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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2024年3月


過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。
目次
めんや 評論家おことわり
BAKESHOP MIREY’S
トリアージ2020
パティオ8
商店街マダムショップは何故潰れないのか?
スター誕生

                   (新潮社HPより)




表題の「あいにくあんたのためじゃない」っていうのがピンとくるのって
どれだ?これ違いほうが良くないかなぁ~?


話は、どれも、まあまあよかった。
読んでいて、イライラしちゃうのもあったけど・・・


最初の<めんや 評論家おことわり>は
あるラーメン屋のことをラーメン情報誌に書いたら、その店から入店おことわり
されてしまった佐橋。
佐橋のやっていることはダメだろ?店で佐橋の取材の場に居合わせ
嫌な思いをした人たちからの仕返しは、ちょっと愉快だった。

次の<BAKESHOP MIREY`s>は、ちょっとした行き過ぎた親切は
迷惑というはなし。
行きつけのお店のアルバイトと親しくなり彼女が将来、お店をやりたいという話を
聞いて、欲しがっていたオーブン(6万千円)をプレゼント。
喜ばれると思ったのに、プレゼントされた側は迷惑。
これは、プレゼントした方が悪いと思う。


<トリアージ2020>は、ちょっと心温まる話でよかった。
ネットで知り合った人同士が、こんなふうに関わりあえるのならいいな。



以下3つもそれぞれ、まあまあ。


でもこれ直木賞候補だったの?
う~ん、面白かったけど、それほどかな???




                     ★★★
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これがシスターフッドの新しい現在地!


 
                 (講談社HPより)





20歳の真央がバイト先で会った山戸四葉(41歳)は、スーパーの試食販売を
している。
親しくなるうちに彼女から宝箱という宝石が沢山入った箱を貰う。
苦学生奨学金を借りていることを話すと、この宝石を売ってそれで返済
すればいいと。


幾つかを売るけれど、四葉が言ったような金額にはならずがっかりする真央。
四葉が一番、気に入っていると言った真珠のネックレス(オールノット)は
手元に残す真央。


四葉と疎遠になる真央は、四葉の親友だった実亜子と親しくなる。
そして二人が知り合った横浜の山の手にある中高一貫校の女子校時代の
話へ。

1900年代初めに四葉の祖父が始めたレストランが繁盛し、山戸家は名の知れた
存在に。
四葉もお嬢様だった時代があった。
が、次第に山戸家は衰退していく。


20歳の真央が最後は40歳になっている。
一応、正社員として働き、ある程度の暮らしをしている様子。
大学卒業後は、留学もしていたり、真央自身の頑張りもあったけれど
当時、四葉さんの存在も大きかったんじゃないかな?
あまり感謝している感じが読みとれなかったっけれど・・・。

そして高校に通いながら学校に特別許可を貰って、真央の会社でバイトしている
佐々木を気遣い、四葉から貰ったオールノットを現金に換えて佐々木に渡す場面で
終わるけど、四葉と実際に、会って終わって欲しかったなぁ~。


その点がちょっと不服・・・。


                      ★★★



発行年月:2022年4月


なぜ、私たちは社会と噛み合わないの?
分かるし、刺さるし、救われる――自由になれる7つの物語。
編集者にダメ出しをされ続ける新人作家、女性専用車両に乗り込んでしまったびっくりするほど老けた四十五歳男性、男たちの意地悪にさらされないために美容整形をしようとする十九歳女性……などなど、なぜか微妙に社会と歯車の噛み合わない人々のもどかしさを、しなやかな筆致とユーモアで軽やかに飛び越えていく短編集。
目次
Come Come Kan‼
渚ホテルで会いましょう
勇者タケルと魔法の国のプリンセス
エルゴと不倫鮨
立っている者は舅でも使え
あしみじおじさん
アパート一階はカフェー

                  (文藝春秋HPより)



どれも面白かった。
最初の話は、文藝春秋サロンにある菊池寛の銅像がデビュー後、なかなか
新作が書けない(書いても編集者にダメ出しの連続)に話しかける話。
菊池寛って、こういうかんじ?
ユーモアあるなぁ~^m^

そして最後の話は、文藝春秋そばにあるアパートメントの1階にあるカフェが
舞台で、そこに出入りするのは文藝春秋絡みの人たち。
ここでも最後に菊池寛が登場。
今回は1931年の話で、リアル菊池寛!
うんうん、ここでもいいかんじ。
そういえば、作品、ちゃんと読んでないな・・・・(^^ゞ


他の話も面白かった。
特にふたつ
<エルゴと不倫鮨>は、変わったタイトルだなと思って読んだけど
いい。こういう話はスカッとする。
赤ちゃんを抱っこして寿司屋に来た女性、恰好いいな。
周りの女性たちもいい。下心を抱いて女性を連れて来た男が憐れだけど
いい気味^m^

<立っている者は舅でも使え>
夫の離婚が原因で離婚を決め、実家そばに息子と引っ越した女性。
そこに何故か元夫の父親が。
別れたから、もう気兼ねはしないと舅を使いまくる女性。
いいじゃん!こういう関係も。
案外、幸せな日常を送れそう。




                    ★★★



発行年月:2021年11月

「BUTTER」著者渾身の女子大河小説
大正最後の年。かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児は、渡辺ゆりにプロポーズした。
彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだったーー。

                   (小学館HPより)


主人公の「河井道」の名前は初めて知った。
津田梅子の教え子であり、同じようにアメリカのプリマー大学へ留学している。
表題の「らんたん」は、その大学で上級生が下級生に提灯を継承する行事から。
自分が灯した光を後輩にもっと大きな灯として繋いでいって欲しいの意味を持ち
この物語も次々と同じ志で思いを繋いでいく女性たちの姿が描かれている。


戦時中は、キリスト教の教えを基にしている学校ということで国から監視されたり
するけれど、自分たちの考え方は変えない頑固さには、恰好よさも
あるけど、ちょっとヒヤヒヤ。


志に賛同する男性たちが応援してくれるのも心強かったでしょう。
新渡戸稲造も大きな関り方をしていた。


朝ドラの「花子とアン」で登場の村岡花子と柳原白蓮も後半、登場。

女子教育のために関わった過去の偉人たちの取り組みに、ただただ感動と尊敬。


凄い大河ドラマを読んだ。



                    ★★★★★



発行年月:2019年4月

正子は75歳の元女優。携帯電話のCMで再デビューを果たし、順風満帆かと思いきや、ある出来事をきっかけに事務所を解雇され、急遽お金が必要な状況に。周りを巻き込み、逆境を跳ね返す生き方はマジカルグランマ(理想のおばあちゃん)像をぶち壊す!

                 (朝日新聞出版HPより)





主人公の正子さん、好奇心旺盛で可愛い。

でも映画監督の夫との関係は冷え切っていて、家庭内別居の状態が
長く続いていた。そして、夫が部屋で亡くなっているのを近所の人が異変に
気づいて知る。

それにより、世間からはバッシングの嵐。
これは、ちょっと気の毒だった。

でもめげないのが正子さん・・・^m^

元々、離婚したかった夫の存在がなくなりより自由になったかんじ。
そこに夫のことを尊敬し自分も映画監督になりたいという田村杏奈が来て
居候することに。
最初は、喧嘩ばかりの二人が、徐々に普通に会話する関係になっていく。

夫の抱えていた負債2千万返済のために、家の不用品をメルカリで売ったり、
家を東京ホラーハウスとして解放し、入場料を取ることを思いついたり
正子一人じゃ出来なかったことを杏奈や周りの人の協力でやり遂げる。


そして、終盤は、幼なじみの陽子ちゃんと再会。

それからハリウッド女優としてデビューの夢が叶うかも?という場面は
ワクワク。
結果は予想外だったけど、面白かった。


元気な高齢者の話は、希望があっていい!



                      ★★★
 
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