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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2025年2月


『ラブレス』『ホテルローヤル』等、家族の光と闇を描き続ける直木賞作家・桜木紫乃のルーツ!
夢に生き、夢に死ね――
昭和の北海道。
己の城を求め、男は見果てぬ夢を追う。
【著者コメント】
書きながら改めて、生きることは滑稽だと感じました。
滑稽でいいと思うところまで、書けた気がします。
やせ我慢人生を歩いてきたすべての先人に、愛を込めて――人生劇場。
何もかもが赤く染まった鉄鉱の町・室蘭。
四人兄弟の次男に生まれた猛夫は、兄にいじめられ、母には冷たくあしらわれながら日々を過ごしていた。
心のよりどころは食堂と旅館を営む伯母のカツ。やがて猛夫はカツのもとで育てられることになる。
中学卒業後、理容師を目指し札幌に出た猛夫だが、挫折して室蘭に帰る。
常に劣等感を抱えるようになった猛夫は、いつか大きくなって皆を見返してやりたいと思うように。
理容師として独立、ラブホテル経営と、届かぬ夢だけを追い続けた男の行く末は。
自身の父親をモデルに、直木賞作家・桜木紫乃が北の大地で生きる家族の光と闇を描く。
【目次】
一章 鉄の町
二章 修業
三章 別れ
四章 長男
五章 夫婦
六章 闘い
七章 新天地
八章 落城


                   (徳間書店HPより)


新川猛夫の人生。
波乱万丈で面白いけれど、ちょっと、こんな身内がいたら嫌かも・・・(^^ゞ
著者の父親がモデルって、知ってビックリ!

かまぼこ職人の父親・彦太郎と母・タミの次男として生まれる。
その後、父親は魚屋を営み、商売を広げる。
長男の一郎から虐められ、母親はなぜかそんな長男を可愛がる。
猛夫は、旅館と食堂を営む伯母のカツの元で暮らすことになり
自由気ままな生活に。
旅館の下働きのトキや駒子にも可愛がられる。
中学を卒業したら理髪師になるという目標を持ち札幌で奉公。
やがて念願の理容師になって、このまま順風満帆に進むのか?と
思ったら・・・そこからが凄かった。
そこまでは、猛夫を応援しながら読んだのに、同じ理容師の里美と
親しくなり結婚。
里美が妊娠し9か月で死産したことで、二人の関係がギクシャク。
それでもその後、娘が二人生まれるのだけど、お互い相手に対する
気持ちが冷めてしまっている。

理容師の仕事は順調なのに、へんな儲け話に乗ってラブホテル経営を始め
莫大な借金を抱えることに。
そのホテルの名前はホテルローヤル。
あのホテルローヤルは、こういう経緯で出来たんだ~と驚く。

それでもなんとか返済しながらホテル経営を続けるが・・・・
十勝沖地震が起き、ホテルは崩壊。
元々、建設会社も詐欺まがいで、建築材は廃材利用の欠陥だらけの
建物だった。


心労もたたったのか、妻の里美が体調を崩し、病院で高血圧と糖尿病と
診断。投薬が欠かせない身体に。
そして、年が過ぎ・・・里美は認知症。
でも、童女にかえったような里美は、猛夫をイライラさせる言葉も
吐かなくなり、笑顔を見せたりで、夫婦仲は、結婚以来、一番いいかんじ。
なんとも皮肉なことだけど・・・


始終、暗いかんじで読んでいて、胸がざわざわするようなかんじの物語だったな~。
それでも、一気読みしちゃうのは、桜木さんの筆の力だな。




                    ★★★




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