発行年月:2024年3月
離婚して一年。幸彦は一念発起して、ある「学校」に通い始める。
そこには様々な事情を抱える生徒たちが通っていた――。
忙しすぎて“生活”が後回しになっている、大人たちへの応援歌!
(中央公論新社HPより)
妹の勧めで通い始めた山之上家事学校(男性のみ)で、色々な家事を学び
今までの自分の行動や考え方を反省し、変化していく姿は
応援したくなるものだった。
離婚した妻と娘(もうすぐ小学生)が実家のある大阪にいるので転勤願いで
大阪の支社に願い出て移動。
新聞記者の政治部から新聞の家庭面担当に。
家事学校では宿泊しながら授業を受けることも可能。
転勤に伴い、2週間のリフレッシュ休暇を使って家事学校へ泊りながら
通う仲上幸彦(43歳)。
途中、元妻がコロナ感染し、娘の理央を預かることを申し出て
5日間預かる。
それで結構、元妻・鈴菜の気持ちも軟化したかんじ。
感染は嫌なことだけれど、この場合はいいキッカケだったと思う。
家事に対する考え方は、大抵、ここに登場する男性たちの通りでしょう。
男性がやれば「協力的」だと褒められるのに、女性が少し手を抜けば叩かれる。
共働きの夫婦なら、こんな考え方では、もう女性はやってられないって
なって当然。
以前の女性は、そういうことをずっと仕方ないと我慢してきたけれど・・・・
これは男性全員が読むべきだと思うなぁ~。
★★★★
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発行年月:2022年2月
シャルロットは七歳の雌のジャーマンシェパード。お利口だけれど、普段はのんきな元警察犬。彼女と一緒にいると、いろんな事件に遭遇する。向かいの家には隠されたもう一人がいる? 偶然関わることとなったドッグスクールの不穏な噂とは? それでも、シャルロットと出会えて本当に良かった。
(光文社HPより)
前作「シャルロットの憂鬱」の続編。
読み始めて・・ああこんな話前にも読んだなぁ~と気づきました(^^ゞ
元警察犬のシャルロットを中心に起きる日常のちょっとした謎を解いていく話は
深刻過ぎずに楽しめる。
シャルロットの飼い主夫婦・浩輔と真澄のかんじも好き。
殆どの話は、深刻じゃないれど
<天使で悪魔とシャルロット>のお話は、ちょっと考えさせられる内容でも
あったかな?
浩輔が職場の同僚の妹・夏都の家で飼っていた生後三か月の仔犬を
預かってくる。
もう飼えなくなったので新しい飼い主が見つかるまで預かることになったとか。
その飼えなくなった理由が、なるほど・・・というもの。
夏都は、夫と二人の息子と住んでいるのだけど、夏都さんの扱いが雑過ぎる。
旦那が一番、ダメダメ。
夏都さんの誕生日にケーキを4つ買って来てくれたのは良いけれど
夏都さんが食べる前に皆が食べ、男の子二人が夏都さんの分まで食べていたと。
「ママのだから一口くらい残してあげて」と言った??
犬を飼うことも男性陣3人が飼いたいといい多数決で決まったこととか。
お世話をするのは夏都さんになることが判り切っているのに・・・・
と呆れるばかりで、腹が立ってきた!
この後、この家族はどうなったのやら?
このシリーズは、まだ続くかな?
次回の話のなかで、夏都さんのその後が知れるといいな。
★★★
発行年月:2021年8月
地球の裏側で遭遇する“日常の謎”
未知の世界へ一歩踏み出す勇気がわいてくる物語
念願かなって、海外旅行の添乗員になった遥。
アイスランドを皮切りに、スロベニア、パリ、西安で、
ツアー参加客それぞれの特別な瞬間に寄り添い、ときに悩みながらも旅を続ける
(実業之日本社HPより)
排外旅行添乗員の堀田 遥。
はじめての海外旅行添乗員の話はアイスランド。
添乗員になるキッカケになった女性・宮城さんと偶然、会い
ピンチを手助けして貰う。
アクシデントに遇った時、一人で判断して対処しなきゃならないのは
ホント、大変だろうな。
それが海外でなんて、考えただけで自分には絶対無理な仕事だなぁ~と思う。
会話がまず、出来ないし・・・(^^ゞ
その後の旅でも、色々起きる。
誰のせいでもないのに起きてしまったことに、対しては不満のはけ口に
なっちゃうし・・・(;O;)
北京旅行のときの70代の男性・角田には、腹が立った!(怒)。
わたしがその場にいたら、一言言ってやりたい!!
「添乗員さんのせいではないですよ!」って。
周りの空気も悪くしちゃう、こういう人ってホント最低だ。
最後は、少し反省の言葉(?)も言っていたけれど・・・。
最後の話は、コロナ禍の今を反映している。
旅行関係のお仕事も大打撃だったでしょうね~。
世の中が、コロナ禍から少しずつ、元に戻っていけるように
予防対策を続けなきゃいけないな。
★★★
(実業之日本社HPより)
排外旅行添乗員の堀田 遥。
はじめての海外旅行添乗員の話はアイスランド。
添乗員になるキッカケになった女性・宮城さんと偶然、会い
ピンチを手助けして貰う。
アクシデントに遇った時、一人で判断して対処しなきゃならないのは
ホント、大変だろうな。
それが海外でなんて、考えただけで自分には絶対無理な仕事だなぁ~と思う。
会話がまず、出来ないし・・・(^^ゞ
その後の旅でも、色々起きる。
誰のせいでもないのに起きてしまったことに、対しては不満のはけ口に
なっちゃうし・・・(;O;)
北京旅行のときの70代の男性・角田には、腹が立った!(怒)。
わたしがその場にいたら、一言言ってやりたい!!
「添乗員さんのせいではないですよ!」って。
周りの空気も悪くしちゃう、こういう人ってホント最低だ。
最後は、少し反省の言葉(?)も言っていたけれど・・・。
最後の話は、コロナ禍の今を反映している。
旅行関係のお仕事も大打撃だったでしょうね~。
世の中が、コロナ禍から少しずつ、元に戻っていけるように
予防対策を続けなきゃいけないな。
★★★
発行年月:2020年6月
二人の小説家と一人の秘書、三人の女が織りなす、ひりつく心理サスペンス。
才能、容姿、愛情……
持たざる何かを追い求め、わたしは「わたし」を見失うーー
この嘘は誰かを不幸にしていますか?
小説家の織部妙は順調にキャリアを積む一方、どこか退屈さも感じていた。
そんなある日、“美人作家”として話題の新人、橋本さなぎの処女作に衝撃を受ける。
しかし、文学賞のパーティで対面した橋本の完璧すぎる受け答えに、なぜか幻滅してしまう。
織部の興味を惹いたのは、橋本の秘書である初芝祐という女性だった。
初芝への気持ちを持て余す織部は、やがて「橋本さなぎ」の存在に違和感を抱くようになる。
その小さな疑惑は開けてはならない、女同士の満たされぬ欲望の渦への入り口だった……。
「第13回エキナカ書店大賞」受賞作家の最新作。
(祥伝社HPより)
3人の女性たち。
・織部妙(35歳)・・・小説家。美人だが、容姿について語られるのは嫌。レズビアン。
・速水咲子(30代半ば?)・・・作家・橋本さなぎのアバターの役割。
・初芝祐(25歳)・・・作家・橋本さなぎとして作家活動をしている。表向きの顔は
咲子に任せて。
妙は、初対面の時に、橋本さなぎの秘書として紹介された初芝に惹かれる。
白い肌、あかちゃんみたいなぷっくりした頬などに欲情していると自ら気づく。
が、初芝とは、深い関係にはならない。
よき相談相手として、相談に乗ったり、一緒にクラッシックコンサートに出かけたりは
するが・・・。
そして、咲子との関係も知る。
自分の力で作家として、やっていくと決めた初芝は、北海道に拠点を移す。
一方の咲子は、ホステスとして夜の街で働き始める。
作家・橋本さなぎは消滅。
好きでもない咲子がスーツケースに入った荷物を預かって欲しいと妙のもとに
持ってきたことから、妙の部屋に度々、出入りすることになり
二人の関係は深いものに。
お互い好きでもないのに・・・
このあたりがよくわからない。
初芝の作品が認められたラストは、良かったけれど。
そんなに面白い話でもなかったかな?
もっとドロドロした愛憎劇が展開されるかと思っていたので・・・(^^ゞ
★★★
(祥伝社HPより)
3人の女性たち。
・織部妙(35歳)・・・小説家。美人だが、容姿について語られるのは嫌。レズビアン。
・速水咲子(30代半ば?)・・・作家・橋本さなぎのアバターの役割。
・初芝祐(25歳)・・・作家・橋本さなぎとして作家活動をしている。表向きの顔は
咲子に任せて。
妙は、初対面の時に、橋本さなぎの秘書として紹介された初芝に惹かれる。
白い肌、あかちゃんみたいなぷっくりした頬などに欲情していると自ら気づく。
が、初芝とは、深い関係にはならない。
よき相談相手として、相談に乗ったり、一緒にクラッシックコンサートに出かけたりは
するが・・・。
そして、咲子との関係も知る。
自分の力で作家として、やっていくと決めた初芝は、北海道に拠点を移す。
一方の咲子は、ホステスとして夜の街で働き始める。
作家・橋本さなぎは消滅。
好きでもない咲子がスーツケースに入った荷物を預かって欲しいと妙のもとに
持ってきたことから、妙の部屋に度々、出入りすることになり
二人の関係は深いものに。
お互い好きでもないのに・・・
このあたりがよくわからない。
初芝の作品が認められたラストは、良かったけれど。
そんなに面白い話でもなかったかな?
もっとドロドロした愛憎劇が展開されるかと思っていたので・・・(^^ゞ
★★★
発行年月:2020年1月
岩居久澄、二十七歳。無職。実家暮らし。今のところ生活に不満はない。
不満はないけど、不安はある。私の将来どうなるんだろう……。
そんな久澄に奇妙なバイトが舞い込んだ。
祖母の代わりに芝居を見に行き、感想を伝える。
ただそれだけで一回五千円もらえるという。
二つ返事で了承した久澄は、初めての経験に戸惑いながら徐々に芝居の世界にのめり込んでいく。とても楽しい。
けど、久澄には疑問があった。
なぜ劇場で毎回あの老紳士に会うんだろう?
(徳間書店HPより)
祖母の代わりに歌舞伎、オペラ、観劇と見に行くことになった久澄。
最初は、歌舞伎座。
そこで隣に座った紳士と会話。
不可解に思ったことを一緒に解決して親近感を覚え、その後も訪れる劇場で再会。
紳士の名前は堀口。演劇を批評する仕事をしているという。
色々な劇場で遭遇するちょっとした事件の顛末も興味深く、歌舞伎やオペラの
大まかな内容も興味深く、機会があれば見てみたいと思わせる。
ずっと気になっていた、紳士の正体。
祖母のしのぶのやはり知り合いだったんだ~。
無職だった、主人公が無職になった経緯は、なんとも腹立つ!
何も悪くない人が、嫌なやつのせいで精神的に傷を負って職まで失うことを
選択しなきゃならなくなるなんて!
でも、新しい環境に踏み出したらしいことがエピローグでわかってホッとした。
ラストの祖母と紳士の再会の場面で終わるのもいい!
歌舞伎、すぐ見に行ける土地に住んでいる人が羨ましいなぁ~。
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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