クイズ「さがし物チャンピオン」に出場しませんか?
最新ゲ-ムの画面から飛びだした奇妙な招待状。
とまどうパトリックを待っていたのは・・・・・?
(本の表紙裏の解説文より)
児童文学の世界では有名な作家さんですね。
過去作品もいくつか読んでいます。
次女も夢中になった「デルトラ・クエスト」の著者でもあります。
不思議な世界の話を書くことが多いですが、これもまた不思議な世界に入ってしまう男の子の話。
コンピュ-タ-ゲ-ムをお店のパソコンでする事を、日課のようにしている男の子が突然、謎のクイズの招待状を受けて・・・新しいパソコンのゲ-ムのスタ-トかな?と思っていると・・・
「土曜日8チャンネルで会いましょう」と。
8チャンネル?そんなチャンネルで番組は放送されていないし???と不思議に思いつつ、約束通り、指定された時間にテレビの前に向かうと・・・・・
こちらの世界とテレビを通じた別の世界を行き来してのお話。
テレビのクイズ番組に参加することになり、三人の探し物をこちらの世界に戻って探しながら進む物語。
ワクワクしたり、ちょっとホロリとしたり。
訳者のあとがきにもありましたが、わたしも時々、「あれ?ここに置いたはずなのに?」と見つからない物ってあるのですが、ひょっとして、物語の中のような事、本当にあるのかも!?
なんて考えたらちょっと楽しいな~なんて思いました。
ササッと読めて、とても楽しかった!
大好きな作家さんです!
「ふしぎな国のレイチェル」と同様、エミリ-・ロッダさんの本に絵を描かれている杉田比呂子さん。
この方の絵も大好き!
発行年月:2008年10月
パリに暮らす一人のおばあさん。
ユダヤ人のおばあさんが、過ぎ去った昔を思い出しながら現在の日常を静かに語る。
フランスで20年以上読み継がれている絵本を、長くパリで暮らしている女優の岸恵子さんが初めて翻訳。
大人のための上品な絵本。
表紙の絵は、少し暗い色調ですが、中の絵は可愛らしいです。
ユダヤ人の歴史をあまり知らないので、この主人公のおばあさんが若い頃、どれだけの苦労をしたのか想像するのは、難しいのですが、大変な想いをきっと沢山したことでしょう。
しかし、その悲惨だった頃に対して、誰かを恨むとか全くなく、老いて若い頃のようにいかない事も多いけど、それについても一切の愚痴を言わない。
すごく我慢しているのが見えたら、可哀相と思ってしまうのだけど、このおばあさんは、笑顔がとても素敵で幸せそうに見える。
老いるって、今の自分には、ちょっと怖いなという部分もあったけど、これを読んでいたら、なんだか、少し年を取っても別に幸せでなくなるわけではないのだし、明るく日々を過ごせたら、それで十分なんだなぁ~なんて感じました。
本の形もちょっと縦長で面白いです。
柔らかいタッチのイラストがまた本を一層、素敵にしてくれていて、でも、やはり岸さんの訳が素晴らしいからこそ、この本の良さが伝わってくるんでしょう。
最後の岸さんの あとがき の文も素晴らしい!!
女優さんとしてだけでなく、こんな素晴らしい才能もあったのですね。
今まで知らずにいました。
翻訳は過去にもお話があったそうですが、全て断っていたとか。
ただ、この絵本の訳は是非、やりたくて、OKしたのだそう。
岸さんは、他にもエッセイなど書かれているようなので、是非、岸さんの書かれた文章をもっと読んでみたい!と思いました。
この絵本はお薦めです!!
★★★★★
ピピンとトムトムは仲良し。
大好きなテレビ「怪盗ダンダン」が放送される日以外は、学校帰り二人であれこれ楽しいお話をして過ごすのが日課。
ある日、ピピンの住むドレミファ荘の最上階に住む100歳のチェントさんが、ある決まった曜日の夜中になると何やら怪しげな物音が聞こえると聞き、その真相を探ることに・・・。
たかどのさんの新刊、待ってました!!
子供たちが小さい時は、絵本を何度も繰り返して読んであげました。
たかどのさんのイラストがまた可愛らしいので・・・。
今回は違う方の絵ですが、この絵の雰囲気もいいですね~(^^)
物語は、小学生の男の子二人の、ちょっとした推理物?と思ったら、真相がわかったところから、素敵な物語に発展していきました。
夜中の物音の犯人は、全然、怖い人じゃなくて・・・・。
100歳のチェントさんもとてもチャ-ミングだし、登場する人たちが楽しい♪
読んでいて、ワクワク。ニコニコ。
今回も子どもが読んでも、大人が読んでも楽しいお話でした!
うさぎのさとうくんは あるひ うさぎになったんですが
いつもの ように のんびりと くらしています。
むぎわらぼうしの あなを のぞいてみたり
みずうみに うつった つきを かわかしたりしています。
(本表紙裏の文より)
かわいいです(^^)
うさぎのさとうくんの名前は「さとう はねる」くん。
ある日、突然、うさぎになった男の子。
うさぎのさとうくんの日常は、とっても不思議。でもとっても素敵なのです。
森に行って、茂みのなかから月を引っ張り出して、それをふねにして浮かべて乗ったり・・・
森の奥のみずうみに行って、そこに写っている月を引き上げて乾かしてふかふかにして、掛け布団にしたり・・・
ありえないじゃん!なんて言ったらダメですよ~(笑)
こんなこと出来たら楽しいな~なんて思える可愛くて素敵な絵本です。
表紙の可愛さに一目ぼれでしたが、この前に「うさぎのさとうくん」が出ているみたい。
それもぜひ、読んでみよう。
さとうくんがうさぎになった時のおはなしがもしかしたら、あるのかなぁ~?
「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」の作家・新美南吉の
魂からこんこんと溢れ出た詩・厳選126篇
(本の帯文より)
著者解説(本より)・・・1913年、愛知県半田市に生まれる。1932年、東京外国語学校(現・東京外国語大学)に入学。この年、童話雑誌「赤い鳥」に「ごんぎつね」が掲載される。
1936年、東京土産品協会に勤めるも、喀血のため帰郷。
代用教員を経て、安城高等女学校の教諭となる。
1943年、30歳の誕生日を目前にして、結核により逝去。
作品が認められたのは、死後10年以上経ってからである。
「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」は、小学校の国語の教科書にも載っていて、子ども達にも広く知られている童話ですね。
温かくて、ちょっと切ないお話。
新美南吉さんの名前は知っていても、詩集は読んだ記憶がなく、丁度、図書館で見つけて手に取りパラパラと数篇を読んで、じっくり読みたくなり借りてきました。
沢山の詩がありますが、優しい人柄が伝わってくるような詩です。
著者の写真も載っていて、お顔を初めて知りました。
なかなかステキです。
愛知県の出身なんですね。
そして、地元には、記念館もあるそうで、そんなに遠くないので、行ってみたいな~
なんて思いました。
新美南吉記念館のHPは・・・こちら
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;