすぎる夫婦に突然訪れた、愛のゆらぎの物語。
なにひとつ手がかりのないまま置き去りにされ、
僕は、ひとりぼっちで途方に暮れている――


                    (幻冬舎HPより)


(注)自分の記録として書いていくので内容のネタバレあり

妻・玖美が突然、家を留守にして、スマホで連絡はつくものの

なかなか帰ってこない。
なぜ?
次第に不安が募る夫・曉生。


玖美は両親が離婚後、青森で父親とふたりだったが、その後
父娘は京都に引っ越し、そこで父親が再婚する。
継母は息子・斗真を連れて・・・。


妻がなかなか帰らない状況を妻の弟・斗真に話し、その原因を探っていく。
そして、分かった事実。

玖美は高校生の時(17歳)で妊娠し、出産。
子どもはすぐに里子に出す。
周りの眼も気になり、京都に引っ越した。
里子に出した先は蓬田歯科医院。
親戚関係にある家。
子どもである・愛菜は不自由なく暮らし、医大に進学。
けれど、妊娠してしまう。
相手は会社員の黒崎まもる(27歳)。
妊娠したことを両親に話すと父親は激怒し、母親には泣かれて
実の母である玖美を頼って連絡。
玖美が愛菜を心配して駆けつけたということ。

すぐ帰るつもりで会いにいったけれど、体調がすぐれない娘のそばで
暫く付き添いたいと思って、帰れずにいた。




表題の「・・・りんごを食べない」は青森で娘を手放してしまった
自分の戒めの気持ちから食べなくなったのかな?

愛菜の相手・黒崎も常識あるいい人みたいだし、最後は黒崎の実家(長崎)で
出産まで預かってくれることで落ち着き、よかった。
黒崎の実家もみんな温かい人たちだったし。

玖美が曉生に対して罪悪感でいっぱいなのは理解するけれど
ちゃんと、もっと早い時期に告げるべきことだよなぁ~。

曉生も深く追求せず、我慢し過ぎだし・・・・なんだか似た者夫婦と
いうかんじ。

これからは、ちゃんと気持ちをお互い話して、生活していかなきゃ。


愛菜に子どもが無事に生まれたら、様子を見に行ったり
普通に出来る関係になれれば、いいんじゃないかな?


いやな終わり方にならないで、ホッとした。






                         ★★★




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発行年月:2019年2月


街中で小さなフレンチレストランを営む父母、そしてウェイトレスの娘。料理人として勤務する若き青年とその両親。2人の結婚が繋げる2つの家族は、背負う過去も、抱く未来も違う。けれども、いつもいつでも、受け継がれてきたレシピから産まれるお料理で絆を育んできた。救済と再生、そして美味しい魔法にみちみちた6つの物語。

                  (新潮社HPより)


短篇連作という形。
レストランの見習いコック・啓太と両親の店を手伝う娘・真衣が
結婚することになったということから、二人のそれぞれの両親の話
2人がレストランで働く前に一度は会社員として働いていた過去があるなど
の話が続いていく。


啓太の両親も真衣の両親も素敵。
きっと二人もいい家庭を築いていくんだろうなぁ~。

ほっこりしたお話だった。



                    ★★★



発行年月:2022年3月


天気を変えることはできない。
人間も、他の生きものも、あるがままを受け入れるしかない。
天気の研究に生涯をささげた藤巻博士。博士一家・四世代の歴史と、彼らとの出会いで変化していく人々の生きざまや家族の在り方を丁寧に描いた傑作連作短編小説。

                  (ポプラ社HPより)




1958年の立春から2022年の立春までの屋久60年の藤巻家の歴史を描いたお話。

楽しかった。

最初の話では、藤巻家の息子・昭彦と通いの家政婦・スミの出会い。
次の話<1975年 処暑>
二人は結婚していて、息子の和也は
中学3年生。
その息子の家庭教師に昭彦の教え子・光野昇が通っている。

<1988年 秋分>
藤巻家の隣家の女性目線のはなし。
藤巻家は、教授夫婦(昭彦とスミ)、その長男夫婦とその娘・成美(3~4歳)
の5人家族だという。
教授夫婦の長男は画家になり、妻は画廊に勤めているという。

<1999年 夏至>
画家の和也が不倫しているという話。
これは、ちょっと嫌だね~(^^ゞ

<2010年 穀雨>
市役所の防災課に光野教授と研究室の院生である藤巻成美が訪れ
今後、大雨による甚大な被害が予想されるデータをもとに今後の市の防災に
ついての話をしている。

成美は、昭彦の血を継いだんだな~と嬉しくなる。

<2022年 立春>
成美の子ども・玲(小学2年生)が、母親が3日間の出張で留守の間、母親の
実家で過ごすことになり初めてひとりで電車に乗り向かう。

玲の父親は誰か明かされていない。
詳しくはわからないが成美はひとりで玲を育てているらしい。
最初は陽平叔父さん(成美の弟で製薬会社の研究員)の元で留守中過ごす予定が
叔父にも予定が入ってしまったため。

ここにスミがいない。
病死したみたい。

昭彦は、もう仕事はしていないだろうけど、昔のまま。
マイペース。
空を眺めるのがすき。

最初の話で昭彦とスミが結婚に至るまでの
2人のエピソードがもう少し読みたかったなぁ~


表題の長靴が物語のシンボル的アイテム。
二十四節気を大切に思いながら暮らす生活はいいなぁ~。


                     ★★★★



発行年月:2020年3月


夜明けのレタス 群馬県昭和村・高樹農園
――東京の会社に勤めていた沙帆(さほ)は、過酷な労働環境に疲れ、心身ともに限界を迎えていた。どこか違う環境でやり直したいと、意を決して高樹(たかぎ)農園に転職することになるのだが……。
月夜のチーズ 岩手県葛巻町・森牧場
――夫と離婚し、十歳の息子を連れて実家の森(もり)牧場に戻った佐智子(さちこ)。都会暮らしで友達からも離れてしまった息子の将来を不安に思いながら、日々の生活に悩んでいた佐智子は……。
全国各地のさまざまな年代の農業に関わる女性を描いた八つの短編集。

                   (光文社HPより)



農業に携わる女性が主人公の話が殆ど。


実家の家業としての農業を引き継いでいる人あり、ご主人の実家の家業を
手伝っていたりと立場は色々で、それぞれに苦労があって、でも
今の仕事に誇りをもって働いている姿が素敵だった。


でも1つちょっと異色な話
「オリーブの木の下で」が一番、印象的だったなぁ~。
香川県の小豆島のオリーブ園が舞台なんだけど、そこの地で一人暮らしを
している女性・光江さんとギリシャ人の恋人だったレオさんの切なくなる話。


最後の「トマトの約束」が7明るいハッピーエンドでこの本をしめて
くれたのも良かった!



                       ★★★★


発行年月:2021年7月


あなたの心で鳴っている音に、あなたは、きっと気づいていない――。
“人の心に流れる音楽が聴こえる”という風変わりな店主が、南の島の小さな店で、お待ちしています。
発売前から書店員絶賛!の感動の物語。
「耳利きの職人が、お客様にぴったりの音楽をおすすめします」
ここは、お客様の心に流れる曲を、世界でたったひとつのオルゴールに仕立ててくれる、不思議なお店。
“小さな箱”に入っているのは、大好きな曲と、大切な記憶……。
北の小さな町にあった『ありえないほどうるさいオルゴール店』が、最果ての南の島で、リニューアルオープンしました!
今回も、7つの物語が奏でる美しいメロディーに載せて、やさしい涙をお届けします。
* * *
島を出て行った初恋の人を想い続ける郵便屋さん、音楽を捨てて都会からやってきた元ミュージシャン、島の神様の声が聞こえるババ様……彼らの心にはどんな音楽が?
みんな必ず、小さな寂しさを秘めています。
でも、自分で気づいていない「本当の気持ち」も、
他人に知られたくない、「密かな想い」も、
音楽となって、あなたの心に流れているのです。
そして、美しい旋律を奏でています。

                   (幻冬舎HPより)



今回も素敵なお話たち。

店主の特殊能力の秘密はまだ謎のままだけど、最後の話に
前作のお話で登場した聴力障害のある男の子が立派に成長して登場したのは
嬉しかった!!

優しい妹さんとの卒業旅行。
前作で購入したオルゴールの修理依頼のためにオルゴール店を再訪して
今度は、妹さんのオルゴールも!
2人が同じ音楽を心のなかで大事に想ってきたというのも素敵。

やはり、二人のお母さんは素敵な女性なんだろうな。


他の話もそれぞれ良かった。

店主自身のお話、次は書いてくれないかな~。



                   ★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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