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読んだ本の感想あれこれ。
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90af21ff.jpg   発行年月:2006年9月


サンドイッチ屋「トロワ」で働くことになったぼくは、オリジナルのスープを考案することに……。個性あふれる登場人物とのほのぼのとした交流、往年のわき役映画女優“あおいさん”へのほのかな憧れと出会い。みんなの心の中にある“なつかしい町”を舞台に繰り広げられる、心優しい物語。



                                          
暮らしの手帖社HPより)


先に読んだ「つむじ風食堂の夜」が、素敵で、続けて読んでみました。
同じ月舟町が舞台になっていて、けれどここには、映画館とサンドイッチ屋さんが主に登場。


主人公のオオリ(大里)は、仕事を辞め、月舟町に越してきた。
そして、アパ-トを借りて住む。
前の「つむじ風・・・」の主人公と似てるけど、また別のアパ-トかな?
大家さんはその名も「オ-ヤ」だと言い、オオリのことを「オ-リィ」とおしゃれに呼ぶ。
なので、オオリも密かに大家さんのことを「マダム」と呼ぶことにする。

近所にある商店街のサンドイッチ屋さんが人気らしい。
多くの人がお店の袋「3」と書かれた袋を抱えて通り過ぎる。
なぜ「3」?と思ったら、お店の名前が「トロワ」だという。
なるほど、フランス語の「3」=トロワね・・・。
そして店主は日本人男性で「安藤」。
なぜ「トロワ」と付けたのかの理由を聞いて・・・・・・すごい!!なるほど~!!

このセンスには脱帽です♪

そして、そのサンドイッチ屋さんの息子・リツ君が可愛い。
小学4年生にしては、お利口で話口調が丁寧。礼儀正しい子。

そして、隣の駅にある映画館に通い同じ古い映画を何度も鑑賞するオオリ。
そして映画館内で出会う、緑色の帽子をいつも被っているご婦人。

出会う人たちと次々、素敵な縁を作っていくオオリの日常が楽しい。

文章も綺麗で、本当に癒される。

吉田さんの書く物語は素敵だ!

イラストの佃 二葉さんの絵もとっても素敵で、ぺ-ジを捲って、イラストがあると嬉しかった♪

これはお薦め度100%の本!!

中学生の次女も「読みやすくてすごく良かったよ!」と申してました。


★★★★★

 

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39717cfc.jpg発行年月:2002年12月


食堂は、十字路の角にぽつんとひとつ灯をともしていた。私がこの町に越してきてからずっとそのようにしてあり、今もそのようにしてある。十字路には、東西南北あちらこちらから風が吹きつのるので、いつでも、つむじ風がひとつ、くるりと廻っていた。くるりと廻って、都会の隅に吹きだまる砂粒を舞い上げ、そいつをまた、鋭くはじき返すようにして食堂の暖簾がはためいていた。暖簾に名はない。舞台は懐かしい町「月舟町」。クラフト・エヴィング商会の物語作家による書き下ろし小説。

                                            (筑摩書房HPより)


クラフト・エヴィング商会の本を数冊、読んでどれも面白かったので、その物語作家である吉田篤弘さんの小説が読みたくなり、読んでみました。
たしか・・・映画化されているような・・・。
表題に聞き覚えがあったので、まずはこれを選んだ次第。


つむじ風が巻き起こる十字路の角にある食堂。
名前は特にないけれど・・・・いつしか常連さんから「つむじ風食堂」と呼ばれるようになる。
開店時間は夜の6時。そして深夜2時くらいまでが営業時間。

常連さんたちが個性的で楽しい。
皆、近所に住まう人たち。

主人公の私は・・・月舟アパ-トの七階に住み、人工降雨の研究をしているので皆からは「先生」と呼ばれている。
最近、引っ越して来て、つむじ風食堂に入ったところ、気に入り、常連客の一人になる。

帽子屋の桜田さんから、二重空間移動装置を譲り受けたり、
古本屋ではなんとも奇妙な「唐辛子千夜一夜奇譚」を見つけ、店の主からは300万円で売ると言われ・・・・
果物屋の青年とは宇宙や哲学的な話を楽しみ・・・・

ほかにも舞台女優の奈々津さんとの関わり、かつて父親に連れられて行った懐かしい喫茶店の二代目店主との再会など、登場する人物たちと主人公の「私」の会話が全部、ほんわかするかんじ。

読んでいて、とても心地よい、大人のための童話のような物語でした。

映画化された作品も見てみたくなった!
好きだな~こういう話♪


★★★★★


 
d156e2d1.jpg発行年月:2011年4月


多くの本好きやデザイナーが注目するクラフト・エヴィング商會、6年振りの描き下ろし。不可思議な本をつくり続ける同商會の書庫を初公開! 「頭を真っ白にするための本棚」「波打ち際の本棚」「金曜日の夜の本棚」……書棚の写真を眺めているだけでも楽しく、本文を読むと実物を手に取りたくなる、そんな古今東西の奇書・稀書・偽書がたっぷり。創作の秘密が垣間見られる異色のブックガイド。


                                          (朝日出版社HPより)


クラフト・エヴィング商會の本は、過去に数冊読んでいますが、センスの良さには毎回、脱帽です。
今回の本も「おぉ~!!」とうなりたくなる感動がありました。

クラフト・エヴィング商會の名前・・・・実に変わってるんですが、どんな由来なのか気になっていました。
そんな話が今回は知れて嬉しかった♪

「おかしな本棚」というタイトルですが、
ある法則に則って並べられている本についての解説が愉快。
まだ手に取ったことがない本ばかりで、読みたい本がいっぱい!

中程にある未刊行の本「おしてもだめなら」も最高でした!!
クラフト・エヴィング商會のセンスの良さに感動!!
言葉選びのセンスも良いですが、装丁、挿絵全てが◎。
自分たちで書いて自分たちで本のデザインもして商品として世に送り出す・・・あ~なんて羨ましいお仕事なんでしょう。


今度は吉田篤弘さんの書いた小説にも目を通してみよう!!

★★★★★
8001d6c3.jpg発行年月:2001年12月


よく耳にはするけれど一度として見たことのないものたち、堪忍袋の緒、転ばぬ先の杖、左うちわ、舌鼓、巻末には、赤瀬川原平氏書き下ろしエッセイ『とりあえずビールでいいのか』。


                       (筑摩書房HPより)



店主の最初の挨拶にもあるけど・・・
よく耳にはするけれど、一度としてその現物を見たことがない。そういうものたちを集めたクラフト・エヴィング商會のカタログ集。

商品番号1番~23番まで。
1.堪忍袋の緒
2.舌鼓
3.左うちわ
4.相槌
5.先輩風
6.口車
7.地獄耳 
8.一本槍
9.自分を上げる棚
10.針千本
11.思う壷
12.捕らぬ狸の皮ジャンバ-
13.語り草
14.鬼に金棒
15.助け舟
16.無鉄砲
17.転ばぬ先の杖
18.金字塔
19.目から落ちたうろこ
20.おかんむり
21.一筋縄
22.冥途の土産
23.大風呂敷

どれも、ホント、見てみたい(笑)
カタログなので、ちゃんと絵も載ってますが(^^)

こういう遊び心のある本は楽しいです。

欲しいと思ったのは商品番号20番の「おかんむり」かな?
家で被るのはいいかも!
これを被っているときは、近づかないほうがいいよ~なんて(笑)

最後の「大風呂敷」は、取り扱い注意通り、ササッと終わるのもセンス良いなぁ~と感心!

先に読んだ「アナ・トレントの鞄」にも共通するけど、こういうナンセンスだけど、ちょっと粋な雰囲気好きです!!

★★★★
75fda17b.jpg発行年月:2005年7月


遠くから見つめていたものが
いまなら手に入るかもしれない。

時空を越えた旅とあたらしい商品カタログ

旅先から届いた品々
ひとりになりたいミツバチのための家
サンドイッチ・フラッグ
七つの夜の香り
週景手帖
<スペ-ド専門店>の広告
軽業師の足あと
月夜のタイトロ-プ
「手乗り象」の絵葉書
やさしいアイロン
道化師たちの鼻
アナ・トレントの鞄

探し求めた全34品 すべて一点かぎり

                                         (本の帯文より)

図書館の棚を眺めながら歩いていて、ふと目に留まったこの本!
赤い表紙もなかなかお洒落だし、この題名にも惹かれた!

アナ・トレントの鞄・・・・映画「ミツバチのささやき」で主人公のアナ・トレントが手にしている鞄だそうです。
映画は見たことないけど、見たくなった!!

この物語(?)は、そのアナ・トレントの鞄をどうにかして手に入れクラフト・エヴィング商會のカタログに紛れ込ませたいと思った著者がそれを仕入れる旅に出て、その先々で見つけた鞄の中身にも生り得る数々の商品を紹介するもの。

その商品がどれも素敵!
綺麗な写真とともにその商品の説明文が書かれているのだけど、その説明がなかなかいいのです!
ファンタジックで、おとぎ話の世界のもの?というような物もあり。
実用的というよりは・・・・ちょっと変わったもの?
なくても困らないけど、あったら是非手に取ってみたいもの。

わたしが特にいいな!と思ったものは・・・
携帯用のシガレットム-ビ-・・・テイクアウトの映画。いいな。こんなのあったら欲しい!!
稲妻の先のところ・・・綺麗だから眺めているだけでいい!
七つの夜の香り・・・コルクの栓を抜きゆるやかな夜がたちのぼる様を見たい!


著者のクラフト・エヴィング商會とは、なんぞや?と思ったら・・・
吉田浩美、吉田篤弘の2人による製作ユニットだそうです。
著作の他に、装幀デザインを多数手がけ、2001年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞とか。


とてもお洒落で粋な本でした!
こういうの大好き!!

著作リストに書かれた本、ほかの物も是非、読んでみよう!


★★★★
 
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