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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:1984年7月


 木の下に置いてあったゲーム「ジュマンジ」は、ピーターとジュディの持っているたくさんのゲームによく似ていた。でも二人は退屈していたので、試しにそのゲームをやってみることにする。さいころを振り、コマを進めたら、動物たちが目の前に現れ、家の中がジャングルになることなど夢にも思わずに……。

                     (ほるぷ出版HPより)



映画化された「ジュマンジ」の原作は、絵本だったんですね~。
知らなかったぁ~。
とは言え、映画もまだ見ていないので、詳しい話は知らず
絵本を先にみて・・・これが映画になったら、絶対面白いだろうな~と
思った。


拾ったゲーム版で遊ぶピーターとジュディの姉弟。

怖い物見たさの好奇心がとんでもない経験をすることに・・・

最後、二人が捨てたゲームを、また別の子ども達が持ち去るというラストも
いいですね~^m^


これ、映画版では続きがあるので、絵本でも続きがありますね。
それも見てみたいな。


                          ★★★★★
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発行年月:2014年4月


 青のない国で静かに暮らす男。人と話すより花と話す方が好きだ。
ある日、山で見たこともない植物を見つけて、評判になる。
ところが…。男が最後にとった行動とは?

                 (小さい書房HPより)




ラジオで、女性ひとりで出版社を経営しているという小さい書房さんの存在を

知りました。
大人の楽しめる絵本を作る出版社だそうで、大いに興味を持ちました。

大人の絵本なので、文章多い絵本でした。

青のない国である日、「それは青い花だ!」と自分が育てた花が評判になり
最初は見たいと訪ねて来るひとに見て貰っていたのに、もっと大勢に見せて
商売にするべきだと言うひとが現れてから事態は変わってしまう。

利用された男だったけれど、最後は肝心なことに気づく。


絵もシンプルで、青と黒と白しか使われていない。
哲学的な絵本でした。

自分が信じているものは、大事にするべき。
人にそれを共有して貰えなくても。

なんてことを、わたしは感じました。
ま、読んだ人が何かを感じられるお話です。

小さい書房さんの絵本、他のも見てみたい!


                        ★★★★



発行年月:2008年4月

「戦争童話集」として、野坂昭如が綴る平和への願い。この物語に、アニメーション美術監督、挿絵家・男鹿和雄が新たな息吹をもたらす。書き下ろし30点以上のカラーイラストを掲載。また全編を完全英訳した英語版もあわせて収録。

                (徳間書店/発行)



沖縄戦のなかを生きたウミガメと一人の少年の物語。
絵が素晴らしい。
けれど、物語は、戦争の悲惨さを伝えていて、いろいろと考えさせられる。

ウミガメ目線と少年目線。
ウミガメはいつも通り、陸に上がって産卵する。
周りの様子が少し違うな・・・とは思いながら

そして、ガマの中で身を潜めている少年は、そんなウミガメの様子を
眺めている。

産卵を終えたウミガメは海に戻って行く。
そして少年は、ウミガメの卵を守るため、安全な自分の居るガマに袋に入れて
運ぶ。
けれど・・・・守るために運んだ卵を1つ割ってしまい、それを食す。
そして次々と卵を食べる。
そこに罪悪感は一切なく。

少年の行動を責める気にはなれない。
むしろ少しでも空腹が満たされたのなら、良かったとも感じた。

でもそんな少年の変化が戦争によってもたらされたことが何とも切なくなる。

今の平和がこの先ずっと続きますように・・・・と願わずにいられなくなる。


英訳文も載って居る。
イラストも違う物。
色々な国の人が読んでくれたらいいな。


                        ★★★★★



発行年月:1965年12月

静かな田舎に,ちいさいおうちがたっていました.
まわりに工場がたち,にぎやかな町になるにつれて,
ちいさいおうちは,白いヒナギクの花が咲く田舎の景色を
なつかしく思うのでした.
美しい名作絵本. 

                   (岩波書店HPより)



たぶん、小学生のとき、読んだ以来。
中島京子さんの「小さいおうち」を読んで、映画を見て
そういえば・・・絵本があったなぁ~と思って居たところに主人が
図書館から借りて来たのをわたしも懐かしい思いで再読しました。

ああ、こんな深い話だったんだぁ~。

小さい頃は、ただこの表紙絵が可愛くて何度か開いて絵を中心に見ていた記憶。

ちいさいおうちが、段々と窮屈な環境のなかに居るのが可哀想になります。
が・・・最後は、またのびのびと自然のなかに居られるようになって
本当に良かった♪

人も同じかもね~。
都会に若い時は憧れるけれど、やっぱり自然がないところは窮屈。


やはり絵も素晴らしい!!
大人になってみても、何度もじっくり見たくなる絵です!

この著者の他の絵本も今度、借りてみよう!


                        ★★★★★



発行年月:2013年11月


 3.11の直後、東北に石油や灯油を届けるために、ディーゼル機関車が活躍したのをご存知ですか? 全国から集められたディーゼル機関車たちが、新潟から福島の郡山へと走ったのです。最初に出発したのが、デーデです。途中、雪でスリップし、立ち往生してしまいます。なんとか郡山に着いたときには、予定の時刻を、3時間過ぎていました。それでも、みんな待っていてくれ、とても喜んでくれました。
実話が元になった絵本です。

2011,3.11、東日本大震災で、東北本線、東北新幹線、東北自動車道ともに不通となり、東北への輸送が絶たれました。その時、中越地震を経験していた新潟のJR貨物の方たちを中心に、燃料を届ける取り組みが始まります。電気の通っていない磐越西線を使うため、全国からディーゼル機関車が集められます。また、燃料は横浜の根岸から新潟の貨物ターミナルに運ばれます。運転士さんも急遽ディーゼルを動かす研修をして、震災から2週間、3月26日にディーゼル機関車が10両のタンクをひいて出発したのです

                   (童心社HPより)



こんな風に頑張ったディーゼル機関車と、それに関わった人たちの奮闘ぶりに
胸が熱くなりました。
知らなかったなぁ~。

絵も素晴らしいです!
雪のなかを燃料を運ぶためにひたすら走り続ける機関車の雄姿が眩しい。

災害時、こんな風にいろいろな頑張りがあったんでしょうね。


                           ★★★★★

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