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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2007年10月


アメリカ中がうっとりした、ターシャの魔法の木(クリスマスツリー)!
クリスマス前の1か月、テューダ家には魔法がいっぱい。
それぞれがプレゼントを手作りしているからーーー。

NHK番組「ターシャからの贈りもの」で紹介されたこの絵本はテューダ家の
クリスマスの魅力が。すべて描かれています。


             (発行/メディアファクトリー)



NHKの番組は好きで不定期の放送を楽しみにしている。
ターシャの描く絵とお話がすき。
絵は細かいところまで丁寧に描かれている。
物語は、子どもたちへの愛が溢れている。

何度も見返したくなる素敵な絵本。


クリスマスの正しい過ごし方ってこういうふうなんだなぁ~と

意外と素朴。
でもとても素敵。

ベッキーのたんじょびも今度、手に取ろう。



                        ★★★★★
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発行年月:2023年1月


ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は多くの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者という侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。現代人の心を揺さぶり勇気づける令和の革命的傑作誕生!
受賞
第169回 直木三十五賞
受賞
第36回 山本周五郎賞


                  (新潮社HPより)




面白かった!

冒頭からあだ討ちの場面。

父のあだ討ちを遂げた菊之助。
その後、菊之助は国に帰り、家督を継ぎ平穏に暮らしているという。

その時の様子を目撃した人々を訪ね回って聞く何者か。
目撃者の話が順番に語られる。


<第一幕 芝居茶屋の場>

芝居小屋・森田座の木戸芸者・一八が語る

<第二幕  稽古場の場>
芝居の殺陣を指南している与三郎が語る

<第三幕 衣装部屋の場>
端役の衣装を整え、自らも端役として舞台に上がる二代目・芳澤ほたるが語る

<第四幕  長屋の場>
小道具を設える久蔵が語る

<第五幕 桝席の場>
戯作者・篠田金治(野々山正二)が語る

<終幕 国元屋敷の場>
仇討ちの様子を聞いて廻った総一郎に菊之助が語る仇討ちの真相


仇討ち・・・これには深い真相があったのだと知る。

菊之助が斬った男・作兵衛は、菊之助の父親の元で働いていた男。
父はある不正に気付き、正そうとしたがご家老やその周りの者たちから
不正を暴こうとするならと脅され自らの命を絶とうとまで悩んでいた。

そんな苦悩も作兵衛は知っていた。


正義を貫こうとする者が理不尽な目に遇うのは、許せない!

ご家老に取り入り、不正に加担していた菊之助の叔父も酷い!


仇討ちを見ていた人たちの話から、終盤、明かされた真相には
「なるほど!」と


最後は、スカッとする終わり方だった。


初読みの作家さんだったけれど、さすがの受賞作!
他の作品も読んでみたくなった。



                     ★★★★★



発行年月:2022年1月


人気絵本作家フィリップ・バンティングが、ちょっと風変りな生態の生き物たちをエスプリを効かせた文章と可愛いイラストで紹介。

               (恒星社厚生閣HPより)



幼稚園児の孫より、大人の方が楽しめた^m^

図鑑って結構、グロテスクな写真が満載で、ちょっと苦手な頁も必ず
あるのだけど、これは、愛嬌のあるイラストなので、実際の写真だったら
ビビるだろうな・・・・というものも可愛らしい。


そして、結構、知らないことも学べて、なかなかいい!
高いんだろうなぁ~と思ったら2200円+税だとか!
図鑑は高いイメージだったけれど、イラストになると安いのか??


・・・以下覚え書き・・・


<クラゲ>
永遠に生きられるクラゲがいる。
不死身のクラゲが生息している環境が悪くなると赤ちゃんにもどることができる。

<キンギョ>
最近の研究では6か月記憶を持ち続けられる。

<フグ>
イルカはフグと遊んで、わざと毒を出させる。
その毒はイルカに幻覚効果をもたらせ、よっぱらった気分にさせてくれる




                   ★★★★★



発行年月:2019年12月

冒険小説『宝島』の著者スティーヴンソンの古典名作詩集。
子ども時代の憧れや夢を詩情豊かに表現したスティーヴンソンの詩と、
それを見事に絵で表現したガーネットの繊細なイラストが魅力的な詩集。
2010年初版の詩集の改訂版です。


                 (瑞雲舎HPより)



イーヴ・ガーネットさんの絵が好きで、探していて、こちらを見つけた。

作者は「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」で有名なR・L・スティーブンソン。

詩も絵もすごく素敵!
これは手元に置いておきたいと思う本だった。

スティーブンソンが、病弱だったとは、知らなかった。
冒険ものを書いているから元気な腕白な幼少期を送った人かと思っていた。

詩のなかにもベッドに入らなきゃという状況で思うこととか
みんなでワイワイ遊んでいる情景より、一人想像して楽しんでいるのかな?と
いう情景が浮かぶものが多かった。

美しい詩のなかに、ちょっと寂しさみたいなものも感じた。

でも、絵がその詩を素敵に見せてくれている。

子どものしぐさがなんとも可愛い♪

もっとイーヴ・ガーネットの絵がみたいんだけど、日本にはあまりないみたいで
残念だな~。




                      ★★★★★



発行年月:2009年5月(1957年3月/第一刷 発行)


ふくろ小路1番地に住む,子だくさんのラッグルスさん一家のにぎやかな物語.長女リリー・ローズがお客さんの洗濯物をちぢませてしまったり,ふたごの男の子ジェームズとジョンが子どもギャングに入ったりと,つぎつぎと事件が起こります.たくましく生きる下町の家族の日常をユーモラスに描いた名作.


                 (岩波少年文庫HPより)


図書館の棚から、懐かしいなぁ~と手に取る。
子どもの頃、手にした記憶あり。

イギリスの田舎町に住む、ラッグスさん一家の物語。

裕福ではないけれど、楽しそうな暮らしぶり。
年に4度の公休日には、家族みんなでお決まりの海岸にお弁当や飲み物などを
持ってお出かけする。
その様子がホント楽しそう。

7人の子どもたちのそれぞれのエピソードも楽しい。
一番したのウィリアムはまだ1歳前だけど、あかちゃんコンクールで優勝。

長女のリリー・ローズは妹や弟の面倒をよくみる小さいお母さん的存在。
その下のケートは賢く奨学金を貰って進学することが決まる。
その下は双子の男の子、ジョンとジョー。冒険大好き。
その下はペグ。ペグの話はあまり出てこなかったかな?

物語のおしまいの話は、皆でロンドンに汽車でいき、おじさんの荷馬車大会を
見学する話。
列車で行くのも大変だけれど、荷馬車大会をみるのも結構、大変そう。



巻末の解説で、この物語の原書は1937年(昭和12年)。
90年近く前ってことですね~。

ラッグスさんは、ごみ収集の仕事をしていて、ごみ箱のなかのお金(41ポンド)
を見つけて警察に届け、落とし主からのお礼が2ポンドっていう箇所があったけれど、
ピンと来なかった。
今のお金の価値だと・・・どのくらいなんだろ?


挿絵が素敵。
イーヴ・ガーネットさんは、画家なんですね。
訳者の石井桃子さんのあとがきで知りました。


ああ、楽しかった。
ガーネットさんの絵本、探してみよう。




                       ★★★★


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