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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2021年7月


話題騒然!!
YouTubeでなんと1000万回以上再生!
あの「【不動産ミステリー】変な家」には
さらなる続きがあった!!
謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋----
間取りの謎をたどった先に見た、
「事実」とは!?
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、
間取り図に「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が
存在すると言う。
間取りの謎をたどった先に見たものとは......。
不可解な間取りの真相は!? 
突如消えた「元住人」は一体何者!? 
本書で全ての謎が解き明かされる!

                   (飛鳥新社HPより)



なるほどね・・・動画配信されてからの書籍化だったんだ~。
確かにこれは、映像化したら、ホラーだな。
かなり気味の悪い、大嫌いな部類のホラー話だった・・・(^^ゞ


結局は、ある一族に纏わる忌まわしい呪いの話で、それを払うために
行われなければならない儀式の準備のために作られた家ということ。


いやはや、こんな遺伝は偶然にしてもちょっと・・・苦笑。
そのために殺人を犯してまで行われる儀式も・・・はぁ~??


家の間取りを中心にしたもっと違った話を期待していたんだけど
安っぽいオカルト話に絡むには興ざめだったな~。


アッという間に読めたから、まあ、こういうのも今、話題なんだなぁ~と
知れたのは良かったけど。


                          ★★☆
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発行年月:2021年11月


文芸 同志少女よ、敵を撃て
【2022年本屋大賞受賞!】
キノベス! 2022 第1位、2022年本屋大賞ノミネート、第166回直木賞候補作、第9回高校生直木賞候補作
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌で続々紹介!
史上初、選考委員全員が5点満点をつけた、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?

                    (早川書房HPより)



一気に読ませる筆力には驚いた!
凄い、作家デビュー作だなぁ~。


ロシアのウクライナ侵攻を毎日、ニュースで見ている時期なので
この物語では、共にドイツという敵に戦った仲間同士だったのに・・・と
凄く複雑な気持ちになってしまう。


物語の主人公・セラフィマは、住んでいた村に突然、ドイツ軍が侵攻してきて
全ても焼き尽くされ、そこに入ってきた赤軍がドイツ軍撃ち追い払った。
その赤軍の女性リーダー・イリーナの勧めで女性狙撃兵になっていく。

訓練校で親しくなっていく仲間。
最初は衝突もありながら、次第に絆を深める仲間が出来ていくのは
心強いことだったと思う。

が・・・戦地では、その仲間が犠牲になっていく。

仲間を守るため、国のため、色々な思いでドイツ兵たちを殺していく。

ふとセラフィマが漏らした言葉が印象的。
自分は人殺しを楽しんでいる?
自己嫌悪に陥るセラフィマの姿が切ない。

村での幼馴染の少年・ミハイルは隊を率いていた。
ドイツ人の捕虜となった女性を喝采のなかで犯そうとしている場面に
出くわす。
心優しかったミハイルなのに・・・



誰もが戦地で変わってしまう。
敵を撃てと訓練を受けながら、敵とはなんだ?と考えてしまう。


物語の終盤に出てくる
「戦争は女の顔をしていない」 べラルーシのノーベル文学賞受賞作家の
本も気になる。


エピローグで、セラフィマは故郷の村で暮らしている様子で、少しホッとした。


今後の作品も期待大の作家さん。


                     ★★★★★


発行年月:2012年3月


K病院・内科病棟の十号室。謎の血尿で入院中、しかしそれ以外に取り立てて不健康なところのない木戸俊二は、同じようにヒマを持て余している内科病棟の患者たちと、他愛も無い世間話をして過ごしていた。そんな彼らの専らの話題と言えば、いまはもう廃止された“付添婦”の<秋田さん(本名不明)>のこと……。生と死が通り過ぎていく場所の、刹那的な日常を軽妙に綴った表題作ほか、幻の傑作「ボギー、愛しているか」を併録。
生と死が通り過ぎる場所での、刹那的な情景がじわりと泌み入る物語
「心って、冷えるときに、まわりのものも一緒に吸い込むんだ。悲しいことのほうが、よくしみるでしょうに――」(by秋田さん)
K病院・内科病棟。日常というレールから外れ、暇を持て余す入院患者たち。そんな彼らのもっぱらの話題と言えば、ちょっぴり謎めいた熟女、今はもうない<付添婦>の秋田さんのこと……。
K病院のある病室に出入りする、健康的でどこか色っぽい熟女、<付添婦>の秋田さん(仮名)。謎の血尿で入院中の木戸俊二は、同室の仲間と、そんな彼女を巡る他愛もない噂話をするのが唯一の娯楽。しかし、実は俊二には、秋田さんとのとあるエピソードが、行き場をなくした記憶としてさまよっていたのだった――。そんな折、俊二は秋田さんから意外な用件を頼まれることになって……。
表題作ほか、旧友の遺した金で哀しみを買う旅に出る『ボギー、愛しているか』併録


                     (講談社より)


表題作も面白かったけれど、もう1つの
「ボギー愛しているか」の方が良かった。

小説家で離婚歴2回の加藤と、妻の不倫を知り、そのことに凄い憤りを覚えるわけでも
なく、なんとなく家に帰りたくなくなった飯島が
19歳で溺死した保木(通称・ボギー)が溺死したW島に行く話。


旅の途中で飯島が妻との関係を修復しようかと試みる方法が可笑しい。
妻のブログに仮名でコメントし、自分のブログも始めるというもの。
ボギーに成りきって書くブログ。

ボギーは死んでしまったのだけど、そこに至るまでの行動がなんとも哀しい。
実際、どんな人だったんだろう。


表題作の方は、病院内の日常を描いていて、病院に勤務していたことある
わたしには、患者心理みたいなものを覗けて面白かった。
人が亡くなったりすることが日常の職場だけれど、そんななかに患者として
いる人の心理ってあんまり深く考えたことがなかった。
付添婦さん、確かにいたいた。
大体は結構、年配の女の人だったけれど、秋田さんみたいな雰囲気の人
居たなぁ~なんてちょっと懐かしく思い出したりした。

霊安室に入ってみたいという木戸の心理はよく解らなかったけれど・・・

2つの話のどの男の人も、なんかしょーもないな。


特に感動する話じゃないけれど、この著者の本は、おもしろい。


                      ★★★





発行年月:2006年8月


第135回芥川賞受賞作!
暑い夏の一日。僕は30歳を目前に離婚しようとしていた。現代の若者を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を軽やかに描く
担当編集者より
アルバイトで、自動販売機に清涼飲料水補充のトラック配送をする主人公の敦。8月最後の暑い日、女性ドライバーの水城さんに敦の離婚に至る経緯を尋ねられて……。夢と仕事と生活に追われ、真剣であればあるほど2人の心がねじれていった結婚生活。何かを思う気持ちを「捨てる」こと。その重さが熱く切なく、また、水城さんと敦の軽妙なやりとりの中にある信頼関係が心地良く胸に響きます。芥川賞受賞の表題作と、受賞翌日から著者が取り掛かった渾身の第1作も併録します。

                  (文藝春秋HPより)


表題作の「八月の路上に捨てる」は
離婚をする男・敦の話。
大学で知り合って結婚して4年。
脚本家になることを夢見ていたが、今は自販機の清涼飲料水をトラックで補充して
廻るバイト。
一緒に働く先輩で正社員の水城さん(女性)は離婚歴あり。
水城さんに結婚生活のあれこれや、離婚に至るまでの自分の気持ちを
話しながら仕事をしいている。

結婚を持続させるか離婚するか?
なるほどね・・・
こういう関係になると確かに一緒にいることが苦しくなるかもね。
子どもでもいればまた違った方向に行ったかもしれないけど・・・・
心理描写が巧みで面白かった!
芥川賞って難解なのあるけど、これは読みやすかった!


もう1つの「貝からみる風景」は
同棲している淳一の話。
恋人の鮎子と夕方、スーパーで合流するのだが、その待ち時間にお客様の声
のコーナーで客の相談(要望)とお店側の回答を読むのが楽しみという。
気にしたことないけど、なるほど、面白いかも。

ふるさとの金沢で一人暮らしの父親とFAXでやり取りしているというのも
面白い。

たわいもない日常の様子がいい。
こちらの男女はまだ暫く良い関係が続きそう。



男性目線の話、面白いな。


ちょっと調べたら、角田光代さんの元夫らしい。
今は離婚してお互いに再婚しているそうだけど。
へ~と思った。

でも、この人の文章好き。
ほかの作品も読んでみたい!


                        ★★★★





発行年月:2021年4月


最終話に仕掛けられた一話目への伏線。
気付いた瞬間、心を揺さぶる、鳥肌モノの衝撃が襲う!!
読売新聞、日経新聞、本の雑誌……各紙書評で絶賛の声続々!
「驚きの完成度!」――瀧井朝世さん(『スモールワールズ』公式HP書評より) 
「BL界の鬼才恐るべし」――北上次郎さん(日本経済新聞 5月6日書評より)
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。

                       (講談社HPより)


6つの短編。
どれも楽しめる。
覚書として記すので、ネタバレあり。


<ネオンテトラ>
広告代理店に勤める夫と暮らしている美和。
流産を繰り返し妊活中だが、夫は浮気?
ふとしたことから中学生の姪・有紗の同級生という蓮沼笙一とコンビニで
たびたび夜、会うことに。
両親と良い関係にない笙一を気に掛けるが・・・
姪は笙一の子を妊娠。
その子どもを自分の子どもとして育てる美和。夫も承知で。


最初から随分、凄い話だな。ちょっと怖いな・・・と思う。
飼っているネオンテトラの繁殖に例えるのは巧いなぁ~。



<魔王の帰還>
夫と別れたと姉の真央が実家に戻ってきた。
身長188cmで態度も大きい姉だから、か細く弱弱しい夫とは元から
合わないと思ってた弟の鉄二。
しかし、真相は、真央の夫・勇が難病にかかっていることを知り
真央に別れを切り出したのだと知る。


真央=魔王・・・最高にカッコいい!!



<ピクニック>
希和子は、単身赴任中の夫の元へ孫の未希〈生後10か月)を預かるからと
娘の瑛里子を送り出す。
が、その間に未希は亡くなってしまう。
気づいたときには息をしていなかったと。
病院からの通報で駆け付けた警察官は、虐待の疑いがあるという。
希和子は逮捕されてしまう。
信じられない瑛里子は、母が虐待をするはずがないのだと主張し続け
やがて釈放。同時に瑛里子は妊娠していることが判る。



一見、不幸なことはあったけど、まあ良かったかな?と思いかけたけれど
えぇ~!!そういうことだったのか?
瑛里子には妹がいた。生後6か月のとき、急性心不全で亡くなっているが
心因は瑛里子が妹を抱きかかえ落としてしまい、その上に瑛里子自身が
乗ってしまったためと・・・・ギャ~なんてこと!?
希和子自身はそのショックで精神的に参り、後々、トラウマに
それが今回の未希の死に関係してくるとは・・・(◎_◎;)
平和そうな冒頭の場面から真逆の話。



<花うた>
兄を殺された新堂深雪とその兄を殺した向井秋生の往復書簡の形式で
進む。

最初は、憎しみをぶつける深雪だが、秋生の返事を読むうちに
その境遇やら考え方に理解をし始める。
ある日、秋生は刑務所内で転倒し、記憶の一部が飛んでしまう。
収監されている者のなかに秋生のことを恨んでいる者がいてその者が
秋生を故意に転倒させた。
10年後、出所した秋生を引き受けることに決めた深雪。


こういう関係は実際にあるのかな?
罪は憎むけれど、その人のことを知ると人としては憎めないってこと?
なんとなくわかるような気もするけど、こんな風に生きることに
なるなんて、ちょっと切ないな。


<愛を適量>
高校教師をしている慎悟の元に見知らぬ男性が。
なんと12歳の時に別れた娘だという。
27歳になった娘・佳澄は、トランスジェアンダーで男性に!
タイで手術を受けるので、その準備期間は、居候させてほしいという。

これは、ちょっと面白かった。
手術費用500万を父親から奪ってタイへ向かう。
でも、きっと帰国後は父親の元にきて、報告するんじゃないかな?
娘の今後のためと思えば500万は諦められるでしょう。


<式日>
後輩から父親が亡くなったから式に参列してほしいと連絡を貰う俺。
俺は定時制の高校に通っていたが、ある日、教室に「試験前なのに辞書を忘れて
しまって・・・」と来たのが後輩。
大変だなとメモを渡し、持っていた豆菓子の小袋を1つ渡すと
机のなかに翌日、紙切れのメモで「おいしかったです・・・・」と返事が。
その後、連絡先を交換し親しくなった関係。
後輩の父親は飛び降り自殺。中学3年の時両親は離婚して母と姉とは
それ以来、会っていないという。
後輩の元にも会いに来たことがあったがドアを閉めたきり警察を呼んで
父親を拒否したのだと。



え~と、この後輩は第一話<ネオンテトラ>の笙一ってことかな?
そうかぁ~。両親が離婚して、父親と二人。
高校2年で中退したということは、その後も結構、苦労したんだろうな。
付き合っていた有紗との関係は絶ったままだったのか?
子どもには会えてないんだな。
バイク事故で死んじゃったと有紗が一話で言っていたけど、父親の葬儀後
そんなに経たずにかな?
衝動買いでネオンテトラは買ったのかな?

いろいろ、考えちゃう。



色々な人生あるな・・・という短編集。
初めて読んだ作家さんだけど、他のも読みたくなる。



                      ★★★


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★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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