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読んだ本の感想あれこれ。
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899814c6.jpg発行年月:2011年11月

木崎淳平は教師をやめ、ハワイ島を訪れる。友人から奨められた日本人経営のホテルは「リピーターを受け入れない」ことが特徴だという。やがて同宿者がプールで溺れ死ぬ事件が起きた。直後にはバイク事故でもう一人が。このホテルにはなにかがある……。不穏な空気に充ちた、傑作ミステリー。

                         (双葉社HPより)


スラスラ読めて、なかなか面白かった。
ハワイの日本人が経営するホテルに滞在することにした主人公の木島淳平。
そのホテルは客室6つの小規模経営。
宿泊者も日本人ばかり。

最初は、ハワイをのんびり満喫する旅本か?なんておもうほど、のんびり穏やかム-ド。
しかし、そんな話は書かないだろうと思っていたら・・・・
宿泊客の一人がプ-ル内で溺死。
続いて、もう一人の宿泊客がバイク事故。

単なる偶然?いやいやそんなわけないだろう?
ならば、犯人はだれ?

中盤以降、面白くなりまました。

そして、二つの事故はやはり同一人物による殺人。
犯人は登場人物のなかの誰かだろうと予測がつくけど、その真相まで予測出来なかった。

なるほど、そういうことだったのかぁ~!!

読み終えて本の表紙を見たら、あっ、この人押されてる!!と初めて気づいた^^;


★★★
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51TK833CPDL__SX230_.jpg   発行年月:2003年3月


   オペレ-タ-ル-ムに配属された梶本大介。
   その社内では奇妙な事件が発生する。
   書類紛失、保険外交員墜死、マルチ商法勧誘社員の台頭、
   派遣女性員の突然の昏倒、ロッカ-ル-ムの泥棒、
   切り裂かれた部長のぬいぐるみ、黒い液体で汚されたトイレ。
   オフィスを騒がす様々な<日常の謎>を女性清掃員の
   キリコたちがたちまちクリ-ンにする本格ミステリ-。


                                        (本、裏表紙の解説より)


最近、読んだ「モップの精と二匹のアルマジロ」が、シリ-ズ物の4作目だったと知り、シリ-ズ最初の本書を読んでみました。

最新刊では、キリコと大介は夫婦なんだけど、この本では、まず、大介が新人社員として会社に勤め始めるというところ。
その会社のあるビルの清掃員として働いていたのがキリコ。

キリコはまだ10代後半という設定で、ビル内を一人で清掃していて、そのファンションセンスは奇抜で清掃員らしくない。
しかし、仕事は完璧で、ビル内はいつもピカピカ。
社内の人間関係も鋭い洞察力で察知していて、大介の周りで起きる奇妙な事件も独自の推理で真相を究明していく。

いろいろな事件が起きるたび、キリコと大介の距離が接近していく様子も楽しかった。

そして、最後の方で。。。。結婚までいっちゃうのはちょっとビックリ。
第一巻からここまで行ってたんだぁ~(笑)。

サバサバして物事に動じない風のキリコにも、内面に抱えたものはあって、それを大介がカバ-してる。
お似合いの二人だわ~。


シリ-ズ2作目、3作目もそのうち読んでみよう(^^)


                                        ★★★


51QtUomVWYL__SX230_.jpg   発行年月:2011年2月


   大人気本格ミステリー、「女性清掃人探偵キリコ」シリーズ第4弾!
ポップなファッションで清掃作業員として働くキリコが、今回も鮮やかに事件を解決、となるか――事の始まりは、キリコがたまたま、夫・大介が通うオフィスビルの清掃を受け持ったことだった。ある日キリコは、見知らぬ女性から「夫の浮気を調査してほしい」と頼まれる。ところが思いがけない事件が発生して――。地味な妻と目が覚めるほど美形の夫、どこか不釣り合いな夫婦に秘められた謎に、キリコ&大介の名コンビが迫る、心があたたまる本格ミステリー。


                                        (実業之日本社HPより)


シリ-ズ物とは知らずに読んでしまいました^^;
けれど、全く困ることなく楽しんで読めました♪

オフィスビルの清掃作業員・キリコとその夫・大介の仲睦まじいかんじが◎!
この書以前では、二人が結婚する前の話もきっとあるでしょうから、順番が逆になりますがシリ-ズ最初から順に読んでみよう!


夫・友也の浮気を疑う女性・真琴から調査以来をされるキリコが夫の行動を追う。
そして、見つけた誰かとの密会に使われているらしいマンションの1室。
そこにいるのは誰か?
友也は本当に浮気をしているのか??


真相を追うことでわかる事実。
あ~そういうことでしたかぁ~。

真琴がちょっと気の毒。
でも、真実を知ってから、二人の関係がまた新たに作られていきそう。

二匹のアルマジロは、友也と真琴のこと。

硬い殻を脱いで寄り添える関係になれるといいなぁ~。


今まで数冊読んできた著者の作品とはちがって明るくコミカルな物語でした!
一応、ミステリ-の要素もありますが。
こういう作品もいいな。


★★★
 
41e0zSE7ivL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年6月


目指すのはゴールじゃない。そのもっと先にある、何かを掴みたいんだ----。

他人の勝利のために犠牲になる喜びも、常に追われる勝者の絶望も、きっと誰にも理解できない。ペダルをこぎ続ける、俺たち(ロードレーサー)以外には----『サクリファイス』『エデン』に秘められた過去と未来が今明かされる。スピードの果てに、彼らは何を失い何を得るのか。日本・フランス・ポルトガルを走り抜ける、待望のシリーズ最新刊!


                                           (新潮社HPより)

先に読んだ「サクリファイス」、「エデン」に続くシリ-ズ3作目の本書。

サクリファイスより以前の話もあれば、エデン以降のことを描いたものもあり、前2作品の番外編的なかんじでした。
主人公も章ごとに変えて、6つの話で構成されていました。

自転車のロ-ドレ-スには無知なわたしですが、読んでいると、団体競技であり、チ-ムのなかにエ-ス(ゴ-ルを目指すもの)とアシスト(エ-スをゴ-ルさせるために自己を犠牲にしてチ-ムの勝利に尽くすもの)があり、それぞれの役には、それぞれの計算があり、なかなか奥が深い競技なんだと思いました。

チ-ム内ではエ-ス争いあり、他者とわかりあうことが苦手な選手には、誤解が生じチ-ム内がギクシャクしたり・・・・
いろいろな人間ドラマもあって面白かった。

「サクリファイス」「エデン」で登場の白石がらみの話も良かったけど、3話~5話の日本国内のチ-ム・オッジで活躍が期待される新人・石尾の話が面白かった。
他者と関わり事が嫌いな石尾の面倒を見る先輩・赤城とのやりとり、最後には良い人間関係が結ばれた時には嬉しかった!



第一線で活躍するアスリ-トゆえの苦悩などもあり、輝かしい結果を残せる選手は一握りなのに、そこに向かって日々、練習している人たちって凄いな。
なんて思った。


このシリ-ズはどこまでも続けられそうだけど、これで最後かなぁ~?


★★★★

 
 
41vtLRgz0jL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2010年3月


あの『サクリファイス』の続編、遂に登場。今度の舞台は、ツール・ド・フランス!

あれから三年----。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。だが、すぐさま彼は、チームの存亡を掛けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を見る。そしてまた惨劇が……。大藪賞受賞、本屋大賞2位に輝いた傑作の続編が、新たな感動と共に満を持して刊行

                                            (新潮社HPより)


前作の「サクリファイス」も読み出したら止まらない面白さでしたが、こちらも良かった!
フランスに本拠地を構えるプロチ-ムに所属。
殆どがフランス人の選手のなかで、仲良くなったフィンランド人のミッコ。
ミッコがチ-ムのエ-ス。
白石誓(相性:チカ)は、ツ-ル・ド・フランスの舞台でもミッコをアシストするために奮闘する。

が・・・そこにはプロ選手としてのいろいろなしがらみもあり、悩むチカ。
チ-ムがスポンサ-撤退により解散を免れない状況に置かれ、チ-ムの勝利を優先するか?
今後のプロとしてこの世界に存在することを優先するか?

違うチ-ムの若手有力選手・ニコラはフランス人。
自身のチ-ムミッコのアシストをするのが当然と簡単には言い切れない状況。

チカの出した結論には、感動!
そうでなきゃ!

謙虚でありながら、自分の仕事はきっちりこなすチカの姿は清清しい。

そして、またまた起きた事故。
過酷なレ-スには不可欠なものなのか?

ハラハラドキドキ。
今まで未知のスポ-ツだったサイクルロ-ドレ-スを思い切り堪能してました!!


続きの作品が既に発売されているので、それもまた読みたいと思います!!

★★★★
 
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